書籍『心を動かす音の心理学 行動を支配する音楽の力』から学ぶ音が与える影響について

音楽は、行動や思考を変える
おはようございます!まゆみです。
今回は音楽心理カウンセラー齋藤寛さん著書
『心を動かす音の心理学 行動を支配する音楽の力』をシェアしたいと思います。
私たち普段生活していてる世界は”音”で溢れています。
「気を失った人の意識が戻るのは聴覚が最初」と言われるくらい、音や音楽には人の行動・思考に直接働きかける力があります。
こちらの著書には、音楽が脳に与える影響を科学的に説明しており、私たちに身近なBGMの効果も記載されています。
もしお店の売上に悩んでいる、パーティーでのBGM選曲に迷っているなどある方は、ぜひ参考にしてみてください!
著者 齋藤寛さん
音環境コンサルタント。音楽心理カウンセラー、フェルモンド代表。
ラジオ、TVなどメディア出演多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、
個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)を行うなどその活動は多岐に渡る。
好きな音楽家はバッハ、シューベルト、ショパン、シューマンなど。
クラシック音楽の素晴らしさを広めるための音楽会も開催している。
音楽が与える脳の影響とは
大脳辺縁系は、人の感情や、攻撃、食事、空腹、睡眠、逃走、性行為などの行動を支配しています。
美味しいものを食べて幸福感を得たり、睡眠で多幸感を味わうと大脳辺縁系領域から、ドーパミンやβエンドルフィン(脳内麻薬物質)が分泌されます。
好きな音楽を聴いて幸せな気持ちになるのも、大脳辺縁系の側坐核(そくざかく)と言われる場所の活動が高まり、ドーパミンの分泌量が増えるからです。
つまり、人の感情や食事、睡眠などの行動と音楽を聴いた時の感情・行動は同じ大脳辺縁系で処理されているのです!
場面にあった音楽を考える
音楽が脳に与える影響を意識すると、人の行動・思考さえも変えることが出来ます。
例えば、カフェの集客。
「10代〜20代の若者」がターゲットのお店には
カジュアルで明るい曲、
「40代〜50代の淑女」がターゲットのお店には
少し上品なクラシック曲
といったように、絞ったターゲットに合わせてBGMを流します。
ターゲットを絞るとお客様が減って売上落ちるのでは?と疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
ですが、その逆です!
お店のコンセプトに合わず、オーナーの好みや流行りの曲をただ流しているだけだと、お客様も集まらず、なかなか売上に繋がりません。
お店の雰囲気・コンセプトに惹かれたお客様は、定着しやすいため、同じ趣向の人を引き寄せてくれます。
まさしく”類は友を呼ぶ”です。
BGM選曲のポイント
・お店をのコンセプトに合った選曲
・客層ターゲットを決める
・お客様にどう行動して欲しいのか考え、選曲する
こちらを意識してBGMを選曲すると良いですね。
おわりに
いかがだったでしょうか?
音や音楽で人の思考・行動に影響されるのはとても面白いですよね。
今回は、お店のBGMを具体例にご紹介しました。
他にも仕事に集中したい時、気分をあげたい時、悲しい時など場面・気分によって曲を選んで自分なりのプレイリストを作ってみるのもオススメです。
感情のコントロールにも繋がるので、ぜひ試してみてください!
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