理想と現実のギャップを埋める。「脳」との新しい向き合い方とは?

生き方

こんにちは、yuyaです。
今回は脳の働きから悩みを解決する、一冊の本をご紹介します。

「なりたい」自分に「なれない」自分

「理想の自分」「現実の自分」、両者を比べて落ち込んでしまう。
そんな経験はありませんか?

誰しも小さい頃は夢を持っていたり、大人になってからも目標を立てたりと、理想を掲げて頑張りたいと願う気持ちは全世代で共通の認識といえるでしょう。

ですが、なかなか結果が出ない。
決めたはずの目標が実行できなかったり、どうしても怠けてしまったり、理想の自分とのすれ違いに悩んで葛藤している方も多いのでは?

そんなあなたにおすすめの書籍があります。
それがこちらの『心を整える8つの脳開発プログラム: 悩みを生み出す「大脳」と「原始脳」のメカニズム』です。

 

本書によれば、悩みが生まれるのは「大脳」と「原始脳」という2つの脳の働きが原因であり、その両者が理想と現実のギャップを生み出しているというのです。
どうして私たちは悩んでしまうのか、悩みを改善していくためにどうすべきか、本書を読み進めることで理解する助けとなるでしょう。

それでは次項から、詳しく解説していきます。

私たちの脳の作りとは

selective focus phot of artificial human skull

本書によると、私たちの脳は大きく二つの機能に分けられるといいます。
それが、「大脳」と「原始脳」です。

大脳について本書では「アクセスできる意識レベル」と述べられており、
また原始脳については「アクセス不可能な基礎意識」と述べられています。
これは一体どういうことなのでしょうか。

前者の大脳について本書では、次のように述べられています。

いわゆる「知っている」領域です。私たちは自分の意識を知っています。
自分は何を考えているのか知っています。そこには当然、アクセスできます。
アクセスして考えたり、判断したりします。(中略)
人間ならではの営みに関するほとんどのこと、知識、理性、教育、社会生活などは大脳の仕事です。

人間が社会を形成して規律を守り、文化を発展させてきたのは、この大脳の働きがあるおかげなのです。
知識や理性の働きなどは、人間が人間たる所以といえるでしょう。

一方、後者の原始脳について本書では、

・生まれついた特徴
・欲求そのもの
・感情で動く機能

これらを有すると述べています。
人間の動物としての機能・本能といえます。

自らが生きていくために必要な、或いは生活環境を守るために必要な、生物として根本的な機能が、この原始脳にはあるのです。
例えば生存本能や存在欲が、原始脳の働きに分類されています。

それでは二つの脳の働きは、いったいどのように関係しあっているのでしょうか。

大脳と原始脳の関係

two person holding papercut heart

本書によれば、大脳は常に原始脳の命令によって動いているといいます。
つまり私たちの行動は理性や知性によってではなく、動物としての本能に従って行なわれているのです。

そして前述のように、原始脳にはアクセスできません。
つまり逆らえないのです。
私たちは本能の動きを理性によって軌道修正しているといえるでしょう。

本書によれば、この2つの脳の関係こそが、理想と自分の行動にギャップが生じてしまう原因であるとしています。

どんな人間の大脳も、原始脳と現実のギャップによる激しい葛藤で悩まなければいけないことになっています。
いつも「あなた(=原始脳)にそんなことを言われても、できっこない」というところなのです。
たとえば、原始脳は「あいつをぶん殴れ」と命令します。
大脳は、そう言われても、法律もあるし、相手はすごく力が強いし、殴ってもメリットはないし「どうしよう」と悩まなければいけないのです。

私たちは本能的な行動と理性的な行動との間で、常に葛藤しています。
その葛藤こそが人間らしさなのですが、そこに尽きない悩みのタネがあるのです。

理想との付き合い方

grayscale photography of kids walking on road

理想と現実のギャップに悩むあなたは、なぜ悩んでいるのでしょうか?
ここまで述べた点を、本書では2つの要素にまとめています。

・原始脳に誘拐されて、欲求に従わざるを得ない。
・原始脳の要求は、けっして満たせない。

これらの要素が意味するのは「私たちの理想は満たせない」ということです。
夢を追いかけて目標をひとつ達成しても、新たな欲求はすぐに生まれてきてしまいます。

悩みが尽きないのは、欲求が発生しては追いかける、そんないたちごっこに振り回されてしまい、結局のところギャップが埋まらないからなのです。

そのような暮らしに満足できる体質ならば、何も問題ありません。
ですが、理想と現実とのギャップに悩んでしまうならば、解決法を試してみましょう。

それは「気持ちを無視する」ことです。

前述のように、原始脳は感情で動いています。
しかしながら、その感情を理性でもって書き換えることは出来ないのです。

だからこそ、原始脳を無視してしまう、大脳主導の神経回路作りが必要であるといいます。
これは、「やりたくない・休みたい・遊びたい」そんな時こそ「ただやる」といった考え方ですが、分かっていてもできないのが、人間の性でもあります。

そこで本書では、そんな気持ちを無視した回路づくりに役立つプログラムを紹介しています。

プログラムの例:
「鵜呑にする癖をやめる」
「思考と妄想を管理する」
「言葉を管理する」
etc.

いかに原始脳の影響を断ち切るか、プログラムを実践すればあなたにも必ず効果が出るでしょう。
気になる方はぜひ、本を読んでみてはいかがでしょうか。

さいごに

person standing on hill

大脳と原始脳の関係については、なんとなく理解されている方がほとんどでしょう。

私自身、何度も欲求に負けてしまった自分を知っています。
淡々と努力できる人は何が違うのか。
そのように考えることも多々ありました。

悩みの原因を脳の作りから考えることで、悩む気持ちが少しでも軽くなってもらえたら、うれしく思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

yuya

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物流業で働きながらライター活動をしています。人生をより良く過ごすためのお役立ち情報などを共有しています。

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