【悶絶】辛さはデスソースの16倍!ギネス登録された唐辛子に挑戦!

辛い物が苦手なのに自ら食べに行く、たくべーです!
先日、極限の辛さのその向こう側を体験しよう!という企画で、『来たれ!激辛部!!恵比寿ファイヤーガーデン』というお店に行って参りました!
過去にデスソースの中でも一番辛いサドンデスソース ジョロキアを経験した自分なら耐えられる!と思って怖いもの見たさ半分、ワクワク半分で喜び勇んで行って参りました。
極限の辛さに挑むのですから当然、入念に準備をしました。牛乳、ヨーグルト、正露丸を摂取して臨みます!
が、
正直、舐めていました。
参加した人は全員悶絶です。
辛さ対策は入念にしていたはずなのに意味がありませんでした。
極限まで辛い物を食べると人はどうなるのか、極限の体験から得たものは何だったのか。
今回は極限に挑んだ体験談をお伝えしていきます!
ギネス登録された唐辛子
皆さんはキャロライナ・リーパーという唐辛子をご存じですか?
直訳するとカロライナの死神という意味になります。
そこの目が点になっているあなた。
まずは落ち着いてこちらの動画をご覧ください(3分程)
溶岩を食べるとか太陽を舐めたとかお前は何を言っているんだ…?
と思わず聞き返したくなるのですが、つまりギネス登録された世界一辛い唐辛子※です。
※非認可なものには更に辛い唐辛子があるそうです。
自然界に存在するものではなく、カリーさんという方が品種改良で生み出した死神(唐辛子)です。
そんな唐辛子を使った料理を提供しているのが何を隠そう、このファイヤーガーデンというお店なのです。
辛さを表す「スコヴィル辛味単位(SHU)」
これだけ辛かった!といくら言ってもピンと来ないのではないかと思います。
そのため、ここからは客観的な数値で表していきます。
辛さはスコヴィル(SHU)という単位で表されます。
まずは代表的なホットソースである「タバスコ」を見てみます。
スコヴィル値は約5000SHUです。
これだけでは比較対象がないためどの程度か分かりません。
ですが、飲食店に置いてあるレベルと考えるとそうでもありませんね。
続いて、日本で一般的に食べられている唐辛子「鷹の爪」です。
スコヴィル値は約40,000~50,000SHUです。
一気に10倍です。これだけでも苦手な人は目を覆いたくなるのではないでしょうか。
冒頭に挙げたデスソース「ジョロキュア」はと言うと、
スコヴィル値は約100,000SHUです。
日本語ラベルで入手できるものでは最高の辛さを誇るホットソースです。
過去の経験から言わせてもらえば、ここまでくると辛いではなく痛いに変わります。
そして本命、「キャロライナ・リーパー」です。
スコヴィル値は上限下限の幅があるものの、平均1,600,000SHUです。
デスソースの16倍ってどういうこと?(汗
ここまでくれば何となくでも、ヤバいということが伝わったのではないかと思います。
ではいよいよ実食です。
辛くておいしい料理。
とは言ったものの、全部の料理が激辛というわけではありません。
まずは普通に辛くておいしい料理を堪能します。
真っ赤なスープの鍋ですが、見た目ほど辛いものではなく、食材の出汁が染み出たスープはほんのりとした辛みがあって、皆一様に美味しいと食べていました。
定番の麻婆豆腐や、カニの丸揚げのように珍しい料理まで堪能しました。
どれも見た目の赤さ程、辛くはなく美味しいものでした。
(他にもシウマイや前菜もあったのですが、写真を撮り忘れました。ごめんなさい!)
ちょっとした豆知識ですが、辛いと感じる成分であるカプサイシン(C18H27NO3)には食欲増進、体脂肪分解の促進効果もあります。
おかげで食べているのにお腹が空いてきて、次の料理はまだかまだかと待ち遠しくなります。
辛さ限界突破スペシャルメニュー!
美味しく料理を堪能した後はいよいよ今回の企画のメイン。キャロライナ・リーパーをふんだんに使ったスペシャルメニュー。
激辛やきそばです!!
嫌な予感しかしない赤い粉末がこれでもか!とふんだんに振りかけられています。もう匂いからして危ないと本能が訴えます。
初めの一口を食べるテーブルでは「これはウニパスタ」と自分で自分に言い聞かせる程の恐怖…笑
いざ実食、、、
辛い!そして痛い!
阿鼻叫喚の地獄絵図です。
叫ぶ人、立ち上がる人、悶絶する人が後を絶ちません。
本当に辛い物って何をしても無駄ですね。乳製品で胃腸を守っても、飲み物を流し込んでも、氷を口でころがしても痛いのです。
辛うじて塩を舐める、が効いたところでしょうか。
自分はと言えば、正露丸を飲んでいたのにも関わらず、即日腸まで響いて生まれたての小鹿のように歩いて帰りました…笑
スペシャルメニューを作っていただいた店長さん曰く、
調理中、目の前のカウンターに座っているお客さんに目を瞑るようにお願いしました!
とのこと。
そんな元気よく言われても困ります!!笑
限界を知り、自分を知る
如何だったでしょうか。
これを見て、自分も同じ目に合いたい!と思われる方はそうはいないと思います。
しかし、ここで今一度記事を見て頂きたいのですが、
「料理を食べる」
果たしてそれだけでスコヴィル値やカプサイシン、生産者について学ぶことがあったでしょうか。
今回私は極限というものを味わいました。
その結果として、普段自分が食しているものに興味が湧き、辛さについて調べるきっかけとなったのです。
勿論、上を知ることが出来たからこそ、下に対する恐怖心が薄れるという経験にもなったでしょう。
ただ、それだけではなく、自分の知識と極限との間にどれだけ差があるのかを知る。このことが何よりも得難い学びであったと思います。
極限を知る、それはつまり自分の現在地を見直すことになるのではないでしょうか。
自分の殻を破る意味でも、機会があれば是非極限へ挑戦してみてください!
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