書籍『成長マインドセット』に学ぶ悩みを減らす5つの方法

悩みは成長を阻害する
こんにちは、ライターのはまじんがーです!
みなさんは、今現在「悩み」を抱えていますか?
人は誰しも大なり小なり悩みを抱えており、「悩みが全くありません!」と自信を持って言える人はほぼいないのではないでしょうか。
しかしながら、その悩みを自ら望んで抱えている人はいないはずです。
持たないに越したことはないけれど、持たざるを得なくされてしまっている。
それが悩みというものです。
書籍『成長マインドセット』では、「成長を阻害する要因」の1つとしてこの「悩み」を挙げており、行動にブレーキをかける存在であることから「悩みブレーキ」と表現しています。
つまり、悩みを持つことは行動や成長に対しても障害にしかならないにもかかわらず、多くの人が止むを得ず持たされてしまっているのが実情です。
では、悩みを減らすにはどうすればいいのか?
その問いに答えるべく、今回の記事では上記で紹介した書籍『成長マインドセット』より「悩みを減らす5つの方法」を紹介します。
著者の吉田行宏さんは大企業ガリバーの創業メンバーで、ナンバー2として同社の上場、その後のグローバル展開など急成長を支えた立役者であり、現在は経営コンサルタントとして活躍されている方です。
・頭の中が常に悩みでいっぱいだ
・いつも悩んでばかりで自分に自信が持てない
・悩みのせいで行動が止まってしまう
といったような状況にある方は、ぜひ続きをお読みになってみてください。
悩みを減らす5つの方法
それでは、ここから悩みを減らす5つの方法について紹介していきます。
・方法1,2
・方法3,4,5
はそれぞれ内容的な繋がりがありますので、上記の括りを意識してお読みになると理解しやすいかと思います。
方法1:ブレーキの存在を知る
人は知らず知らずのうちに「悩み」を抱えることによって行動にブレーキをかけてしまっています。
悩みを減らす方法の1つ目は、そのブレーキの存在を知ることです。
例えば同じゴールを目指して車を運転しているAさんとBさんがいるとして、
・Aさん:時速80Kmを出そうとしてアクセルを踏んでいる
・Bさん:時速80Kmを出そうとアクセルを踏んでいるものの、ブレーキも同時に踏んでいる
というケースの場合、AさんとBさんのどちらが先にゴールにたどり着くか?
と聞かれた場合、誰もが迷いなくAさんと答えると思います。
しかし、現実には多くのBさんが存在します。
例えば会社員として営業の仕事に従事しているような場合、成果を出すという目標に向かってアクセル全開で進むのが望ましい状態ですが、
「結果を出してもあまり給料上がらないしなぁ・・・」
「営業の仕事、本当はあまりやりたくないんだけどなぁ・・・」
「仕事に打ち込みすぎるとプライベートが疎かになるかも・・・」
このような悩みを抱えたりして、知らず知らずのうちに自分の行動にブレーキをかけてしまっているのです。
なので、まずは悩みがあることを自覚し、ブレーキの存在を知ることが大事なのです。
方法2:「期間限定で」ブレーキを踏まない覚悟をする
ブレーキの存在を知ることができたら、次はそのブレーキを「踏まない」ようにすることが必要です。
上記のAさんとBさんの具体例を見ても、ブレーキを踏まない方が目的に早く辿り着けることは一目瞭然ですよね。
だから、そのブレーキはもう踏まないと決めると覚悟を決めることが重要になります。
しかし、人間生きていれば悩みはつきものです。
「ブレーキを踏まない」とはすなわち「悩みを捨てる」ことに等しいので、誰しも簡単にできることではありません。
そこで有効な方法が「期間限定で」ブレーキを踏まない覚悟をすることです。
そもそも長い人生において、ずっとアクセルを踏み続けていなければならないわけではありません。
・今の環境を変えた方がいいのではないか?
・転職や独立をした方が自分の人生にプラスになるのではないか?
・新しい仕事を始めてみようか?
といったように、時にはブレーキを踏んで、今後のことについてゆっくり考えるのは必要なことです。
しかし、悩みがつきない人というのは一つの決断を一生のものとして考えてしまいがちです。
必要以上に重く考えてしまうばかりに決断ができず、ずっと悩み続けることになってしまうのです。
なので、まずは一定期間ブレーキを踏まずに頑張ってみる、と決めてみるのです。
1年なら1年、2年なら2年といったように期間を決めて、とりあえずその間は一つのことに打ち込んでみる。
決めた期間やりきったら、また立ち止まって今後のことについて考えてみる。
上記の営業の仕事の例で言うと、どうしても悩みが尽きず行動にブレーキがかかる状態が続くのであれば一度ゆっくり考える時間を作り、今の仕事を続けるか、転職するか、独立するかなど様々な選択肢を検討してみるのがよいでしょう。
そして、一度決断したなら一定期間はその道を迷わず突き進むのです。
ブレーキを踏むべき時は、ゆっくり立ち止まって考え、考えて決断したら一定期間アクセル全開で立ち止まらずに突き進む、といったようなメリハリをつけることが、悩まず行動し続けるために必要なことなのです。
方法3:100%の当事者意識を持つ
これは言い換えると、「結果の原因は全て自分にある」と考えることです。
例えば、職場で自分が部下を指導する立場にあるが、部下がなかなか成長せず同じ失敗を何度も繰り返してしまう、といったケースがあるとします。
この場合、「部下がなかなか成長しない」のは一体誰の責任でしょうか?
・指導する立場にある自分の責任
・成長しない部下本人の責任
・適切な教育カリキュラムを用意できない会社の責任
・部下を育ててきた両親の責任
・部下の学生時代の教師の責任
などなど、責任の所在を考えればキリがありません。
そして、実際にはそのどれもが少なからず当てはまっているでしょう。
しかしここで大事なのは、責任の所在を明らかにすることではなく「当事者たちがどんな意識を持つか」です。
当事者意識の低い人は、多くのことを他人に押し付けて自分で努力や工夫をすることを放棄します。
逆に当事者意識の高い人は、状況を改善させるために自分ができることを最大限やろうとします。
そして自分自身の成長を考えた場合、明らかに「自分で100%の当事者意識を持つ」ことの方が有効に働きます。
上記の例で言えば、部下の成長のために自分ができることは何か?を精一杯考えて、様々な工夫を施し、行動を起こしたことが経験になって自身の成長につながるというわけです。
逆に、当事者意識を持つことを放棄して全責任を他人に押し付けてしまったら、自分の成長の機会を失ってしまうことになります。
あなた自身の成長のために、100%の当事者意識を持つことを心がけていきましょう。
方法4:結果は選択できないが、行動は選択できることを知る
当事者意識を100%持つことについて上記で言及しましたが、それによって「本当に良い結果が生まれるか?」はまた別の問題であることを知っておかなければなりません。
上記の部下の指導の例で言うと、仮に自分が100%の当事者意識を持って部下の成長のために様々な策を講じたとしても、それによって実際に部下が成長するかどうかは分からないのです。
これが、「結果は選択できない」ということです。
「結果につながるか分からないなら100%当事者意識を持っても意味がないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回の主題である「悩みを減らす」という観点において重要なのが「結果は選択できないが、行動は選択できる」という考え方です。
なぜこの考え方が重要かというと、自分の力ではどうにもできない結果に執着することを止めて、自分ができることにフォーカスするためです。
例えば、異性に告白する場面を考えてみましょう。
告白するという行動を起こすことは自分自身で選択できますが、その告白を受け入れるかは完全に相手の気持ち次第であり、自分にはどうすることもできません。
なので、「告白をOKしてもらえるか」について悩むことは全く意味がないのです。
そうではなくて、告白をOKしてもらえるように自分ができることにフォーカスする。
そして、できることを精一杯やったならどんな結果も受け入れる覚悟をする。
「結果は選択できないが、行動は選択できる」と考えれば余計なことで悩まなくて済むということです。
そして、えてしてこう考えた方が結果も出やすくなるものです。
方法5:影響の輪にフォーカスする
最後に取り上げるのは、「影響の輪と関心の輪」というテーマです。
以前当メディアでも紹介した書籍『7つの習慣』で紹介されていますが、この概念が意味するところは、自分が関心を持っていることと実際に影響を及ぼせる範囲は異なるということです。
例えば、景気の動向や社会情勢、天変地異などは個人の力ではどうすることもできないですよね。
だから、「自分が影響を及ぼせることにのみフォーカスする」のが重要ということです。
方法4の「結果は選択できないが、行動は選択できる」にも通ずる話で、このテーマに照らし合わせて考えるならば
結果:関心の輪
行動:影響の輪
ということになります。
悩みを減らすためには、その悩みが「関心の輪」と「影響の輪」のどちらに属するかを見極めたうえで、「関心の輪」にあることについて悩むのを止め、「影響の輪」の範囲にあることにフォーカスすることが重要なアクションになります。
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以上、書籍『成長マインドセット』より、悩みを減らす5つの方法を紹介してきました。
今回紹介したのは、自分の成長を阻害する要因の1つ「悩み」というブレーキについてでした。
本書にはその他に、成長を阻害するもう1つのブレーキの存在や、成長を加速させるための2つのアクセルの存在について触れられています。
・もっと成長したい
・自分の軸を持ちたい
・豊かな人生にしたい
といったような想いをお持ちの方は、ぜひ本書を手にとってお読みになってみてください。
ちなみに現在Kindle unlimitedの対象となっておりますので、今なら無料で読めるチャンスです。
それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!
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