コロナだけじゃない!インフルエンザも予防して冬を乗り切ろう

今年はコロナ×インフルエンザのツインデミックに注意?
みなさん、こんにちは!じゆです。
そろそろインフルエンザの季節ですね。新型コロナウイルスも収束していないため、今年は新型コロナウイルスとインフルエンザのツインデミックに注意といわれています。
若者でも急変する可能性はある
例年インフルエンザの感染者数は日本国内で推定およそ1000万人といわれています。
毎年インフルエンザに感染する方もいるため、毎年インフルエンザは流行するし、かかっても大丈夫!と思っている方は多くいると思います。
肺炎やインフルエンザ脳症など重症化のリスクがあるのは、子どもや妊娠している方、高齢者、免疫力が低下している方といわれています。
実際に、インフルエンザで入院する方は70際以上の高齢者が5割以上占めています。
しかし、基礎疾患のない20〜30代の若者でも入院が必要な状態となったり、重症化して人工呼吸器を装着しなければいけなくなったり、さらには亡くなってしまうというケースもあります。
厚生労働省のインフルエンザの発生状況についてという報道発表資料によると、入院が必要となった20〜30代は2〜3%と低い割合ではありますが、少なからず状態が悪くなってしまう若者もいるのです。
前述にもありますが、今年の冬は新型コロナウイルスとインフルエンザの2つの感染症に注意しなければいけません。
今回は、インフルエンザについて説明していきたいと思います。
インフルエンザとは
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる感染症です。インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型、D型の4種類があり、主にヒトに感染するのはA型、B型です。
感染経路は、咳やくしゃみに含まれたウイルスを吸い込み感染する飛沫感染、ウイルスのついたものやヒトに触ることで感染する接触感染となります。
潜伏期間と症状
インフルエンザは感染すると、1〜3日程度の潜伏期間があり、その後急激に発症します。
症状は全身に現れることが特徴で、
- 38度以上の発熱
- 頭痛
- 関節痛・筋肉痛
- 喉の痛み
- 咳・鼻水
- 全身のだるさ
などの症状があります。近年は、インフルエンザに感染しても38度以上の発熱がない場合も増えてきています。
治療
インフルエンザの検査は、綿棒で鼻の奥の粘膜を採取し、感染しているかどうかを調べる迅速検査キットで行います。これは、15分程度で検査結果がでるので、感染しているかどうかすぐに分かります。
しかし迅速検査キットは、ウイルスの量が少ないと反応しません。熱が上がり始めてから12〜48時間前後経過していないと正しい検査結果が出ないのです。
インフルエンザと診断されたら、抗インフルエンザ薬を処方してもらいます。抗インフルエンザ薬には、内服薬、点滴、吸入薬の3種類があります。
どの薬剤を使用するかは、年齢や全身状態、そして重症度によって判断されます。
療養期間について
インフルエンザは熱が下がっても、ウイルスを排出しヒトに感染させるリスクがあります。
学校保健安全法では、このような規定があります。
発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで学校に登校してはならない
そのため、学生の方は出席停止となります。
社会人はこのような規定はありませんが、会社によってはあるかもしれません。
ちなみに、病院は患者に感染させるリスクもあるため、”解熱後2日を経過するまで”、あるいは”発症後5日間”休みとしていることが多いです。
インフルエンザに感染しないために
インフルエンザを予防するために、インフルエンザの予防接種があります。
予防接種を受けても発症する方もいますが、重症化を防ぐことができるので、受けることをおすすめします。
それ以外の対策として、外出時はマスクをつける、帰宅時は手洗い・うがいをするようにしましょう。
手洗いをしても、しっかり洗えていないと手にウイルスが残ったままになってしまいます。正しい手洗いの仕方についての記事があるので、参考にしてみてください。
また、ウイルスに負けない体をつくることも大切です。免疫力が低下しないように、十分な休息と栄養をとるようにしましょう。
普段の生活のなかで実践できる免疫力を上げる方法もあるので、合わせて読んでみてください。
しっかり感染予防をして、冬を乗り切ろう
何度もお伝えしていますが、今年の冬は新型コロナウイルスとインフルエンザの2つの感染症に注意が必要です。
もし、発熱や呼吸器症状などが現れた場合、新型コロナウイルス、インフルエンザどちらも検査をしなければいけない可能性があります。
新型コロナウイルスは症状がでたらすぐ検査をしても反応しますが、インフルエンザは症状がでてから最低でも12時間は待たなければ反応しません。
もし、入院が必要なほど症状がある場合は、検査結果がわかるまでの2〜3日間は個室隔離となるでしょう。そうすると、仕事や学校にいけないことはもちろんのこと、自由に部屋からでることもできません。
そのようなことにならないために、一人ひとりが感染しないように意識することが大切です。また、感染予防をすることで、周りの方に感染させないことにもつながります。
一人ひとりが感染予防をし、みんなで今年の冬を乗り切りましょう。
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