映画鑑賞会「世界で一番悲しいオーデション」

映画

はじめに

皆さんは目標や夢を達成させるためや、自分を成長させるため、現状を変えるために努力をした経験はありますか?

社会に出た今、これから先の自分の人生をより豊かにしたい、幸せな人生を送りたい、と誰もが一度は考えることだと思います。

一方で、夢、目標、成長、現状を変えることはどれも口にすることは簡単ですが、実際に実行することは難しいと感じることはないでしょうか。
思い描くだけで実行することすら経験したことがない人もいるかもしれません。

なぜ難しいと感じるのか。
その理由は様々ですが、今の自分にないものを手に入れようとすることは、自分の概念や価値観にないことの経験を重ねていくことと同じなので、苦痛を伴うのは当然のことなのです。

それがわかっているから怖くて飛び込めないため、またはわからないまま実践しようとして思いがけず壁にぶつかるため、自分の思い描く人生像を実現することができません。

しかし、それでもどうにかして「人生を変える!」と志す方が多いのも確かであると思います。

そんな方々にオススメしたい映画が、「遭難フリーター」「サマーセール」「サンタクロースをつかまえて」「モッシュピット」などを手がけてきたドキュメンタリー映画監督・岩淵弘樹の作品『世界で一番悲しいオーディション』です。

世界で一番悲しいオーディション(PrimeVideo)

□岩淵弘樹さん
SNS:Twitter
インタビュー記事:【INTERVIEW】アイドルを目指す女子24人を鬼才・岩淵弘樹が映し問う「アイデンティティ」の在りか

数多く存在するアイドルプロダクションの中でも、今もっとも勢いのあるアイドル事務所WACKが毎年開催する合宿オーディションの模様を映像化したドキュメンタリー映画。この映画では、「アイドルになる!」という夢を叶えるためにオーディションに挑む10代の女の子たちのリアルが学べる映画です。

リアルすぎて残酷な内容である本作を鑑賞し、学んだことをご紹介いたします。

WACKとは?

前述した株式会社WACKのことをご存知でしょうか?

数々のアイドルを手がける音楽プロダクションですが、所属するアイドルグループはBiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiREなど、近年かなり注目を浴びているアイドルグループばかりです。

公式HPはこちら。
株式会社WACK official web site

そして、今の時代を駆け抜ける新感覚アイドルグループたちの生みの親が、渡辺淳之介さん。
音楽プロデューサーである一方で、作詞家、ファッションデザイナーとしても幅広く活躍されてます。

□渡辺淳之介さん
SNS:Twitter/Instagram
インタビュー記事:BiSやBiSHの生みの親・渡辺淳之介の、ヤンチャな大学時代と社会への反骨心

「世界で一番悲しいオーディション」はドキュメンタリー映画の巨匠と、アイドルプロダクション業界の異端児のタッグにより生み出された作品です。

 

WACKオーディションとは?

WACKオーデションは、2017年より毎年恒例で合宿型合同オーディションを開催しています。

最終選考である合宿オーディションは、歌やダンスだけでなく、日々の生活さえも審査対象となります。

約一週間の最終オーディションを経た後、合格者はWACKに所属し、BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiREのいずれかのグループ、もしくは「・・・」にて活動をスタートすることになります。

「世界で一番悲しいオーディション」の舞台となっている2018年度のオーディションでは、書類審査と面接試験を通過した24名に、モモコグミカンパニー(BiSH)、ペリ・ウブ(BiS)、パン・ルナリーフィ(BiS)、キャン・GP・マイカ(GANG PARADE)ら現役メンバーも加わっています。

あらすじ

2018年3月開催。7泊8日。
24人のアイドルを目指す少女が九州の離島・壱岐島で「アイドルになる」という夢を叶えるために、 過酷なオーディションに挑む合宿形式のオーディションを完全密着。

一週間の間で数々の審査を実施。
参加者には順位相応のポイントが与えられ、合計ポイントが低い参加者から順に脱落していきます。
ちなみに、24人の中に加わって参加したWACKメンバーは、合計ポイントが最下位の者は改名のペナルティーを受けます。

審査内容は過酷そのもの。
早朝ランニング、ダンス審査、食事を時間内に食べきる、など。
食事の中にはデスソースが仕込まれているものが毎回あり、そのご飯を食べきると加点されるシステム。

また、ポイントが低く脱落した参加者には”救済措置”が用意されています。
作文で一番文字数を書いた人、ボードゲームの人生ゲームで勝った人、スクワットで相手よりも多く回数を重ねることができた人が生き残る、などという内容。

アイドルのオーディションとは思えないほどの試練の数々が設けられていました。

本作の特徴は、オーデションに受かった参加者ではなく、脱落した参加者の様子を映像に収めているところ

過酷な試練を乗り越えていくにつれて、参加者の本性があらわになり、自分に打ち勝つことができず挫折する者、脱落を受けて開き直り自分を正当化する者、辛さと向き合い涙を流す者など、アイドルになりたいという夢に向かって闘いを繰り広げる参加者たちのリアルな様子や、オーディションを受けたことによって彼女たちが様々に変化していく様子を見ることができます。

また、渡辺さんが頻繁に口にしていた「後悔しないように」「悔いが残らないように」という参加者への言葉も、オーディションの明暗を分けるキーワードとなっています。

2018年度現地レポートまとめがこちらです。
WACK合宿オーディション2018 – StoryWriter

アイドルを夢見る少女たちの姿から学ぶこと

本作から学んだことは、『人生を変える!』とはどういうことなのか?」です。

それはオーディションを勝ち抜いた方々、脱落した方々の差を見ることで明確になります。

勝ち抜いた方々は、

・悔いが残らないように、本気でオーディションに挑み自分から率先して行動を起こす
・後悔しないように一緒に頑張ろう!と涙を流しながら参加者を励ます
・諦めずにやり続ける
・努力の方向性が間違っていないかチューニングする
・自分と闘い続け、限界突破にチャレンジする
・目の前の課題に正しく努力する
・なりたい自分になれる環境に身を置き続ける
・本気の姿勢を貫き通す、アイドルになりたいという夢がブレない
・アイドルになるために努力する理由が明確である

一方で脱落した方々は、

・チャレンジせずに逃げる、自分に負ける
・オーディション課題ができない理由や、やらない理由を探す
・並大抵のことしかしていない
・自分の失敗を他人や環境のせいにして、自分を正当化する
・自分の限界を決めつけて諦める
・アイドルになりたいという願望が口先だけにとどまり、行動に移せていない
・自己否定されるのが怖くて、辞退したり不貞腐れてしまったりする
・何が何でも残ってやるという気持ちがない

という特徴が挙げられました。

この差を見ることで、人生を変えるために必要な要素が、自分が何のために努力するのかを明確化し、目標を達成するために正しい努力をブレずに継続することだということがわかりました。

結果を出すためならば、倒れるまで走り続けること、身体に影響が出てしまうような事態を起こすことなど、見ていて苦しくなるようなシーンがザラにありました。

しかし、どんな壁が立ちはだかろうとも、「無理だ」「自分にはできない」「しようがない」からという理由で諦めるのではなく、なぜ成果がでていないのか、自分のどこに原因があるのか逃げずにしっかり向き合い、結果に繋げていくことの重要さを実感させられました。

まとめ

「世界で一番悲しいオーディション」を鑑賞して、人生を変えるためには、努力が終わることがないということを学びました。

そして、オーディションに立ち向かうアイドルたちの姿を自分たちに置き換えて、

・本気で自分の人生に向き合う人を応援したい、自分の人生に向き合い応援される人でありたい
・何気ない人生を送るのではなく、苦渋を舐めながらでも悔いのない楽しい人生を歩んでいきたい
・自分なりに頑張ったで終わるのではなく、周囲の期待に応えられる人間になりたい
・社会において実力や成果で評価されるのは必然だが、覚悟を持って行動し、自分の壁と真正面からぶつかっていきたい

と思わされました。

ちなみに、2020年3月2020年3月22日〜3月28日にWACK合宿オーディションが、毎年恒例の壱岐島で開催されるとのこと。
2020年1月〜3月にかけて実施中のオーディション通過者、WACKメンバー6名、WAggの参加希望者が参加します。
WACK合同オーディション2020開催のお知らせ

また、合宿最終日は合宿開催地・壱岐にて無料イベント「WACK EXiBiTiON」も開催が決定。
3/28 無料イベントWACK EXHiBiTiON開催決定!!

映画の様子がリアルタイムでご覧になれる絶好の機会、特に「自分の人生を変えたい」と思ってる方は、ぜひチェックしてみてください!

めい

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元SE/現NEET、映像制作を勉強中。古着とダンスと美術館が好きです。 主に映画、たまに本から学んだことを発信していきます。 アートや文化から楽しく学び、得...

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