書籍『人は話し方が9割』もう初対面の会話に悩まない!口下手でも使える会話術

どうも1年ぶりに東京を訪れたフルザワです。
今回は40万部の大ベストセラー中、2020年上半期一番売れた会話の本として有名な書籍『人は話し方が9割』について紹介します。(→書籍『人は話し方が9割』はこちらから)
「もっと話が上手くなりたい。」
誰しもが一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか?
本稿をお読み頂ければ、きっとそんな悩みも解決するでしょう。
目次
1.人間の大原則【自己承認と自己肯定】
2.話し方のプロは聞き方のプロである
3.聞き手のプロになる拡張話法
4.やってはいけない4つのNG行為
5.まとめ【話し方とは全肯定の環境作り】
ぜひ、これまでの話し方の概念を覆す考え方を習得してみて下さい。
1.人間の大原則【自己承認と自己肯定】
まず初めに、話し方にスキルは必要ない事を覚えておいて下さい。
落語家や芸人のような面白い話はしなくてもいいのです。
必要なのは、話しやすい環境を作ることです。
誰もが安心できる場所や信用できる人に対しては、軽快に自分の話ができるはずです。
つまり、全肯定してくれる環境では話が上手くなるのです。
では、ここで人間の大原則を抑えておきましょう。
人間の大原則
①最も興味があるのは自分
②自分の事を理解して認めて欲しい
③理解してくれる人を好きになる
この本質がわかれば、安心できる場所で話が上手くなるのも納得します。
では、この原則を逆に利用してみましょう。
2.話し方のプロは聞き方のプロである
人間の大原則では、すべての人に自己承認欲求があるということがわかりました。
人は安心できる場所では自分の話が上手くでき、自己肯定感が満たされるのです。
では、この原則を応用してみましょう。
視点を自分から話し相手に向けてみます。
すべての人に自己承認欲求があり、自己肯定感が満たされたいのであれば、あなたがその環境を作るのです。
そう、ほんとに話しが上手い人は相手の話を聞くのが上手い人なのです。
「そんな環境私には作れない。」
そう思った方も安心して下さい。
次に安心できる環境作りの方法を紹介します。
3.聞き手のプロになる拡張話法
話し方のプロ(=聞き手のプロ)になるには、相手の話を聞きながらそれを広げていく必要があります。
そこで抑えておくべきが拡張話法です。
拡張話法
①感嘆(リアクション)
②反復(オウム返し)
③共感(全部肯定)
④称賛(褒める)
⑤質問(引き出す)
この5つをそれぞれ意識し、会話の中でサイクルを繰り返すことで相手の話しやすい環境を作ることができます。
更にそれぞれのキーワードリストを書いておくと、日常会話から自然に話の聞き方が上手くなります。
ちなみに人を持ち上げて話すのは苦手という方もいるかと思います。
この方法はあくまでも相手との関係を良好にする話し方なので、苦手な人に対して実践する必要はありません。
本書でも苦手な人とは沈黙でもいいと推奨しています。
好きな人との関係を深める為にこの方法を意識してみて下さい。
4.やってはいけない4つのNG行為
次はついついやりがちなNGな行動を4つ紹介します。
せっかく相手の話しやすい環境を作ったとしても、相手を幻滅させてしまう可能性もあるので気をつけて下さい。
やってはいけない4つのNG
①相手によって態度を変える(全て丁寧に)
②4Dワード(でも、だって、どうせ、ダメ)
③悪口(ネガティブな印象を与える)
④正論(正しさは相手を傷つける)
相手から悩み相談を受けた時、つい正論や自論を言ってしまいがちですがこれはNGです。
悩み相談には徹底的に共感しましょう。
正論は相手を傷つけてしまいます。
また、人の悪口や否定的な発言は返って自分の印象を悪くします。
言葉のクセは人格のクセでもあるように、すべての人に丁寧に対応しましょう。
5.まとめ【話し方とは全肯定の環境作り】
話し方で人生を好転させる方法はわかりましたでしょうか?
もう一度、人間の大原則と拡張話法についておさらいしてみましょう。
人間の大原則
①最も興味があるのは自分
②自分の事を理解して認めて欲しい
③理解してくれる人を好きになる
拡張話法
①感嘆(リアクション)
②反復(オウム返し)
③共感(全部肯定)
④称賛(褒める)
⑤質問(引き出す)
本書には他にも上手く伝える自己紹介の仕方などあらゆる場所で実践できる話し方の方法が書かれています。
Googleプレビューで前文を16ページ読む事ができるので、気になった方はぜひご覧ください。(→書籍『人は話し方が9割』の前文はこちらから)
YouTubeでは著者の永松茂久さんが話し方について解説しているので、こちらもおすすめです。(→著者の永松茂久さんの解説動画)
私が以前営業の仕事をしていた時にも、ひたすら「称賛、共感、共通点」を意識するように指導頂きました。
その経験からも、話し手を全肯定する環境を作りは大変重要な考え方だと思います。
話し方のプロは聞き方のプロです。
好かれる事より嫌われない事を念頭に、良好な人間関係が広がる事を願っています。
ではまた。
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