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クリエイティブになりたい人へ。書籍『アイデアのつくり方』で眠れる創造性に火をつけよう。

アイデアのつくり方
勉強

「アイデアを生み出す能力」はこれからの時代に必須のスキル

こんにちは、はまじんがーです。
当記事をご覧くださり、ありがとうございます。

「良いアイデアが全く思いつかない・・・」
「偶然のひらめきに頼るので、仕事の成果が安定しない・・・」
「型通りの思考しかできず、クリエイティブな発想ができない・・・」

「アイデア」を生み出すことに関して、このような悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?

とりわけ日本人は、予め用意された答えを、決められた手順・プロセスで導き出すことを良しとする「答え合わせ」の教育を受けてきた方が大半です。それによって、クリエイティブな発想をすることや新しい「アイデア」を生み出すことに苦手意識を感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし、今後は決まり切った手順を実行すれば事足りる仕事はAIに代替されていきます。
そのため、クリエイティビティを発揮して仕事を遂行することが求められる時代が到来します。

つまり、今後の時代を生き抜く力として、「クリエイティブに思考する能力」「アイデアを生み出す能力」は必須のスキルと言えるのです。

アイデアを生み出すプロセスについて解説した一冊『アイデアのつくり方』

では、アイデアを生み出す能力はどうやって身に付けたら良いのでしょうか。

実は、アイデアは体系化された手法によって生み出すことが可能です。
その手法について解説したのがこちらの書籍『アイデアのつくり方』です。

アイデアのつくり方

「偶然のひらめきに頼らない、アイデアの創出方法を身に付けたい」
「仕事で多くのアイデアを生み出して次々と成果を出していきたい」
「革新的なアイデアをたくさん出して、突き抜けた存在になりたい」

こういった想いのある方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

著者は、米の広告業界で多くのアイデアを生み出したジェームズ・W・ヤング氏

本書の著者は、アメリカ最大の広告代理店・トンプソン社の常任最高顧問やアメリカ広告代理業界の会長などを歴任したジェームズ・W・ヤング氏です。

広告業界という常にアイデアを求められる環境で長らく活躍し、業界の重鎮も務めた著者によって体系化された手法が本書には掲載されています。

アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせである

それでは、書籍『アイデアのつくり方』の内容紹介に入ります。
具体的なアイデア作成の手順を説明する前に、押さえておくべき原理があります。

本書の中でも、

どんな技術を習得する場合にも、学ぶべきたいせつなことはまず第一に原理であり第二に方法である。
これはアイデアを作りだす技術についても同じことである。

と書かれており、方法よりも先に原理を学ぶことの重要性が説かれています。

では、アイデアを作る上での原理とは何でしょうか。
それは二つあると著者のヤング氏は言います。

<アイデア作成の基礎となる一般的原理>
①アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである
②既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性をみつけ出す才能に依存する

以前投稿した、書籍『独学の技法』を紹介する記事において、独学のテーマを「複数のジャンルの掛け算で考える」ことの重要性を解説した時と同じように、組み合わせによって新しいアイデアが生まれることを本書でも説明しています。

つまり、個々の事実・事象をそれぞれ分離した一片の知識として扱うのではなく、それらの関連性を探ろうとする姿勢こそがアイデア作成においては重要であるということです。

アイデア作成に必要な五段階

では、上記で紹介した原理をしっかりと心にとめた上で、アイデアを作る具体的な手順について見ていきましょう。手順は五段階に分かれます。それぞれ順を追って説明していきます。

第一段階:資料集め

第一段階は資料を収集することです。
収集しなければならない資料には二種類あります。
それは、「特殊資料」と「一般資料」です。

特殊資料:自分が関わっている仕事・業界に特化した資料
一般資料:人生および世の中の様々な出来事について扱った資料

アイデアというのは、この二種類の資料の新しい組み合わせによって生まれるものだとヤング氏は言います。

つまり多種多様な資料、知識を多くインプットすればするほど組み合わせのパターンが増え、新しいアイデアを生み出せるようになるということです。

第二段階:資料の咀嚼

資料を集めた後にしなければならないのは、資料を咀嚼することです。
資料の咀嚼とは、集めてきた資料を一つ一つ吟味したり、二つを同時に並べてみたりすることで関係性を見出そうとする試みです。

この段階で重要なことは、思いついたのが不完全で突飛なアイデアだとしてもそれを書きとめておくことです。
そうして書きとめたものが、これから生まれてくる本当のアイデアの前兆となるからです。

そして、何もかもが嫌になり、何も思いつかないという絶望状態に立ち至るまでこの作業をやりきってようやく次の第三段階に移る準備ができたことになります。

第三段階:資料の組み合わせ

第三段階は「資料の組み合わせ」と題しましたが、実際にはこの段階でやることは何もありません。
それは、問題を一度意識の外に置くことで無意識の創造過程に身を委ねるということです。

この「一度問題を意識の外に置く」ことが功を奏した具体例として著者はシャーロック・ホームズの例を取り上げています。ホームズは事件に携わっている最中であるにも関わらず、その捜査を一度中断し、ワトソンを音楽会に連れ出していたというのです。

問題を一度放棄して、想像力や感情を刺激するものに触れることによって無意識の創造性が呼び覚まされるということです。

第四段階:アイデア発見

問題を意識の外に置く第三段階を経て、アイデアを発見する第四段階に入ります。
しかし、その瞬間は自らアイデアを探し求めているときには決してやってきません。

それは、諸君がその到来を最も期待していない時-ひげを剃っている時とか風呂に入っている時、あるいはもっと多く、朝まだ眼がすっかりさめきっていないうちに諸君を訪れてくる。それはまた真夜中に諸君の目をさますかも知れない。

本書にこう書かれている通り、アイデアがやってくる時というのは休息やくつろぎの時間を過ごしている時なのです。

第五段階:アイデアの言語化・実行

アイデアを発見したら、最後の段階に入ります。
この段階では、生まれたばかりのアイデアを現実に適用します。

つまり、明確に言語化してアウトプットをするということです。
アウトプットすることによって、初めてアイデアを具体的なアクションに移すことができるようになります。

せっかく生まれた良いアイデアが、この段階を通過しないことによって陽の目を見ずに失われている事例が数多くあるとヤング氏は言います。

貴重なアイデアを無駄にしないためにも、自分のアイデアを恐れず人の目にさらす勇気が必要になります。

最後に

以上、アイデアを生み出すための原理と方法について紹介いたしました。

個人的な感想としては、具体的なプロセスとして「無意識に身を委ねる」という一見突拍子もない行為が組み入れられていることに衝撃を覚えました。突拍子がないことをあえて記述しているということはこのプロセスに揺るぎない確信があるということであり、それが本書の有用性を表しているのではないかと私は感じています。

ちなみに、アイデアを作り出すことについて多くの示唆を与えてくれる本書ですが実は本文のページ数は合計で50ページを少し超える程度です。その手軽さと有用性を以て、本書には「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」というキャッチコピーがついています。

「アイデアをつくる」という多くの人が頭を悩ませる課題への解決策を短時間で学べる本書、この機会にぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

はまじんがー

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業界最大手大規模システムのアーキテクトに携わっています。趣味は読書、映画、野球観戦、広島育ちのカープファン。好きな音楽はAcid Black Cherry、...

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