センスは誰にでも磨ける!本から学ぶ、センスを磨くための3つの方法!

「センスがない」と自分に自信が持てない人へ
こんにちは!
ライターのshimodaです。
日々生活している中で、自分にはセンスがないと思っている人はいませんか。
例えば、
・ファッションセンス
・デザインセンス
・料理のセンス
など、「センス」というのはあらゆる分野で気にするワードです。
では「センス」ってそもそも何なのか。
言葉の意味を調べてみると、次のようになります。
1 物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。
「文学的なセンスがある」
2 判断力。思慮。良識。
「社会人としてのセンスを問われる」
出典:センスとは – コトバンク
なんとも抽象的な内容であり、いまいちピンときませんよね。
もっと具体的に「センス」について説明してくれる本はないかと探したところ、こんな本を見つけました!
著者は、「くまモン」のアートディレクションなどで話題の、日本を代表するデザイナー水野学さん。
この本によると、「センスとは、特別な人に備わった才能ではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上する能力である」とあります。
では、センスとは何か?
そして、センスを磨くためにどうすれば良いのか?
本で学んだことをもとに、丁寧にお伝えしていきます!
「普通」を知ることでセンスのよし悪しを測れる!
私たちは、普段から「センスがいい/悪い」と何気なく口にしています。
では、何を基準に判断しているのでしょうか。
そう問われると困ってしまいますよね。
特に明確な基準のもとで考えているのではなく、感覚的に判断している人がほとんどだと思います。
センスについて定義する
例えば「ファッションセンスがいい」というのは、カッコいい/悪いというのが一つの判断材料です。
では、「経営のセンスがある」ではどうでしょうか。
業績がいいか悪いかだけで判断するのは難しいでしょう。
なぜなら、どんなに業績がよくても、従業員や取引先を辛い目に遭わせているのであれば、決してセンスがいい会社とは言えないからです。
このような考えから、センスというのは数字で測ることができないものである、ということを知ることができます。
本のなかで著者は、
「センスのよさ」とは、数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力である
と定義しています。
おしゃれやかっこよさは数値化できません。
でも、ある場面や一緒にいる人、自分の個性に合わせて服装のよし悪しを判断し、その場に適応させることはできます。
それを「カッコいい、センスがいい」と言うのです。
「普通を知ること」の必要性
センスのよさが数値化できないのであれば、いい/悪いは何を基準にすれば良いのでしょうか。
そこで出てくるのが「普通」という感覚です。
普通が分かるということは、「いいもの」と「悪いもの」の間「中間あたり」が分かるということです。
普通というモノサシがあることで、
「普通よりちょっといいもの」、「普通よりすごくいいもの」というように、
測る対象の物がどのレベルなのかが分かるようになるのです。
センスは知識の積み重ね!効率よく知識を増やす3つのコツ
センスのよさは「普通」というモノサシによって測れるとお伝えしました。
ここで、センスを磨くためには、このモノサシを長くすることで、測れるものを多くして、
目盛りを細かくすることでより詳しく測っていく、ということが大切になってきます。
「いいもの」を知る。「悪いもの」を知る。そしてその間を知る。
つまり、測りたいものの知識が増えていくほど、モノサシの目盛りは細かくなっていきます。
そして、よりいいもの、より悪いものを知ることで、モノサシは長くなっていきます。
これらのことから、センスを磨く=知識を増やす、ということが言えるのです。
それではここで、センスを磨くための知識を増やす方法について、見ていきましょう!
ここでは、その方法について、「3つのコツ」としてまとめていきます。
①王道を知る
知識を増やすコツとして、まず「王道のもの」は何かを考えます。
王道というのは、「定番のもの」「ユーザーが多いもの」「長く愛されているもの」とも言えます。
王道のものは、その地位を確立するまでに、改良が重ねられ、洗練されて「そのものらしさ」が磨かれています。
王道のものは、最適化のプロセスを経た上で今この世に存在しています。
だからこそ、王道のものを知ることで、そのジャンルの製品を最適化する際の指標ができるのです。
王道を基準にすることで、「より高品質なもの」、「より手軽なもの」、「より機能性があるもの」と、知識の幅を広げていきやすくなります。
②流行りを知る
次は、流行しているものについて、知識を深めていきます。
流行しているものは、そのほとんどが一過性のものです。
ここで、「長くある王道のもの」と、「一時的に流行しているもの」の両方を知ることで、知識の幅は広がります。
流行しているものの中には、「メーカーが仕掛けているもの」もあれば、「時代背景や環境によるもの」もあります。
流行は繰り返すと言われることもあり、今流行っているものが、今後再び流行することも十分考えられます。
流行している要因であったり、時代背景や環境との関係性を考えていくことは大切です。
それらを情報が、物事を選ぶための優れた指標になっていきます。
③共通項を探す
最後に、集めた知識を分析したり、解釈することで、自分なりの知識に落とし込んでいくことが大切です。
本の中では、分析した例として、ショップインテリアを挙げていました。
それは、「入りやすいお店」に共通することは、「床が暗い色」「入口が高すぎない」こと、という例です。
「床が暗い色」というのは少し意外ですよね。
この理由は、明るく綺麗な床だと汚してしまうことに心理的なためらいを感じるから、なのだそうです。
このように、リサーチを重ねて分析することで、思いもよらない共通項が出てくることもあります。
これらのあらゆる知識の集積、組み合わせが「センスのよさ」を向上させていくのです。
まとめ:センスを磨くために知識をどんどん増やしていきましょう!
いかがでしたか。
センスを磨くためには、知識の積み重ねが大切であることを、お分かりいただけたと思います。
本の中で印象的だったのが、次の言葉です。
「わからないのはセンスがないせい」ではなく、
「わからないのはセンスを磨く努力をしていないせい」
「センスがない」というのは、今や言い訳にしかならないのです。
分からないなりに勉強して、知識をつけることが大切なんですね。
サッカー選手の中村俊輔氏は、「サッカーセンスがあるかどうかを見極めるポイント」について、次のように語っています。
「自分に必要なものや足りないものが客観的に分かっていて、自主的に練習しているかどうかですよね」
出典:中村俊輔がサッカーセンス論を激白「自主練を見ればわかる」 – ライブドアニュース
センスは生まれつきのものではなく、自分が行動した分だけ磨かれていきます。
まずは、あなたがセンスを磨きたいジャンルについて、知識をたくさん取り入れていきましょう!
この記事へのコメントはありません。