呼吸で気分をコントロールする方法

呼吸の大切さ
こんにちは、watanabeです。
今回は、呼吸についての記事になります。
普段、呼吸を意識してすることはありますか?
なにか、緊張する場面になると深呼吸をしたりと、呼吸の重要さを感じたことはあるのではないかと思います。
それによって、緊張がなくなった、一歩すすむ勇気を持てたと思える時があったのではないでしょうか?
それくらい、呼吸というのは心身に影響を与えているのです。
その呼吸を普段から意識することで、自分のコンディションをコントロールしやすい状態になります。
呼吸とは無意識でできる
呼吸は生きるために必要な行為です。
呼吸をすることで、大気中の酸素を取り込み、身体へ届けることができます。
そのため、生命維持にとって重要な行為なので無意識で行えるようになっています。どんなに集中しても呼吸をしないで窒息死することは通常ありえないのはこのためです。
また、体の状態によって呼吸のリズムは変わっていきます。
緊張したり、運動したりすると呼吸の回数は増えるようになっています。身体の中で酸素を必要としている状態です。その逆では、寝ているときや、リラックスしている時は酸素を多く必要としていないため呼吸は少なくなっていきます。こうした事も脳がコントロールしています。
なぜ呼吸を意識すると心身に影響するか
呼吸には、大きく分けて2回の行動があります。
息を吐く、息を吸う
の2つになります。この2つの行為を意識することが重要になるのです。
どう意識するかの前に、呼吸がなぜ心身に影響するかを説明したいと思います。
まず、息を吸うという行為です。
活動するためには、交感神経を刺激する息を吸うことが大事になります。交感神経とは戦う時ための神経とも言われています。戦うためというのは、緊張した状態にして行動できるようにすることで、生きるために行動できる状態にセットしている状態です。
悪いことではないのですが、この状態が過度になってしまうと緊張しすぎてしまい、呼吸も早くなってしまい、なかなか頭が働かなくなってしまいます。
交換神経は、活動するために必要ですが、心理的なストレスが長時間かかると体への負担が、頭痛や肩こりなどの症状などによって表れていきます。
次に吐くという行為です。吐くことは副交感神経を優位にします。副交感神経とは、交感神経の逆の働きをします。身体を休める、リラックスさせるような働きです。
家に帰ったらどっと疲れたということはないでしょうか?それは交感神経で緊張していた状態が、家に帰ったことで副交感神経が優位になり、身体が休みのモードに変わった状態です。
他にも、食事を食べたら眠くなった、友達と話しているとリラックスできるなど、身体が休んでいる状態が副交感神経が働きやすい環境になっていると思います。
副交感神経は、精神的な常置にも影響を与えるので、副交感神経が働いているという事は、リラックスしている状態です。この状態を意識的に作っていこうとするのが、重要な点になっています。
意識した呼吸法
呼吸法は単純です。
吸う時間と吐く時間をコントロールするだけになります。
なんか気持ちがのらないけど動かなくちゃいけないときなどは、吸う事は交感神経を刺激しますので、吸う時間を普段より長くとります。
息を吸う時間を、吐く時間よりも長くすれば良いのです。
5秒:2秒になります。秒数は参考程度で、イメージは大きく吸って、フッと吐く要領で大丈夫です。
逆に、緊張している時など息が上がっている時は
息を吐く時間を息を吸う時間より長くすることで、副交感神経を刺激して、リラックスしやすい状態に近づけることができます。
10秒:3秒のように、吐く時間を長めにとっていきます。
この時間も参考程度で大丈夫なので、吐く時間を長くするため、にゆっくり吐くという事を意識すれば大丈夫です。
その時々のあなたが、どのような状態になりたいかで、呼吸の仕方を変えればいいのです。
ただ、常に意識するのは難しい
呼吸は無意識で行えているからこそ、常に意識するのが難しいという事もあります。
しかも生活環境の中で、ストレスによって呼吸が浅くなっていることが多いです。
そのため、常に意識するというよりも
・呼吸だけに集中できる環境や時間を作る(家に帰って10分間など)
・行動の前に意識する
この2点の時に呼吸を意識していくことで、無意識で行っている呼吸に自分の意識を介入させることができます。
あまり、難しく考えず、「あ、深呼吸、深呼吸」といった感覚で習慣にすることが大切です。
おわりに
交感神経と副交感神経は、通常は外からの刺激に反応してどちらかが働いていきます。
ただ、呼吸に関しては外からの刺激からだけではなく、自分の意識で行える行動になります。
ここのメリットを利用して、自分にとって良いコンディションへと近づける手段が呼吸になるのです。
日々の中で、お金や時間もかからなくできることなので、是非試してみてはいかがでしょうか?
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