ノートやメモは「書いて」みよう。あなたがもっと成長する手書きの仕組み

キャリア

こんにちは、yuyaです。
今回は一流ビジネスマンと「手書き」の関係性から、私たちのさらなる成長につながる秘訣をご紹介します。

ノートの取り方で仕事は変わるのか

あなたは普段、どれだけ文字を書きますか?

電子機器の発達により、多くの人が「手書き」からキーボードや画面タッチでの「電子入力」へシフトしていますよね。
仕事はもちろんプライベートでも、全てがスマートフォン一つで完結してしまう時代において、手書きによる記録は効率的でないといえるでしょう。
自分の名前以外ほとんど文字は書かなくなったという人もいるのでは。

電子情報であれば紙とペンを補充する必要がありません。
そして情報共有もスムーズにでき、クラウド上に保存しておけば半永久的な管理が可能です。

紙媒体は保管場所が必要な上に探し出すのも一苦労。
さらに使い捨てのメモやノートであっても、使用するたびにゴミが出ます。
人によっては手書きの文字が読み辛いといった意見もありますから、今後手書きによる記録は廃れていくと考えて良いでしょう。

ですが、現代でもあえて手書きにこだわる「一流のビジネスマン」がいます。
効率化・合理化を考えれば手段として除外すべき対象でも、一流の目から見れば違うのでしょうか。
この便利な世の中で、なぜあえて、手書きなのか。
気になりませんか?

今回は、そんな手書きを選ぶ一流を取材した書籍『外資系コンサルはなぜ、あえて「手書きノート」を使うのか』をご紹介します。

本書では、

「考えるということは手を動かすこと。人は手を動かすことで、何かを生み出していく」

とあります。
電子情報が主流になった世の中で、何かを生み出す「手書き」にはどのような魅力があるのでしょうか?

手書きを愛する一流とは?

man wearing watch with black suit

書籍に登場するのは日本マイクロソフトの澤円(さわまどか)氏
同社営業マネージャー、営業本部長などを歴任し、プレゼンの名手として知られています。
その実力は全世界のマイクロソフト社員10万人の内わずか10名ほどにしかに与えられない「Chairman’s Award」を獲得するほど。

手書きについて「アウトプットした内容をより、多くの人に伝える」を実現するために有効であると語っています。

ところが澤氏は、これまで仕事上で手書きのノートやメモを使うことはほぼなかったといいます。

「メモがしたいときは、キーワードを書いて自分宛てにメールを送る。
その際に、キーワードに関わる情報が掲載されたURLを貼り付けておく。
そうすると、メールを開くたびに常に最新にアップデートされた情報を見ることができる。」

現代ではこのように情報をメモするだけでなく、そつなく管理までこなさなければなりませんね。

また澤氏は、アウトプットを考える際、脳内だけで完結させているといいます。

「プレゼンをする、原稿を書くなど、アウトプットが必要となると、テーマやコンセプトを脳内に常駐させておく。
そうすると、アンテナが常に稼動状態となり、必要な情報が頭に入ってくるようになるという。(中略)
澤さんは、パソコンに向かい、脳内でまとめ上げられた情報をひたすら打ち続ける。
4000字の原稿であれば、2、3時間で書き上げるそうだ。」

ここまで能力が高く、しかもIT技術を使いこなしている人物が、どうして手書きに魅力を感じているのでしょうか。

手書きは脳を鍛える?

Head, Brain, Thoughts, Human Body, Face, Psychology

澤氏はプレゼンテーションを生業としている現状をより良くするため、「手書き」を取り入れたといいます。

「キャリアを積んでくると、これまでの経験値で十分やっていけるようになります。
でも、そこで満足をすると成長は止まる…というか、下降線を描くことになると思うんです。
〝俺、遅れているかも〟と思ったときには手遅れなんです。(中略)
新たな世界に行くためには、違うエントリーの仕方が必要です。
これまでとは別の”脳の筋肉”を使わなくてはいけない。
その時には手を動かして何かやるということに意味が出てくるんです。」

現状からもう一歩成長したい。
その思考から、慣れた環境ではなく新しい世界へ挑戦をしたといいます。

まるでアスリートのように、鍛えきれてない部分を見つけ、トレーニングをする。
そのようなストイックさを持っている澤氏ですが、自身の弱みにも通じる部分が手書きノートにはあるといいます。

「自分は発表の場がないと練習はできないタイプだという。
ノートを書くという行為も、プレゼンテーションという大きなアウトプットがあるからこそ価値がある。」

明確な目的もなくとりあえずノートやメモをとって、使わない、使えない。
そんな経験はありませんか?

目的を持ってインプットをすれば、より良いアウトプットに繋がります。
「手書きのノート」から、

・慣れない環境に身を置くこと
・常に目標を持ってインプットすること

このような観点を導き出すことができるのです。

電子情報は記録・記憶という面において非常に優れていますが、アウトプットを通した創造性・独創性は人間にしか持ち得ないことです。
だからこそ冒頭でご紹介した一文の「考えるということは手を動かすこと。人は手を動かすことで、何かを生み出していく」が意味を持つのです。

手は第二の脳とも呼ばれ、指を動かすだけで脳の血流が良くなると言われるほどの効果があります。
しかも手書きには「考えながら動かす」という工程が必ず含まれ、ただ指先を動かすよりも大きな刺激が脳へ伝わります。

メモやノートの「文字情報」に明確な目的や意味付けを持たせるため、インプットの段階から脳をより活発にする効果が期待できるのです。
これこそが手書きの良さと言えるでしょう。

手書きから新たな成長を学ぶ

woman walking on lawn with trees

今回の澤氏の例では、いかに優れた人であっても成長を追い求めなければ「下降線を描くことになる」と自らを鼓舞し、どうやって成長の場を求めるか考えた結果が「手書き」でした。

その結果、積み上げてきた経歴や仕事術が通用しない環境を手に入れています。
「手書き程度で」と大げさに感じるかもしれませんが、人間の環境適応能力はとても高く、慣れない環境でも次第にモノにしていきます。

環境が変われば視点が変わり、インプットが変わります。
そのインプットを「多くの人に伝える」ため、澤氏は手書きからプレゼンテーションを組み上げる作業を続けました。

私自身、成長するために何をすべきか考えても、なかなか答えが浮かびません。
だからこそこうした例は有用ではないでしょうか。
すぐにでも真似できますし、不都合でやりづらいと感じたならば、新しい環境へ身を置けたことになります。

・慣れない環境に身を置くこと
・常に目標を持ってインプットすること

この2つを続けることで、とにかく「行動」することができます。

本書ではこうした一流の人物たちと「手書き」の関係を、他にも9例紹介しています。
気になる方は読んでみては。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

yuya

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物流業で働きながらライター活動をしています。人生をより良く過ごすためのお役立ち情報などを共有しています。

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