もう他人に振り回されない。情報社会で自分の意見を貫く方法とは

こんにちは、yuyaです。
情報社会を生きる私たちは、SNSを通じて四六時中誰かの意見を聞いている状態にあります。
今回の記事では、このような時代を他人の意見に振り回されずに生き抜くため、必要な考え方をおすすめの書籍と共にご紹介します。
常に誰かと繋がっている現代
あなたは「情報社会」に疲れていませんか?
私たちは常に情報を取捨選択することに迫られています。
どの情報が正しくて、どの情報が誤っているのか。
判断は自身の手に委ねられているものの、常に他人の価値観や意見を浴び続ける社会の構図にうんざりしている方も多いのでは。
そんな感覚をお持ちのあなたに、こちらの本をご紹介します。
こちらの書籍『その苦しみはあなたのものでない』では、現代を次のように表現されています。
「人と人が常にネットワークでつながり影響を及ぼし合っている現在では、(中略)人の脳は無線LANのようにネットワークでつながっていて、人は他人から影響を受けてしまう」
現代では強制的に、一日中他人の思考から影響を受けているといっても過言ではないでしょう。
このような社会にどうして疲れてしまうのか。
次項から解説していきます。
社会が作る価値観に従ってしまう?
「〜は当然だ」
「〜しなければならない」
こうした決めつけともいえる価値観が、あなたの中にはあるでしょうか。
・正社員として働くべきだ
・多くの資格を取るべきだ
あくまで一例ですが、社会の常識と言われるものや声高に叫ばれている価値観などは、多くの人々の思考へ影響しています。
テレビやインターネットで見ることの多い情報は、それだけで信憑性が高いと感じてしまうもの。
「一般論」という言葉があるように、「皆がそう言っているから正しいのだろう」といった価値観が蔓延している現状があります。
SNSの発達により、こうした一般論は個人レベルでも広く拡散されるようになりました。
しかし「〜すべき」といった価値観には、一般論を「人生の答え」として取り入れてしまい「思考停止」に陥る危険がはらんでいます。
どうして正社員として働くべきなのか、どうして資格を取るべきなのか、本質はその「どうして」を考えることに意義があるのですが…
そして社会が作り出した一般論を答えとして取り入れてしまうと、次第に私たちは個性について悩むことになります。
人生を型にはめて考えようとすればするほど、当てはまらない部分が大きく見えてしまうもの。
社会が提示する「正解」に適応できない自分がいるように感じてしまうのです。
現代は「考えのもと」が多すぎる?
情報技術の発達によって、いつ誰とでも気軽に連絡が取れる時代になりました。
個人の関係は希薄化し、深い信頼関係を結ぶ前に人と会うことができる世の中となりました。
時代では、常に誰かと思想が影響され合っているとの考え方が本書では提示されています。
SNSで流れる数多くの意見は確かな情報源として他人へ共有したり、報道機関が統計のデータとして利用したりと、今やその存在を軽視することは出来なくなってしまいました。
ところが、人の行動原理となっているのはこうした目に見える情報ではありません。
それは「無意識」です。
無意識とはその人の持つ本来の性格や特質を指すものですが、こうした部分は客観的に自分を顧みて初めて気づくもの。
それこそ自身の行動をデータ化すれば、傾向が見えてくるかもしれませんね。
裏を返せば、そこまでしなければ自分が本来どのような人間かを完全に把握することは難しいということ。
そして、こうした無意識を阻害しているのが「意識による暗示」だといいます。
“無意識”が変な暗示を作り出していたのではなく、私たちの“意識”が本来の自由な状態を遮って見えないようにしている。
(中略)意識が作り出している“暗示”でがんじがらめになっているだけなのだ
意識とは本書で「自分自身の考え」と定義されています。
現代は、そんな「意識」が所狭しと拡散され続けている時代といえるでしょう。
こうした意識に触れ続けることで、「〜すべき」という価値観が自身の中に増え続けてしまうのです。
意識による弊害とは?
前項で述べたとおり、私たちの本来の特質は「無意識」によって決められています。
ですがSNSなどを通じて他人の意識に触れ続けることで本来の特質が隠れ、認識できなくなってしまうといいます。
人は伝えられた情報を自分なりに解釈して相手に伝えてしまう。(中略)言葉を使わない脳のネットワークでは、もっとすごいねじ曲げが起こる。
そのねじ曲げられた他者からの思考を“私の意識”にしてしまうと、私はその“意識”に暗示をかけられてしまう。
他人の考えを浴び続けることで、自分自身の本来持っている個性を認識できなくなってしまうばかりか、自由に考えることが難しくなってしまいます。
他人の意識に囲まれている現代では、常に自身の行動が正解かどうか疑いながら生きている感覚に陥るというのです。
疲れ果ててしまう前に
「やりたいことをただやってみる」こうした考えを持てていますか?
常に人の目を気にして自分を抑え込んでいるような感覚があるのならば、あなたは情報社会で他人の意識を受け入れすぎているのかもしれません。
息苦しさや生きづらさを感じたときは一度立ち止まって、他人の意識に囲まれてしまっていないか、考えてみると良いかもしれません。
本書ではその助けとなる心や意識の仕組みを学ぶことができます。
興味のある方はお読みになってみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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