ハイブランドの王者「ルイ・ヴィトン」から学ぶ最強マーケティング

クリエイティブ

はじめに

こんにちは、kanahoです!
2020年も上半期終了まであと少し、みなさん、お元気ですか?

この上半期を振り返ってみると、怒涛の経験をした人も多いのではないでしょうか。

大型連休も外出自粛となり、楽しみにしていた様々なイベントが流れてしまったり、世界で暴動が起きたり、、、そんな今だからこそ、これからどう生きるのか、何を学ぶのかに焦点を置いてライフハックしていかなければいけませんよね。

光陰矢の如しとはよく言ったもので、時が経つのは早いですが、
変わらずにあり続けるものもあります。

特にアパレル業界は流行り廃りの流れが早い事で有名です。
そんな中、高級ラグジュアリーブランドのルイ・ヴィトンが120年以上ほとんど変わらないデザインでアイテムを売っていたことはみなさんはご存知ですか?

今回の記事では、「旅を楽しみ、人生を楽しむモノづくり」のキャッチコピーの元、変わらぬ王者の存在感を出し続けるルイ・ヴィトンにフォーカスしてそのマーケティングやこだわりをお伝えすることで、20代から始めるライフハックの一助になればと思います。

ルイ・ヴィトンとは

まずはじめに、ルイ・ヴィトンというブランドについてご説明しましょう。

みなさんはルイ・ヴィトンにどんなイメージを抱いていますか?

高級そう、女優が持ってそう、お店に入りにくそう、いいものそう、成金っぽいなど、、、
いろんなイメージがあるかと思います。

でも、遠いフランスの高級ブランドであるにも関わらず、みんなが知っていますよね。
これって実はすごいことなのです。

ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton Malletier)はフランスのスーツケース職人であるルイ・ヴィトンが1854年に創始したファッションブランドです。
初期は軽くて丈夫なスーツケースを作成していました。

その後1896年モノグラムデザインを発表し急成長を遂げ、ラグジュアリーブランドにのし上がります。
そしてこのモノグラムデザインが今でも変わらず店舗に並び、品薄状態を続けているのです!

現在ではヴィトンは、フェンディやディオールなどを含むLVMH(モエ・ヘネシー・モギビッシュルイ・ヴィトン)グループの中核ブランドになっています。
2019年度にはブランドグループの売上高6兆円という、想像もできない程の売り上げを誇っています。

知名度でいうとグッチやシャネルと同じくらい有名!と思う方も多いかと思いますが、
規模で言えばヴィトンの売り上げはそれらの倍以上、、、!
圧倒的存在感を持っている「王者」のブランドです。

ヴィトンとジャポニズム

 

1896年に発売されたモノグラムデザイン、今でも人気なこの商品は、実は日本の家紋から着想を得ています。

薩摩藩、島津家の家紋が元になっているんですね。

当時パリでは1867年の万博の開催に始まり、ジャポニズムブームが起こっていました。
庭園やお着物、家紋など日本独自の文化がパリで大人気だったのですね。

一方で高品質なスーツケースを作ったものの、当時のヴィトンは偽物被害に悩まされていました。
そこで、正規品であることの証として、「家紋」を取り入れたのです。

その他発表されている「ダミエ」も市松模様に着想を得ているとのことで、日本とは繋がりが深いブランドなのです。

なんだか親近感が湧いてきますよね。

ヴィトンのマーケティング戦略

マーケティングを勉強している人ならご存知かと思いますが、ヴィトンの売り方はマーケティングの基本の4Pのお手本のような戦略をとっています。

◆マーケティングの4P◆
Product(製品)
Price(価格)
Place(販売ルート)
Promotion(販売促進)

Price(価格)

まず、ヴィトンは一度もセール(値下げ)をしたことがありません。
これはアパレル業界の慣習的な部分もあり、発注には必ず過不足が出てしまうこと・百貨店などの親元にテナントが逆らえないこと、流行り廃りがあり型落ちが出てしまうことから、アパレルはセールをします。

しかしヴィトンは150年間それに抗っているのです。
なぜなら、顧客にとって価値を変えさせないことを徹底するため、そして正規価格が適正価格であると主張するため、この2点がヴィトンが値下げをしない理由です。
こうしてマーケットに迎合しすぎず、プライスの決定権を自社に持たせることでブランド価値を守っています。

Place(販売ルート)

次に、ヴィトンにはライセンス品が存在しません。
ライセンス品とは、ローカライズの為に本国のデザイナーがノータッチで作成販売できる権限を与えられたもののことです。ローカライズして各国のブランドへのイメージが変わってしまわないようにすることで、流通(place)を管理し、価値を担保しているんですね。
また、ヴィトンにはアウトレット品(B品)も存在しません。
価値、デザインを徹底的に守る為に、最高品質以外は流出させないのですね。

Promotion(販売促進)

さらに、ヴィトンには商品を打ち出した広告が存在しません。
ヴィトンで、「今期のバック、◯◯円!!」と言った広告を見たことないですよね。
映画のワンシーンのようなカットだけかと思います。
これは、単品の訴求ではなくブランドイメージを広告することで、他社との差別化を図っているのです。
なぜなら、プライスやスペック、トレンド性に言及してしまうと、真似ができてしまい、ブランドの価値が下がってしまうからなんですね。

一般的なブランドは、
価格のためにセカンドブランドなどを作り品質を落とし、
アウトレットやライセンス品を利益のために打ち出すことで低品質なものを流出し、
売り手の事情による値下げで顧客を価値の迷子にさせて、
単品訴求の広告をしイメージを上げることに徹底することが難しいです。
これがアパレルの現状なのです。

高品質を維持し、流通管理を徹底して価格操作を許さず、ブランドイメージを高めることでヴィトンはアパレル界の王者の存在であり続けられるのです。

ルイ・ヴィトンの強みは「職人気質のモノづくり」ではなく「堅固なマーケティング戦略」
斬新なデザインを作り出すのには人を入れ替えなければいけないですし好みもあり、体力もいります。
逆にマーケティングをひたすらに徹底していくことで、同じデザインでも100年以上売れ続け、品薄状態を維持することができるのです。

モノづくりというとこだわりや高品質を意識してしまいがちですが、ものを売り、ビジネスにすることの大切さがルイヴィトンから学ぶことができますね。

主義とトレンド

このように、業界慣習に屈さず、徹底したマーケティングを行うヴィトンですが、一方で革新的な事業やトレンドにも敏感でもあります。

例えば、1990年代のヴィトンのデザイナーのマークジェイコブスはアメリカ人でLGBTでした。
今ほどLGBTへの理解がない時代にブランドの顔を選定する先進性が伺えます。

また、シュプリームというストリートブランドとラグジュアリーブランドの王者であるヴィトンのコラボの衝撃は記憶に新しい人も多いでしょう。

そのコラボを実現させたキムジョーンズの次には初の黒人からの起用であるヴァージルアブローがクリエイティブディレクターに就任するなど、ヴィトンの挑戦は止まりません。

古き伝統を守りながらも、時代を引っ張る先進性で多くの人を虜にし続けるルイ・ヴィトン。
このバランス感覚にも、ブランディングやマーケティングの本質が見えてきますね。

最後に

ハイブランドの王者「ルイ・ヴィトンから学ぶ最強マーケティング」いかがでしたでしょうか。

120年前から変わらぬものを作りながらも、マーケティングへの徹底した配慮をすることでハイブランドの王者に君臨し続けるルイ・ヴィトン。
そのマーケティングへの姿勢から、戦略の大切さがわかったのではないでしょうか。

2020年6月初頭現在、100年に一度のパンデミックに始まり、経済状況然り、香港やアメリカでの暴動然り、旅の一つも行けずフラストレーションが溜まる方も多いかと思います。
そんな今だからこそ、マーケティングを学び、活用するための戦略を練ることで、今後同世代との差が大きくついてきます。

ルイ・ヴィトンのマーケティング戦略はマーケティングの基本の4Pを徹底することにありました。
ではご自分に当て嵌めた場合、自分というブランドにおいて今練れる最善の戦略は何でしょうか。

自分の質の向上のため、知識や経験を増強してより良いProduct(製品)にすること。
自分の単価、Priceを変えることを変えること。
そのためには転職や環境のPlace(販売ルート)を大きく変えることも必要になってくるかもしれませんね。
そして、影響力を持つためのPromotion(販売促進)に何を使うのかということ。

ハイブランドの存在はまだ決して身近なものではないかもしれませんが、そこから学び、自分に活かせることは多くあります。

見るもの全てを学びに変換する勢いで、20代からのライフハックに取り組んで見てはいかがでしょうか!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

kanaho

 

 

 

 

 

kanaho

775 views

米農家出身東京在住建築士(23) 絵描き・フォトグラファー・お絵描き先生、 ブランドプロデューサー・オーナー等活動中。 本も映画も漫画もファッションも、 ご...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。