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ショウペンハウエル「読書について」から本との関わり方を学ぶ

読書

「読書について」

こんにちは、watanabeです。

今回は、『読書について』という書籍についてお話したいと思います。

 

私がこの本を手にしたのは読書を習慣にしていこうと考えていた時期で、どんな本を読めば良いんだろうかと迷っていると書店でこの本に出会いました。

読書を習慣にしようと考えた時、速読や遅読、音読などの方法もあったのでそういった本を読んでみました。

本を読むテクニックは書いてあるのですが、本との関わり方について考えた時、そうした本は自分にとってしっくりきませんでした。

そんな時にこの本の表紙にある、「多読に時間を費やす人は自分で考える力を失っていく」という文章は衝撃でした。

そして読後は本に対する姿勢が変わりました。

そんな価値観を変えてくれるこの本を、読書を習慣にしている、していこうと思っている方でまだこの本を読んでいなければ、手に取ってもらいたいと思っています。

ショウペンハウエルとは

 

ショーペンハウアエルは1788年に誕生。裕福な商人の家系で生まれ、学問の道を歩もうとするが父に反対される。10代の時に商人をやることを約束し、2年のヨーロッパ周遊の途につく。

その周遊などから様々な文化、習慣や生活を観ている、その多くの感想には早くも厭世主義的な気分や判断がみられる。 その後商人となるが、17歳の時父が亡くなり伝統あるショーペンハウエル商会が解散ししばらくすると学問の道を歩み、医学、哲学を学んでいく。

哲学を学んでいく中で、様々な出会いがあり書物を描くようになる。 後に大学の講義も行っていくが、聴衆されても理解されることが少なかった。

その後、執筆活動を行っていきながら隠遁生活へと移っていく。執筆や出版では紆余曲折もあるが継続することができ72歳の時死去。

ショウペンハウエルは「仏陀とこの私は、本質的には同じことを教えている」と述べている。また、仏教精神そのものといえる思想家であり、日本でも森鴎外など多くの作家に影響を及ぼした。                                          

読書についてを読んで

私がこの本を読んで興味が出たこと、参考にしていることをお伝えしていきたいと思います。

1、読書とは他人が考えていることを、知ることだということ。

2、著者に対して、匿名での批判、批評を行わない。

3、古典文学を読むようにする。

4、本を2度読み理解を深める。 

読書とは他人が考えていることを、知ること

    

この言葉は読書の本質を伝えています。何かの知識を得るときは書いた人の言葉を通して知ることになります。ただ、ショウペンハウエルが言っていたのは、読むだけになるなという事です。

知識を得るために本を読む必要性はありますが読むだけで終わってしまうと、著者に考えてもらったことをまるで自分で考えたと思い込むようになり、自分で考えることができなくなってしまいます。

読書をするにあたり、本に書いてある知識を元に行動する、考えることが読書を習慣にする人にとって重要なのです。

本を読む時に、本の内容は自分の考えでないことを意識しながら読むことで考える力が身についてくる

著者に対して、匿名での批判、批評を行わない。

読書をする人であれば著者が本を作るにあたり、大変な労力をかけていることを知っていると思います。 特に今はインターネットがあり匿名でのコメントができますが、著書に対して批判や批評は匿名でなく実名で行うというフェアな精神が必要です。著者の主張に対して、自分だけが安全圏から攻撃する状態は読書をする人としてはフェアな位置ではないでしょう。

コメントをする際は、相手が実名であればこちらもあわせて対応していきましょう

古典文学を読むようにする。

読書が好きな人からすると、よく聞く言葉ではないかと思います。

現代の小説やビジネス本等は過去のものを現代版としてリニューアルして出版しているものもあったりします。リニューアルというのはオリジナルのもを現代の言葉を使い、わかりやすくして出版してくれます。著者の原文をかみ砕いていくことで一般にわかりやすい本になるのです。

また、リニューアルと翻訳の関係は似ていて、原文の状態を変えるという事になります。

こうした原文を変える翻訳に対してショウペンハウエルは、「翻訳をすることで原文の意味を変えてしまう可能性がある、翻訳する人の理解できる範囲の本へと構成が下がってしまう」このよう言い、翻訳本を危惧していました。

最新の科学は日々更新していますが、生き方の悩みや物語は不変性があり変わらない部分もあるので、古典文学から得る知識はより包括された情報となっています。

人の悩みは人間関係やお金、そして物語の主役も人間やお金であることが多いのです。

古典文学はそうした人間関係の複雑さを伝える本が多いので、古典文学を読むことで人間をより理解できるようになるのです。

読みにくいものもありますが、古典を読むことをお勧めします

本を2度読み理解を深める。

1回読んだら、その本はまだ終わりではないのです。2回読むことで本についての理解を深めることが出来ます。1回目ではバラバラだった知識が2回目を通してまとまっていきます。過去にその本を読んだという経験が、その本の理解を深めるサポートをしてくれます。

本を2度読めば、その本が伝えたいメッセージが頭に残りやすくなります。

終わりに

成功する人は読書をしている、本を読むことで年収が上がる、教養は本で身につくといったことは良く目にする情報ですね。

「教養は本を読まなくとも身につく」「年収の低い方もいる」といったことを主張する方もいらっしゃいます。

しかし、本には少なくとも本を読んだ方が成長に繋がりますので、読書をすることは良い習慣だと思います。

今回紹介した内容以外にも、「読書について」の中には様々な読書についての考え方が掲載されていますので、ぜひ読んでみて頂ければと思います。

読書について 他二篇 (岩波文庫)

Amazon.co.jp: 読書について 他二篇 (岩波文庫) eBook: ショウペンハウエル, 斎藤 忍随: Kindleストア

watanabe

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本や映画を見ながら、価値観の更新中。1人でいることに限界を感じているので、いろんな人にお世話になりながら生きています。

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