書籍『無趣味のすすめ』に学ぶ、人生を充実させる方法

こんにちは。
本日は、村上龍著『無趣味のすすめ』をご紹介します。
村上龍さんは1952年長崎県生まれで、1976年「限りなく透明に近いブルー」で第七五回芥川賞受賞し、多数の著作がある小説家です。
この本は雑誌「ゲーテ」での連載に書き下ろし作品を加えたエッセイ集です。
趣味の話から仕事や人間関係、政治、経済、などについて書かれています。
各項目で短い文章なので気軽に読むことができますので良ければ読んでみてください。
この本を読んでいくと、村上さんの独特の視点が感じられ、世の中を新たな角度から見ることができます。
本日は、特に気になった以下の3つの項目についてご紹介します。
1 無趣味のすすめ
2 夢と目標
3 仕事における有用な人脈
1 無趣味のすすめ
現在まわりに溢れている「趣味」からは、考え方や生き方をリアルに考え直し、ときには変えてしまうというような体験はないと著者は説きます。
「真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している」というのです。
「仕事」こそが充実感をもたらすのだということに、私も大いに頷きました。
2 夢と目標
目標は、「それを達成しなければ生きていけない」というぐらいの気持ちで持つことが大切です。
そして目標は自ら設定できなければ何の意味もないのです。
夢は、抽象的になりがちで、ときにそれはメディアが喧伝するキャッチフレーズに大きく影響を受けているかもしれません。
でも、目標はそういったふわふわしたものとは違って、より具体的なものにするべきです。
具体的な目標は達成されるべきもので、誰かに語るための時間的余裕もないはずであると説いています。
3 仕事における有用な人脈
人脈には、「強い絆」と「弱い絆」と呼ばれるべき2種類の関係があるとのことです。
低所得者層では人間関係がほとんど「強い絆」のみで占められている一方、中上級層では、年に一度から数回会う程度の「弱い絆」の人間関係を多く持つことが、アメリカで行われた調査によりわかったそうです。
仕事に有用なのは、自分が他人から有用だと思ってもらって、「弱い絆」をいかに築けるか、ということではないでしょうか。
特に気になった点は、以上です!
他のテーマのエッセイも興味深いものばかりですので、ぜひ読んでみてください!
お読み頂きありがとうございました!
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