「成功」の反対は「失敗」じゃない。言葉と実態のズレから学ぶ意識の構造とは?

生き方

こんにちは、yuyaです。
今回は、私たちの努力と意識の関係性について学べる、一冊の本をご紹介します。

実を結ぶ努力がしたい

「どうしてこんなに頑張っているのに報われないのかな…」

こんな風に頭を抱えてしまっていませんか?
日々仕事や学業に追われ、必死に頑張っているのに何故か結果が出ていないように感じてしまう。

もしもあなたがそう考えているのなら、おすすめの書籍があります。
それがこちらの書籍『無理の構造』です。

 

この本では、私たちの目標設定に対する努力がどうして「無駄」に終わってしまうのか、読み解いていきます。

本書によれば無駄な労力が生まれてしまう原因は、私たちが「自然な流れや法則に逆らっている」からであるというのですが、一体どういうことなのでしょうか。
次項から解説していきます。

「無駄な」努力はどうして生まれる?

man on thinking pose

あなたに目標があるならば、きっと日課を設定していることでしょう。
学業でも仕事においても、成長していくためには努力が必要だと考えるのが一般的です。

これまでに受験や就職活動を経験した方は、辛い期間に耐え抜き結果を出す喜びを知っているかもしれません。
こんな風に、「忍耐と努力」はセットで考えられているといえるでしょう。

だからこそ多くの人が挫折してしまいます。
そしてまた、多くの人が努力の向こう側に成功を夢見ています。

それもそうですよね。

辛い期間を乗り越えた先に何も手に入らないなんて、苦行にもほどがあります。
実はこのような思いが「努力が実を結ばなかった」という事実を、「無駄な努力」という文言に変化させてしまっています。

「努力」と「結果」は本来つながっていません。
平たく言えば「頑張ればうまくいく」とは限らないということです。
ですが、そのような考えでは努力が続かないのも事実。

「頑張れば報われる」

そんな思いを胸に継続するしかないのです。
本書ではこのような意識を

「本来同等でないものを同等だと勘違いしている」

と表現しています。

頑張れば報われるかもしれませんが、報われなかったことに対して無駄だ」と考える必要はないのです。
本来は関係性が「ない」ものを、関係性が「ある」ように認識しているからこそ、私たちはそのズレに悩むことになるといいます。

では、そのような認識のズレはどうして生まれるのでしょうか。

言葉の意味と実態は異なる

monkey looking at mirror

「対象である言葉」と聞いてどんな言葉を思い浮かべますか?

・善と悪
・賛成と反対
・楽観と悲観

といったような言葉が挙がるのではないでしょうか。

本書ではこのような言葉の関係性について、

同等かつ反対の概念のように思えますが、実はこれらの間にもさまざまな非対称性が存在しています。
「良いことでニュースに出るのには何年もかかるが悪いことなら一瞬で出てしまう」ということや、「一つの善事で世の中はなかなか変わらないが一つの悪事で世の中は一瞬で変わる」(テロのあとのセキュリティ対策など)、といったことです。
このように、善と悪は明らかに同等のものではないのですが、その非対称性を普段我々が意識することはありません。

と述べています。

前項の努力に関連する例を挙げれば、「成功と失敗」がありますね。
これらの言葉にもどこか「成功が優位的」であったり、あるいは「失敗は一瞬で広まっていく」イメージがありませんか?
完全に同等とは言えないようです。

言葉の意味と実際に私たちが暮らす社会での出来事とを照らし合わせると、上下関係や一方的な強弱の性質から対象とは言えないのです。
本書によれば、そのような非対称性が悩みを作り出して、「理不尽さ」を感じる要因となっているといいます。
冒頭に述べた「自然な流れや法則に逆らっている」とは、非対称であるものを対象と認識することなのです。

成功と失敗の実態は同等でないのに、同様に比較して自身を蔑んでしまう。
努力が実らずに成功できない自分を、「失敗した」と定義してしまう。

こんな調子で非対称の要素へと自分を紐付けて、不必要に落ち込んでしまっているのです。
そこで現実の非対称性に従って「成功できなかった=失敗ではない」という考え方を持つことをおすすめします。
成功できなかった事実はそのまま受容して、その事実と失敗と紐付けない意識を持つのです。

どこかヘリクツのように聞こえるかもしれませんね。
ですが、私たちは成功するために淡々と行動していくしかありません。
悩んで落ち込んでいる時間はとても勿体ないですから、自分自身の気持ちが軽くなるような意識や考えのヒントを探していくと良いでしょう。

本書では言葉への認識と実態のズレをさらに、
・物理的
・知的
・心理的
の段階に分けて学んでいくことができます。

気になる方はぜひ本を読んで、悩まずに済む考え方を見つけてみてはいかがでしょうか。

さいごに

toddler's standing in front of beige concrete stair

意識ひとつで行動が変われば楽なものですが、そう簡単にはいかないものです。

私自身は実際のところ、過去の経験や将来の不安に悩まされて身動きが取れないといった感覚がありました。
だからこそ、行動に対する意識そのものを変えることができれば、少しずつでも前に進めるのではないかと思います。

なにか行動が変わるきっかけを共有できれば嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

yuya

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物流業で働きながらライター活動をしています。人生をよりよく過ごすため、もっと気楽に生きるため、書籍から得た学びをテーマにメンタルや身体的要因から考える人生観...

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