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話し上手にならなくていい?コミュニケーション上達の秘訣は「相槌」にあり!

あいづち
勉強

コミュニケーションに自信はありますか?

こんにちは、ライターのはまじんがーです。

みなさんは、コミュニケーション力に自信がありますか?
良好な人間関係を築くために、コミュニケーション力を高めたいと思っている方は多いと思います。
とかく日本人は、内向きな人が多く、コミュニケーションが苦手な傾向にあると言われています。

ただ、コミュニケーションにおいて、多くの人が誤った認識をもっていることがあります。
それは、「話し上手」でなければならないという誤解です

コミュニケーションの目的は、上手に話をすることではなく、相手と良い関係を築くことです。
上手に話をしたところで相手が聞いてくれなかったり、相手が共感してくれなかったら良好な人間関係を築くことはできません。

確かに話し上手であることはコミュニケーションにおける強みにはなりますが、話し下手が多い日本人にとって、無理に話し上手になろうとすることは得策とは言えません。

では、どうすればいいのでしょうか。
ポイントは、「相槌」です。

「相槌」は「聞き手」としての行為なので、自分が上手に話をする必要は全くありません。
「相槌」を有効に使うことによってコミュニケーションを円滑に進め、話し相手と良い人間関係を築くことができるのです。

今回の記事では、コミュニケーションにおける相槌の有効性とすぐに使える相槌の具体例について取り上げます。
ぜひ、人生を好転させる手段の一つとして、相槌について学んでみてください。

相槌の有効性

あいづち

では、なぜ相槌がコミュニケーションにおいて有効なのでしょうか。
その理由を説明するにあたって、「ハイダーのバランス理論」について紹介します。

ハイダーのバランス理論とは、心理学者のハイダーが著書『対人関係の心理学』の中で提唱した理論で、対人関係における好意や嫌悪の感情は三角関係のバランスによって生じることを説いたものです。

具体例を交えて説明します。
あなた(Aくん)が相手(Bくん)と2人で「話題X(事・物・人)」について話しているとします。
この場合、対象と対象の間に生じる感情の向きを列挙すると、以下の3パターンが考えられます。

Aくん(あなた)話題X(事・物・人)
Bくん(相手)話題X(事・物・人)
Bくん(相手) → Aくん(あなた)

対象に対する各々の好悪の感情をそれぞれ「+(プラス)」「(マイナス)」で表現した場合、この3つを掛け合わせた結果は「+(プラス)」になることを説いたのが、ハイダーのバランス理論です。

たとえば、

Bくん(相手) 話題X(事・物・人)」への感情が「+(プラス)」なら、
Aくん(あなた) 話題X(事・物・人)」への感情も「+(プラス)」にすれば
Bくん(相手) → Aくん(あなた)」への感情は「+(プラス)」になります。

逆に、

Bくん(相手)話題X(事・物・人)」への感情が「(マイナス)」なら、
Aくん(あなた)話題X(事・物・人)」への感情も「(マイナス)」にすれば
Bくん(相手)→Aくん(あなた)」への感情は「+(プラス)」になるのです。

なぜこの理論が相槌の有効性の説明につながるかというと、あなたが相手に共感を示せば相手からあなたへの感情が「+(プラス)」になることを示しているからです。
まとめると、相手の同意の相槌を得た人は自然と相手の人に対して好意を持つということです。

有効な相槌の具体例

あいづち

相槌の有効性を理解したところで、この項では実際に使える相槌を紹介します。

【相槌の「さしすせそ」】
さ:さすが
し:実力ですね/知らなかった
す:すごい
せ:センスがいい
そ:そうですね/それで

「さすが」は相手を高く評価し、承認欲求を満たすことのできる相槌です。
人は無意識に他人と自分を比べてしまうもの。
「さすが」と言われることで他者との関係性において自分が優位であることを感じられるので、心理的に安心するのです。

「実力ですね」は、主に成功者と呼ばれる方々と良い関係を築くのに役立ちます
どんなに大きな成果を出したとしても、それが偶然や外部要因によるものという想いが少しでもあると、成功者本人の自己評価にはつながりにくいものです。
そんなときに「実力ですね」と言ってもらえることで自信が生まれ、自己評価が高くなるのです。

「知らなかった」には、相手の知性を褒め、優越感を与える効果があります
後述する「すごい」が話し手の業績を褒めているのに対して、「知らなかった」は博識さや情報収集能力を評価していることになります。

「すごい」は相手の気持ちを高揚させることができます
相手が仕事の成果や活動の結果を話した後のリアクションとして使うだけで大きな効果を発揮します。
一度の会話で何度か使うときは「いや〜、すごい」「すごいですね!」とバリエーションを持たせるとより効果的です。

「センスがいい」は、相手の優秀さやユニークさを評価する相槌です。
「さすが」は能力や業績に対して使われるのに対して、「センスがいい」はオリジナリティや芸術性などを評価する時に使われます。
その人だけが持つ感性を褒めることになるので、一時の成果を褒められる場合よりも嬉しさが倍増する効果があります。

「そうですね」は、相手の話に同意を示す相槌です。
話し手は聞き手が自分の話に同意してくれるか不安に感じるものです。
同意の相槌を打つことによってその不安を取り除いてあげることができるのです。

「それで」は「それで!その先は?」といったように使うことで話し手に話の続きを促す効果があります
話し手は、聞き手が自分の話を聞いてくれているのか、常に気になるものです。
そんなときに聞き手から「それで!その先は?」と言ってもらえることで話し手は安心し、もっと話したくなるのです。

ネガティブな相槌のコツ

あいづち

「ハイダーのバランス理論」で説明したように、人は自分の感情に同調してくれる人に好意を抱きます。
相手がプラスな感情ならプラスの感情、マイナスな感情の時にはマイナスの感情を示してあげるのです。

ここで特に難しいのは、マイナスの感情に共感する場面です。

人間はいつもポジティブなことばかり発しているわけではありません。
時には不平不満を言ったり、自分を卑下してしまったりすることもあります。

そして、マイナスな感情の時というのは、普段以上に繊細になっているものです。
そんなときに安易な言葉をかけてしまったらら、かえって人間関係を悪化させることにつながりかねません。
逆に言うと、繊細な状態だからこそ話し手の心理状態に寄り添った適切な言葉をかけてあげれば、より深い人間関係を構築することができます

そこで、ここでは「ネガティブな感情的相槌」のコツについて言及していきます。

まずは最もNGな例を紹介します。
それは、「わかるよ、その気持ち」の一言です

落ち込んでいる時、人は自分の絶望感や自己嫌悪感から

「自分の気持ちなど誰もわかってくれない」
「誰にも分かるはずがない」

と感じています。

そんなときに安易に軽々しく「わかる、わかる」と言われても、「お前に何がわかるんだ!」と思われてしまい、拒否の気持ちが強くなります。

ではどんな相槌がいいのでしょうか。
それは、「バックトラック」です。

「バックトラック」とは、心理カウンセリングの用語で相手の言うことをそのまま反復することです。
余計なことを言わず、相手の言ったことを相槌として繰り返すのです。

相手が「今、本当に辛いんだよね・・・」と言ったなら「辛いよね」と相槌を打つ。
「悔しい・・・」と言ったなら「悔しいよね」とそのままおうむ返しをする。

具体的な言葉で自分の感情を相槌として聞くことによって、「共感してもらっている」と肌で感じることができるのです。

実践が上達の近道

あいづち

以上、相槌の有効性と具体例について紹介してきました。
ぜひ日常生活の中で実際に使ってみてください。

今回紹介した相槌全てを同時に実践するのはハードルが高いと思いますので、「今日はこの相槌を意識して使ってみよう」と決めて、少しずつ実践するのが良いでしょう。

また、今回の内容は日本あいづち協会の理事長を務める齊藤勇さんの著書『超・相槌』を参考にしています。
本書には今回取り上げた以外の相槌の具体例や、相槌の効果を高める方法などについて書かれていますので、相槌についてもっと深く知りたいという方はぜひお読みになってみてください(ちなみにKindle Unlimited登録者であれば無料で読めます!)。

それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!

はまじんがー

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業界最大手大規模システムのアーキテクトに携わっています。趣味は読書、映画、野球観戦、広島育ちのカープファン。好きな音楽はAcid Black Cherry、...

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