元祖自己啓発本D・カーネギー著『人を動かす』を要約した三原則

1937年発売1500万部売れる超ロングセラー
どうも、以前は営業職として働いていたフルザワです。
今回は著者D・カーネギーの大名著『人を動かす』について紹介します。
(→著者Ⅾ・カーネギー『人を動かす』はこちらから購入できます)
本書は1937年の発売から80年以上も読み続けられ、日本で500万部、世界では1500万部も売れている超ロングセラー作品です。
『人を動かす』というのは日本版のタイトルで、元の英語版タイトルは”How to Win Friends and Influence People”(仲間を得て影響力を持つ方法)と言います。
本書は人から信頼を得たい方や発信力を身に付けたい方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
皆さんも一度はカバーやタイトルを目にしたことがあるのではないでしょうか。
・読もうと思っていたけど読めていない
・読んでみたけど内容を忘れてしまった
・読む前に簡単に要点だけでも知りたい
この記事では、上記のような方々の為に、本書の内容を集約した三原則をご紹介します。
『人を動かす』には30もの原理・原則があるのですが、その中でもかなり重要な考え方です。
営業職の方はもちろん、様々なビジネスや人間関係構築にも落とし込める考え方が具体例を元に凝縮されていますので、ぜひこの記事を読んだ上で『人を動かす』を読まれることをオススメします。
名著『人を動かす』の三原則①相手を批判しない
本書の30原則の中で、まず初めに述べられるのが相手を批判をしないことです。
なぜかと言うと、批判は反感を買うからです。
例え犯罪者であっても自分は悪くないと主張するなど、人には人の正義があるのです。
初代アメリカ大統領のリンカーンも、新聞にライバルが滑稽に見える風刺画を掲載した結果恨みを買い、生命を賭けて戦う決闘を申し込まれたそうです。
決闘は中止されたそうですが、批判された側は大小あれどいい思いはしません。
人に思い通りに動いてもらうには、まず敵を作らないことが先決だと言えます。
名著『人を動かす』の三原則②相手に自己重要感を与える
2つ目は、相手に自己重要感を与えることです。
精神分析学の創設者フロイトも、「人間が行動を発する原理には、性衝動か偉くなりたい願望かの2つしかない」と述べていました。
つまり、自分が重要な人物であることを認めて欲しいという承認欲求は、人間の欲望にも匹敵する本質的な欲求なのです。
広い意味でこの言葉を捉えると、「名前を覚える」「聞き手に回る」などの行為も、相手の承認欲求を満たす行為だと言えます。
その中でも特に効果的なのが、「褒めること」だと言われています。
歴史上第2位の大富豪、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーは人を褒めるのがうまかったから富豪になれたと言われています。
墓跡には「己より賢明なる人物を身辺に集める方法を心得し者ここに眠る」と刻み、死後すらも権力ではなく、人を褒めています。
現代のSNSのいいねボタンも、承認欲求が満たされる為に開発された、人を動かす依存度の高い機能だと言えます。
名著『人を動かす』の三原則③相手の利益を考える
3つ目は、相手の利益を考えることです。
なぜなら、人は関心のある物事にしか興味を示さず、メリットがなければ動かないからです。
ですが、逆にその性質を利用すれば、人は動いてくれます。
第26代大統領のセオドア・ルーズヴェルトは、人と会う前にその人が好きな話題について調べ会話を盛り上げ、交渉に繋げたそうです。
相手に関心を寄せ、相手のメリットを提示し、そこに自己の利益を結びつけると上手くいくのです。
人の立場に身を置いて考えることで、相手への理解が広がり、どうすれば思い通りに動いてくれるかわかります。
人との交渉の際には、まず相手への利益を考えると上手くいくでしょう。
『人を動かす』本質的な考え方を要約した三原則
以上の三原則が『人を動かす』に書かれていた本質的な考え方です。
①相手を批判しない
②相手に自己重要感を与える
③相手の利益を考える
改めて見直すと当たり前のことだと思うかも知れませんが、意外とできていないものです。
「知る」と「出来る」は違うように、人を動かすのに必要なのは難しい専門的なことでなく、簡単で本質的なことなのです。
私も本書を読んでから、営業の成績を向上させることができました。
なぜなら、D・カーネギーが15年の歳月と膨大な事例を集めて出版した現代の古典で、即座に自分のビジネスに応用できるテクニックが詰まっているからです。
本書に興味を持った方は、ぜひ実際に手に取り、沢山の事例に触れてみて下さい。
より理解が深まり、今回の学びが確信に変わるでしょう。
読みやすい漫画版もあるので、活字が苦手な方にはこちらがオススメです。(→漫画版『人を動かす』はこちらから購入できます)
ぜひ『人を動かす』の30原則を要約した、三原則を日々の生活に生かしてみて下さい。
ではまた。
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