映画「最強のふたり」から学ぶ、人と本当に向き合うとはどういうことか?

こんにちは!かわいです。
先日知人に勧められ、2011年公開のフランス映画「最強のふたり」を鑑賞しました。
とても良い映画でオススメですのでご紹介します。
一度見終わった後に、あまりに感動してふたたび一から見直しました…!二度観た後に、映画オタクの弟に電話をかけて、一時間近くあれがいいよねこれがいいよねと語り合い、電話を切った後にさらに三度目を観たという、これまでにないハマりようでした。
本日は、映画「最強のふたり」から、人と本当に向き合うとはどういうことか?を考えていきたいと思います。
人間関係の何らかの悩みがある人にも役立つ内容となっていると思いますので、是非読み進めていただければと思います。
ではさっそくあらすじをご紹介しましょう!
映画「最強のふたり」あらすじ
映画「最強のふたり」は、脊髄を損傷し首から下が不自由な富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)と、彼を介護することになった貧困層黒人の若者ドリス(オマール・シー)の物語です。
本当だったら絶対に関わるはずのない二人ですが、失業手当を目当てに面接に来たドリスを介護人としてフィリップが採用します。
正反対ゆえにぶつかり合いながらも、やがて互いを受け入れ、ユーモアに満ちた最強の友情が生まれていくというストーリーです。
なんと実話に基づいています。ドリスのジョークなど、ユーモアたっぷりの展開が魅力です。
さらには、映画中の音楽や芸術もとても素敵です。
それでいてたくさんの要素が作品中に散りばめられていて、貧困や麻薬、病気、養子、障害者への配慮、についてなど、様々な社会問題について考えさせられます。
予告編はこちらです!
本編はAmazon Primeでこちらから見ることができます!
ぜひ見てみてください!
人と本当に向き合うとは?
ドリスはフィリップに対して普通の感覚だとありえないひどい冗談をたくさん言います。
例えば、二人が美術館で絵を鑑賞している際にチョコを食べるドリスに向かって、フィリップが俺にもチョコをくれと言うと、
なんとドリスは「嫌だよ」「これは健常者用のチョコ」と返す・・・
というなんとも不謹慎なブラックジョークを飛ばします。
そのほか、ありとあらゆる不謹慎の限りを尽くします。
・一緒に行ったオペラで木が叫んでいるシーンで大爆笑したり
・咳き込むフィリップにマリファナを勧めたり
・熱いお湯をフィリップの脚にこぼしても反応しないことから、実験と言って何度も繰り返したり
・さらには髭剃りの際に、ヒトラー風のヒゲにして、ナチスの敬礼をさせたり
普通に考えると、不謹慎にも程があると感じるかもしれません。しかし、フィリップは特別扱いをされることにうんざりしていました。介護人に哀れまれ、かわいそうな人という扱いをされることが嫌だったのです。
だから、特別扱いをせずに冗談を飛ばしたりして接してくれるドリスに魅力を感じたのだと思います。
生きていると、障害者へ気を遣うこと、だけでなく色んな気遣いを求められます。目上の人への気遣い、高齢者への気遣い、子どもへの気遣い・・・など。
しかし、それが先行し過ぎてしまうと、本当に人と向き合うということが逆にないがしろになってしまうのではないかと思います。
こうすべきという気遣いが先行してしまい、目の前の人が何を考えているのか、どういったことで喜ぶのか、何で心が動くのか・・・ということを分かろうとしなくなってしまいます。
ある程度、型通りの気遣いも必要ですが、最後はやはり目の前の人のことを理解しようとすることが大事ではないかと思います。
目の前の人を理解しようとするために、まずやれることを考えてみると、シンプルに「素直に自分が思ったことを伝える」ということがまずやれるのではないかと思います。
特に目上の人へは、それって違うんじゃないかな?と思ったとしても、そのままにしてしまいがちではないかと思います。
映画でドリスは下品な話やひどい冗談を飛ばしたりしていましたが、そこまでする、ということではなく、素直に思ったことを、それって私はこう思うのですけどどうですか?と聞いてみることは、今すぐにでもできるのではないかと思います。
人間関係を考える上で参考になれば幸いです。お読み頂きありがとうございます!
是非、映画「最強のふたり」も観てみてくださいね!
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