せっかちな世の中に合わせる必要なんてない。あなたを変える「ゆっくり」のススメ

生き方

こんにちは、yuyaです。
今回は、忙しい生活に疑問を持つあなたにおすすめの本をご紹介します。

「せっかち」を欲しがる世の中

「いつも忙しくて余裕がない」
「なにかに追われるように作業している」
「仕事を完遂させるため常に急いでいる」

あなたはこんな生活を送ってはいませんか?

変化の激しい現代社会では、スピード感を持った対応が求められます。
日々の暮らしの中でも、技術の発達により様々な作業が効率化され、処理速度や精度の高い商品に囲まれながら生活を営んでいます。

「スマートフォン1つあれば誰とでもすぐに連絡を取ることができ、即座に会う約束が取り付けられる。」
「アプリを使えばどこでも買い物ができ、当日中に商品が家に届いてしまう。」
そのような生活は当たり前になりました。
逆に考えると、このような連絡方法や販売形態への対応は必須とされる時代といえるでしょう。

ところで、あなたはこんな「せっかち」ともいえる暮らしに、疲れていませんか?
「情報の速さに追いつくため無理やり体を動かしている。こんな生活は望んでいないのに…」
そのような感覚がもしあるのならば、こちらの書籍『「ゆっくり動く」と人生が変わる』がおすすめです。

 

こちらの本では、時代に逆行しているともいえる「ゆっくりした生活」を紹介しています。
著者いわく、「話す、歩く、食べる……そういうさまざまな動作のペースを落として、「ゆっくり」と動くことを意識するだけで、本当に、一瞬で、人生が良い方向にどんどん変わり始めます。」とのこと。

一体「ゆっくりと動く」ことでどんな効果が生まれるのでしょうか。
次項から解説していきます。

急がなければならない理由とは

person holding white mini bell alarmclock

私たちはそもそも、なぜ急ぐのでしょうか。

・人生の時間は限られているから、もたもたしていられない
・時間は誰に対しても平等だから、素早い行動が大きな差を生む
・社会が素早い対応を求めているから、仕方なく急いでいる
・単純に遅いより速い方がいい

といったところでしょうか。

「急ぐ」ことは、「時間を短縮」するために行われるのがほとんどです。
社会的価値を認めているからこそ、「時短」という言葉が浸透しているのでしょう。

またビジネスの世界であれば、素早い決断が業績を大きく左右するでしょう。
素早く結果を出せば、それだけ高い評価を得られます。
そして素早く結果を出すためのツールやサポートの充実が図られるといったように、素早い行動を支援するための仕組みが構築されてきました。

情報の処理速度が飛躍的に向上した現代では、あらゆる場面でスピードが重視されます。
消費者の観点から見ても、「遅い」より「速い」方が良いでしょう。

モノを運ぶ物流業界や情報を扱うコンテンツサービスを見ても、消費者のニーズを素早く満たすため、いかに「待たせない」戦略を取るか常に考えられています。
そうした環境で暮らしていれば、「せっかち」の生産消費者的生き方にならざるを得ません。

いち早く情報やモノがほしい。
この欲求がある限り「せっかち」の市場価値は高まり続けるでしょう。

ですが、そんな生活にどうしても疑問を感じてしまう。
あなたが常に「疲れ」や「気だるさ」や「不安感」を覚えてしまうのならば、それは「自律神経の乱れ」が原因かもしれません。

あえて「ゆっくり」生きてみる

person on hammock

多くの場合、素早い行動が求められるのは仕事上でのやり取りです。
消費者としての立場で考えると、せっかちさを「求める側」ですよね。

日々せっかちさを「求められる」場面に対して気後れしてしまったり、うまく体が動かないといった症状を感じているのならば、あなたは自律神経が乱れているかもしれません。

ご紹介する本書では、次のように書かれています。

場の空気を一瞬で変えてしまうようなオーラを持った超一流の教授ほど、すべての動きが「ゆっくり、落ち着いている」ということです。(中略)いつも、ゆったり、おだやかな口調と物腰を保ちながら、彼らが質的にも量的にもきわめて高いレベルの仕事を成し遂げていたことです。つまり、「ゆっくり、なのに早い」のです。

私たちはいつのまにか、消費者に求められる素早い対応」と「仕事の進め方」とを結びつけて考えてしまっているようです。
「優れた成果を残すには、生産者側も急いで仕事をこなさなければならない。」

しかしゴールが同じならば、その手順は関わる人数により違いが生まれてしかるべきです。

組織で働く上では自分を抑えることも求められます。
せっかちな働き方に順応できるならば問題ありませんが、そうでない場合、現代はとても生きづらい世の中に感じてしまうでしょう。

前項で述べた自律神経の乱れは、そんな状況が生み出します。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分かれていますが、この両者が1対1の関係を保つことで、私たちの体は健康に保たれるといいます。

緊張や興奮状態は「交感神経」を、ゆっくりと落ち着きリラックスした行動は「副交感神経」を高めます。
つまり、常に素早い成果を求めて走り続けてしまっては、2つの神経の比率が乱れてしまうのです。

本書にある「ゆっくり、なのに早い」仕事ぶりが一流の人々に見られるように、自律神経の健康的な作用を考える上で「ゆっくり」はベストな働き方なのです。

ゆっくりとした動きを生活へ取り入れることができれば、自律神経の調子を整えることができるでしょう。

さいごに

person sitting on bench facing suspension bridge

本書では、自律神経をより健康的に保つために私たちが取るべき行動を、大学病院の臨床医でありながら自律神経の研究者でもある著者の小林弘幸氏から、自身の経験を交えて詳しく学んでいくことができます。

どこか日本では、過度な忍耐力や抑圧的な協調性を重んじる気風がありますが、そんな環境下で身体を壊しては元も子もありません。

私自身は自分をないがしろにしてでも、ある種の奉公をすることが成功への近道であるように感じていましたが、自身の体調管理もできないような環境では実力を発揮することはできないと理解することができました。

もしあなたがせっかちな世の中に疲れてしまったならば、本書を読んでみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

yuya

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物流業で働きながらライター活動をしています。人生をよりよく過ごすため、もっと気楽に生きるため、書籍から得た学びをテーマにメンタルや身体的要因から考える人生観...

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