自分の人生を手に入れる秘訣は「無愛想に生きること」

はじめに
「頑張っているのになぜか周りの人から評価されない。」
「親切にしているのに、相手との心の距離が縮まらない。」
「本音を相手に話すことができない。」
このように、相手から軽く扱われたり、相手と深い関係を築けないなど【人間関係における悩み】を解決するのが、本記事で紹介する『無愛想のススメ』です。
多くの人は愛想を良くすれば人間関係が円滑になると信じています。
本書では、そのように愛想を良くするのではなく、無愛想になることの大切を語られています。
本書を読んでの学びを実践してみることで、人間関係や人生をさらに向上させ、自分の人生を生きることができるようになります。
著者の池田潤さんについて
作家であり、コーチ。
京都大学法学部在学中に立ち上げた勉強法ブログが人気となって、 大学生ながらカリスマブロガーとして活躍しました。
しかし、当時は日本における受験勉強のあり方に対する疑念が拭いきれず、 次第に受験勉強の指導に情熱を注げなくなります。
苦悩しながら自分と向き合う中で、受験指導の引退を決意し、同時に京都大学も中退されました。
そして、「物書きとして、人の心と向き合う人間として生きる」ことを決意し、常識や企業に囚われない独自の人生をスタートされました。
中学生や高校生大学生など若い世代の心の悩みに来る日も来る日も向き合い続けました。
大学中退後は作家・コーチとしてビジネスを展開し、 使命とビジネスを両立させた「自分の武器を仕事にするライフスタイル」を実現させます。
受験指導の経験から生まれる誰にでも分かりやすい文章や、悩みの本質に迫る鋭い洞察力、 人を愛する心を生かした独自のセッションにより、悩み相談に訪れた人の心を解放し続け、 ブログ立ち上げ当初からの相談数はのべ1万人を超えています。
また、池田さんの著書にベストセラーとなった『勉強の結果は「机に向かう」前に決まる』『未来の自分をつくる勉強法』などがあります。
無愛想とは一体何なのか?
では無愛想とは一体どのようなことでしょうか?
一般的には、他人に対してしかめっ面で接する意味合いだと思います。
本書で述べられている無愛想とは、『他人軸』ではなく『自分軸』で生きるという事です。
それは、何をするにしても自分に正直になって自分の価値観で行動したり、相手と関わることを意味しています。
自分軸で相手と付き合うには?
先ほど、無愛想については『自分軸』で生きることが大切だとお話ししました。
そして相手との付き合い方については、
・第一印象は悪い方がいい
・期待されていないと思うこと
・愛想笑いをしないこと
これらが大切だと本書では語られています。
まず第一印象というのは良ければ良いほど、人は相手のことを良い人だと思います。
そうすると、その後に自分のイメージを保つために適切な努力をしなければならなくなります。
仮にそこで少しでもほころびが出てしまうと、自分への評価が一気に下がってしまいます。
いったん受け入れられた第一印象っていうのは、良ければ良いほど評価の下がり方は大きくなります。
それでは、第一印象が悪い場合はどうでしょうか?
この場合、第一印象が悪いのでそもそも相手から期待されません。
期待されないので、ほころぶこと、ひんしゅくを買うことしても咎められないですし、評価が下がることもありません。
逆に少しでも良いことをすれば評価されるので、それだけで大きく評価されるようになります。
また、愛想笑いをしないことについては以下のように語られています。
「いつも笑顔じゃなくていいんだよと言ってあげて初めて、人は心の底から笑うことができる。本当に笑顔になるには笑顔になれない自分を愛してあげることが大切なのだ。」
日常生活においての喜怒哀楽を感じることはとても大切です。
愛想笑いをしている限り、いつも笑顔でいると、怒りや悲しみ、寂しさといったネガティブな感情を無視するようになります。
そうなると、不感症になってしまうので愛想笑いをしなくていいということになります。
なので、『自分軸』を持った上でこれら3つを実践してみると人間関係が円滑になります。
おわりに
いかがだったでしょうか?
私はこの本を読んでからは、人間関係でストレスを感じることがほとんどなくなりました。
それは本記事でも書いているように、まずは自分に正直になって、何をやるにしても自分軸で思考するようにしたからです。
友人と話す際にも、自分の心で思ったことを素直を言えるようになって、相手と深い関係を築くことができるようになりました。
また、これまで馴れ合いで遊んだり飲んだりしていた関係も断ち切りました。
それにより、今では自分の時間が増えて、勉強や趣味の時間に費やせるようになりました。
本書を読むことで人間関係や人生をより良くするきっかけになると思います!
ぜひ、読んでみてはいかがでしょうか!
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