【タイムマシンは可能か…】過去への旅に行く方法

はじめに
変わらない日常に退屈さを感じている方に朗報です!!
皆さんは普段、暇つぶしにゲームするなかで、無人島で暮らす某シミュレーションゲーム(釣りしたり、家建てたり)のように、整っていない環境のなか、自分の力で暮らしを豊かにしていくことにハマったことはありませんか??
そんな方には特に読んでほしい記事となっています!!
タイムマシンとは…
時間の流れを超えて未来や過去へ旅するための架空の機械のこと。理論上、実現可能との説もありますが、気が遠くなるほどの技術的な壁があり、架空の存在のまま。
タイムマシンが実在しない現代において、タイムマシンのように、自分が体験したことのない過去へ行くことができる手段とは何か。
それは「海外での生活」です。
今回の記事では、“タイムマシンに乗って過去へ向かう”ような体験ができるのは、「海外での生活」だと考える理由と、そう考えるきっかけとなった本を紹介しようと思います。
自分が日本に住んでいるので、日本に住んでいることを前提に話を進めていきたいと思います。
書籍『アフガニスタンの診療所から』
こちらの書籍は、中村哲著『アフガニスタンの診療所から』です。著者の実際の経験をもとに、アフガニスタンの現状(発行時)、難民の様子、そこに暮らす人々、医師団の様子が鮮明に描かれています。本書のリンクはこちら。
アフガニスタンという国
アフガニスタンは中央アジアに属する。古代から現代に至るまで歴史的な重要性を持つとともに、民族集団も全ユーラシアの種族を網羅している多民族国家である。半数を占める支配的部族と、国境地帯や山岳地帯の少数部族がいて、少数部族はそれぞれに独自の言語を持つ。住民の99%はイスラム教徒で、この複雑な民族構成をまとめる絆のような役割を宗教が果たしている。
学校教育はあまり普及しておらず、就学率は低い。山村では貧しいが自作農が多い。自作農民と小地主群が血縁関係で結束し、おおざっぱに、家族-氏族-部族の単位を形成する。武士と農民が未分化で、いまだに血縁関係の強固な古代末期から初期封建社会のような状態。
ハンセン病治療に尽力した中村医師
中村医師の趣味である、蝶と登山がきっかけでアフガニスタンへ初訪問。初訪問から3年後、縁あって、海外協力団体に日本人医師の派遣が要請され、それを受けた中村医師はアフガニスタンへの移住を決意。
ハンセン病の治療には、長期間の服薬治療を要するとともに、患者自身の病気に対する注意が必要であり、患者への疾患に対する教育も必要となる。しかし、アフガニスタンでは、限られた資源のなかで、まともな診療をすることが難しい状況。
資源に恵まれている日本でこそ実現可能な、理想的な医療を知っていながらも、アフガニスタンでは実現できないもどかしさの中、どのようにしたらより良い治療ができるだろうかと試行錯誤した。
影響を受ける外的要因の存在、文化や風土の違い、なかなか変えることのできないハード面など、問題が山積みの状態。文化や慣習など現地の人について知り、関係を構築することから始まる。
本を読むなかで
著者が海外であるアフガニスタンで生活し、整っていない環境のなか、生活を豊かにする貢献の姿勢に憧れます。
現在の日本に住む私達にとって
アフガニスタンは、これから発展していくという意味で、日本からみると過去にあたると感じました。
未来のアフガニスタンがどうなるかは分かっていないにしろ、医療体制や生活環境の理想(現在の先進国の様子)を知っている状態で、アフガニスタンがより良くなるように努力するという状況は、まるで、過去へのタイムトラベルをしているのと同じ感覚ではないかと思いました。
まとめると
発展途上国へ移住し生活を送ることは、まるで、“過去の世界へ行き自分の能力を試すような体験”であり
“日本では体験できない、数世紀前の世界観を味わえる”という点で、子どもの頃に夢に描いた“タイムマシンに乗り、過去へ向かう”ような体験ではないか、と感じました。
おわりに
今回の記事のきっかけは読書でした。
読書がきっかけで、自分の知らないことを知り、ワクワクするような発見があり、視野が広がりました。本は、自分の知見を広げる一つの選択肢であり、様々な体験ができる一つのツールだと再認識しました。
読書について書かれた、green&greedの記事も併せてご覧ください。
今こそ ”ある方法”で、世界旅行へ!!
2020.3.20 green&greed記事
読書のおもしろさ、楽しみ方の一つを提示できればと思い、今回の記事を書きました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。