仕事ができる人は知っている「片づけ」の極意!

こんにちは!
ライターのshimodaです。
突然ですが、これらに当てはまる人はいますか?
・デスクの上に書類が山積みになっている
・引き出しを開けると大量のファイルや文房具類が詰め込まれている
・すぐに必要なものなのに、どこに置いたか思い出せない
もしあなたは違ったとしても、周りに1人はいますよね。
よく「デスクが汚い人は仕事ができない」なんて言われることもあります。
もちろん、すべての人に当てはまることではありません。
ですが、「デスクや身の回りが整理できない=頭の中が整理できない」という関係があるのは事実です。
実際、私も整理整頓は得意ではありません。
デスクに物が多い状態だと、頭の中がうまく整理できなくなり、仕事が円滑に進められないと感じたこともあります・・・。
そんなときに見つけたのがこちらの本です!
超・オフィス整理術 仕事ができる人はなぜデスクがきれいなのか
著者である小松易さんは、日本初の「かたづけ士」であり、“かたづけ”を通して人生を変えるコンサルティングを行う「スッキリ・ラボ」の代表をされています。
これまで延べ2万人以上に、かたづけ講演・研修を行なってきているというのですから、説得力は相当なものですよね。
今回は、そんな小松さんが教える「片づけのポイント」をいくつかご紹介していきます!
仕事と片づけの関係は深い?
整理整頓できる社長が経営する会社には、効率良く仕事ができる社員が多いと、著者は言っています。
企業や部署の業績、社風(雰囲気)は、トップの人柄が反映されるというのは当然ですよね。
優れた経営者の行動をよく見ていると、多くの方がすぐやる、または問題を見つけるとすぐに対処するという行動が、ごく当たり前のようにできているのだそうです。
片づけであっても、仕事であっても「すぐにやる」というのが大切なポイントです。
仮に、片付けられない状態が続いてしまった場合、あなただけでなく、周りの人の時間を奪い、仕事の効率やパフォーマンスを下げてしまうことになります。
例えば、社内で共有する名刺の管理であったり、回覧資料の管理など周りの人に影響することはたくさんあります。もし、重要資料の紛失なんてことになれば一大事ですし、その原因が散らかり放題のデスクにあるなんてことになれば、目も当てられません。
常に片づいた状態を保つことの大切さがわかりますよね。
片づけの手順は「整理」→「整頓」
では、一言で片づけと言っても、具体的にどうすれば良いのか。
片づけとは、「整理・整頓」であると筆者は言っています。
片づけは整理と整頓の2つによって成り立っており、まとめると次のようになります。
・整理とは・・・物を減らすこと
・整頓とは・・・使いやすいように配置すること
まず「整理」を徹底して行い、その後「整頓」に入るという流れがポイントです。
片づけは減らすこと(整理)から始まる
整理の手順として紹介されているのが、次の4ステップです。
step 1:外に出す・・・片付けたい場所の物を、全部1ヶ所に出す
step 2:分ける・・・減らす基準を決めて、「要」「不要」に分ける
step 3:減らす・・・step 2で「不要」とした物を減らす
step 4:しまう・・・手元に残った物を配置など考えず、元の場所にしまう
一番のポイントとしては、片づける場所を細分化して、1ヶ所を最大15分で片付けていくということです。
この「細分化」とは、デスクの上、各引出し、足元の書類というようにエリアを細かく分けることをいいます。
片づけが苦手な人はついつい次の整頓にまで目がいき、置き方にこだわってしまうために、整理がおろそかになるとのこと。
また、苦手な人にとっては、長時間作業するのがキツイので、15分で分けていくやり方は大変効果的だと思います。
整頓の目的は機能性と美観
最後に整頓についてです。
整頓の目的は、「機能性を高める」「美観を高める」という2つであり、具体的には次の通りです。
・機能性とは・・・いつでも必要な物が必要なときにすぐ取り出せる状態
・美観とは・・・スペースの美しさや見栄えのこと
機能性を高めるためには、置き場所を考えます。
その際に、「何を」「どのくらい」「どのように」置くかを考えるとのこと。
機能性を高めることで、効率よく仕事ができる状態になるのです。
その上で、「きれいに」「見栄えよく」といった美観について考えることで、快適に仕事ができるようになるということです。
本書では、オフィスでのデスク周りは、飛行機のコックピットのような状態が理想と言っています。
必要なタイミングで必要な物がすぐにどこにあるかが分かり、すぐ取り出し、すぐ使える状態を表す的確な例えですね。
まとめ:片づけが上手な人は仕事力も上がる!
「片づけ」が仕事に直結しており、いかに大事なことであるかを分かっていただけたのではないでしょうか。
苦手な人も、一つ一つ手順を踏んでいくことで、確実に片づけが進められると思います。
20代の人は、まだまだ仕事のスキルが高いわけではありません。
そのため、できることは限られています。
しかし、片づけに関しては年齢は関係ないですし、整理整頓が常にできていれば時間的な余裕が生まれます。
その時間をうまく使い、先輩や同僚の仕事を率先して手伝ったり、スキルを高めるための勉強をしたりと自分の成長につなげることができるのです。
より高いレベルの仕事が出来るようになるために、まずは目の前のことから片付けていきましょう!
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