集中力を高めるための環境とは?五感という観点から解説!

「納期に合わせてきっちり仕事を終わらせたい!」
「資格取得を目指して勉強を頑張ってる!」
このような方は、いらっしゃいませんか?
状況は様々だと思いますが、どれも集中力が必要になってきます。
集中したいという気持ちがありながらも、気付いたら手が動いていなかったり、他のことを考えていたり…といったこと、誰もが何度も経験していることでしょう。
では、一体集中できない原因は何なのか?
どうすれば集中力がアップするのか?
わかりやすく丁寧に解説していきます。
なかなか仕事や勉強に集中できない方は、ぜひともご覧ください!
集中力が持続しない原因とは?
仕事や勉強に集中できない原因が、自分の意志の弱さにあると思っている方が多いです。
何か作業に取り掛かろうとするときには、確かにやる気が必要になってきます。
ただ、あくまでも作業への最初の一歩を踏み出す際の話です。
一度始めてしまえば、意志というのはあまり関係ありません。
では、真の原因とは何なのか?
それは「人間が集中できる時間は約15〜20分程度」だから。
そもそも、集中力というのは長く続くものではないってことですね。
東京大学のチームによる研究で、中学生に英単語学習をしてもらったところ、休憩を挟みながら『15分×3セット学習』したグループが『60分続けて学習』したグループよりも集中力を維持して学習していることがわかっています。
集中力なんて大して続かないものなんだと思えば、自分の意志の弱さを責めることもなくなり、気が楽になりますよね!
集中できるかできないかは環境によって決まる!
一度に集中できる時間には、限度があるということがわかりました。
集中力を高めるために他にできることはないかと考えたときに、やはり環境を整えることが重要になってきます。
その環境というのは、人によってベストなものは異なります。
例えば、静かで落ち着いた場所を選ぶ人もいれば、人の話し声や物音があったほうがいいという人もいます。
集中したいときに必要のないもの、邪魔になるものをいかに減らすかというのがポイントです。
自分にとって集中するのに最適な環境を理解し、その理想的な環境に近付けていくことを優先的に考える必要があるのです。
五感という観点から集中力アップのポイントを解説!
人間は五感によって、様々な刺激を受けています。
その一つ一つの刺激こそが、集中力を削いでしまう要因なのです。
それらを取り除くために、視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚という観点から、それぞれどう対処すれば良いかを解説していきます。
①気を散らすものは見えないように【視覚】
人が得る情報の80〜90%は視覚に由来すると言われています。
そのため、集中したいときには、目に入ってくる余計なものを極力減らさなくてはいけません。
テレビ、雑誌、本、漫画、楽器、ゲームなど、普段の生活空間にはたくさんの誘惑があります。
その場で作業に集中したいというのであれば、不要なものはすべてクローゼットにしまうなど、徹底的に視界からものを無くしましょう。
仮に、難しいという場合は、場所を変えてしまうのも一つの手です。
カフェや図書館、コワーキングスペースなど、探せばいくらでも出てきます。
意外と近場にもあったりするので、ぜひお気に入りの場所を見つけてみてください。
②自分に合った作業用BGMを探そう【聴覚】
人によってそれぞれ違うと思いますが、耳から入ってくる音も大切です。
図書館のような静かな場所で、何の音楽も聴かないのがいいという方もいれば、ロックバンドの音楽を大音量で聴きながらのほうが集中できるなんて方もいるかもしれません。
これらの例は少し極端ですが、色々試してみるのがいいでしょう。
今の時代、Apple MusicやSpotify、YouTube Musicなど、サブスクリプションタイプの音楽配信サービスがたくさんあります。
その中から自分に合った曲を取り入れてみてください。
ちなみに、私が作業に集中したいときには、カフェや本屋などで流れているような、ジャズやクラシック音楽をよく聴いています。
変な刺激もなく、適度にリラックスできるのでおすすめです。
③「快適」の少し手前を保つ【触覚、皮膚感覚】
温度と湿度の管理は大切です。
リラックスして、ゆっくり休みたいのであれば、快適で心地良い状態が良いと思います。
しかし、今回の目的は作業に集中することですから、眠気を誘ってしまう快適な状態の少し手前がベストなのです。
夏の暑いときなら、涼しくて気持ち良いよりも少し温度を高めにする。
冬の寒いときなら、少し温度を低めにし、暖かい服を着て、顔が涼しめくらいがちょうど良いのではないでしょうか。
自分に合った「ちょうど良い」状態になるよう、調整してみてください。
④香りも自分に合ったものを【臭覚】
カフェに行けば、コーヒーや甘いスイーツの香りが。
図書館なら、本から発せられる紙やインクの独特な匂い。
香りに敏感な人って、結構多いです。
当然、自分にとって苦手な臭いが立ち込めていたら、気が散って仕方がないですよね。
家であれば、アロマやお香など好みの香りをセットできますから、作業への集中度は格段に上がるでしょう。
⑤集中力を高める飲み物・食べ物を取り入れる【味覚】
まずは飲み物。
リフレッシュできる炭酸飲料、栄養豊富な野菜ジュースやスムージー、カフェインが多く含まれるコーヒーなどがあります。
特にコーヒーは、飲んでから15〜20分程度でカフェインが効き覚醒効果も出てきます。
食べ物では、やはり王道のチョコレートですね。
脳のエネルギー源となるブドウ糖、集中力や記憶力を高める効果が期待されている成分も含んでおり、メリットばかりです。
他にも、バナナやナッツ類、ガムなど。
手軽に食べられるので、常にストックしておくのが良いですね。
まとめ:集中力アップのための環境づくりを実践しよう!
いかがでしたでしょうか。
繰り返しになりますが、仕事や勉強に集中できない原因というのは、意志の弱さではなく環境です。
なかなか作業に集中できないという悩みがあるのなら、今ある状況をもう一度見直してみてください。
人間は周りの環境によって大きく変わる生き物ですから、現状を変えることにより、自然と集中できるようになるのです。
今回ご紹介したように、どれもすぐに実践できることばかりです。
知って終わりではあまりにも勿体無いですよね。
ご自身にとって最適な環境を目指して、行動に移していきましょう!
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