ロケットスタート時間術とは?書籍『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』に学ぶ時間術

こんにちは。
本日は書籍『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』をご紹介します。
この本では「ロケットスタート時間術」という方法が紹介されています。
・仕事が終わらない・・・
・納期の直前で徹夜をする羽目になった・・・
・思ったより時間がかかって締切直前に納期を延ばしてもらった・・・
以上のような経験や悩みを持つ方に役立つ内容となっているかと思いますので、是非読み進めていただければと思います。
それでは早速ご紹介します!
ロケットスタート時間術
この本の著者は、中島聡氏です。
元マイクロソフトの伝説のプログラマーで、パソコンの「ドラッグ&ドロップ」や「ダブルクリック」などの概念を生み出したことで知られています。
納期遅れが蔓延するプログラマーの世界で中島氏は「一度も納期に遅れたことがない男」と呼ばれ活躍していたそうです。
それを可能にしたのが、本書で紹介されるロケットスタート時間術です。
ロケットスタート時間術とは、言い換えるとスタートダッシュで一気に完成まで近づける方法です。
ポイントは3つあります。
1. 締め切りは絶対に守る
2. 2対8の法則
3. 「界王拳(かいおうけん)」で集中する
それぞれ説明していきます。
1. 締め切りは絶対に守る
例えば、10日後が納期の仕事がきた時に、「締め切りは絶対に守るもの」という前提でスケジュールを組むことが大切です。
10日間かかる仕事は、まずは「最初の2日間を見積り期間とさせてください」と上司に申し出ます。
そしてその2日をロケットスタート期間として使い、猛烈に仕事に取り組み、「ほぼ完成」の状態まで持っていきます。
この期間で「ほぼ完成」に持っていけなかった場合は、締め切りの期限の延長を申し出る場合もあります。
締め切りは絶対に守るものという前提で取りかかることで、真剣に取り組むことができるのです。
2. 2対8の法則
10日間かかる仕事は、最初の2日間で仕事の8割を完成させます。
そして残りの8日間でクオリティを上げ、完成に近づけて締切までに完了させるというやり方です。
これが2対8の法則です。
これと対極にあるのが、ラストスパート志向です。
これは、期日が近づくにつれてラストスパートをするやり方のことで、このやり方だと、予想外に時間がかかる場合や、誤差が生じた場合に期日通りに完成することができなくなることがあります。
2対8の法則を使うことで、最初に全力で仕事をして一気に完成まで持っていくことができます。
そして残りの時間でゆったりと完成度を高めることができます。
8割の時間を使って2割の仕事をするので余裕が生まれ、期日に余裕を持って完成させることができます。
3. 「界王拳(かいおうけん)」で集中する
最初の2日間で仕事の8割を完成させるというのは、簡単なことではありません。
仕事をものすごく頑張るこの期間のことを、「界王拳(かいおうけん)」と著者は呼んでいるそうです。
界王拳とは、マンガ「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空の技の名前です。
マンガの中で孫悟空は、「◯倍界王拳」を使うことで、普段の自分の力の◯倍の力を出すことができています。
このように、2倍界王拳、5倍界王拳、10倍界王拳、20倍界王拳、など、おおまかな数字を決め、普段の力の何倍もの熱量で仕事を頑張る、ということだそうです。
実際にいつもの20倍の力が出ているかどうかはあまり関係なく、その発動をイメージすることで、作業ペースを上げ、目の前の仕事を倒すのだそうです。
ものすごく頑張って仕事をする最初の2割の期間の際は、是非イメージしてみてください。
以上が本書で紹介されているロケットスタート時間術の3つのポイントとなります!
仕事を終わらせるための、参考になれば幸いです。
本書ではさらに時間の使い方にまつわる著者の色々なエピソードも紹介されていますので、良ければ本も読んでみてくださいね。
お読み頂きありがとうございました!
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