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「思考停止」を抜け出し、意図や背景を突き詰めて考えられる人材になる3つの方法とは?

Why型思考
勉強

あなたは「思考停止」に陥っていませんか?

こんにちは、はまじんがーです!

「もっとよく考えて仕事をしろ!」
「少しは頭を使え!」

あなたは、このように言われたことはありませんか?
あるいは他人に対してこのように思ったことはありませんか?
20代以上のビジネスパーソンであれば、誰しも一度は耳にしたことのある言葉ではないでしょうか。

上記のように言われてしまう人の特徴は、言われたことをそのまま受け取り、事象を表面的に捉えてしまい、意図や背景まで掘り下げて考えることができない点にあります。

このように自分の頭で考えられない、言われたことしかできない人たちのことを、ビジネスコンサルタントである細谷功さんは、著書『Why型思考が仕事を変える 鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」』の中で「What型思考」人間、はたまた「そのままくん」と表現しました。

逆に「What型思考」の対極、自分の頭で物事を掘り下げて意図や背景にまで考えを巡らすことのできる人のことを「Why型思考」人間、あるいは「なぜなぜくん」と表現しています。

ちなみにここでいうWhatとは実際に起きている事象や目に見えている状況そのものを指しており、対してWhyはそのための理由や真の原因、あるいは物事の哲学やポリシー、本質といったものを指しています。

目に見える「What」を「そのまま」捉えるのが「What型思考」、事象の背景にある「Why」を「なぜ?」と考えて突き詰めるのが「Why型思考」というわけです。

以下に、「What型思考」と「Why型思考」の特徴をそれぞれ列挙しておきます。

<What型思考の特徴>
・他人から言われたことしかできない
・臨機応変に行動することができない
・相手の意図を取り違えて方向性を誤る可能性がある

<Why型思考の特徴>
・相手の意図を読んで行動ができる
・臨機応変に行動することができる
・クリエイティブな発想ができる

これらの特徴を読んでみて、あなたは「What型思考」と「Why型思考」のどちらが望ましいと感じたでしょうか?
日本企業では、「Why型思考が必要なのにWhat型思考から抜け出せないでいる」人が多いという課題があると言われています。

そこで今回の記事では、上記で紹介した細谷功さんの著書を参考に、

・日本に蔓延するWhat型思考の代表例
・Why型思考が必要な理由
・Why型思考を身に付けるための3つの心構え

について紹介していきます。

・「思考停止」を抜け出して自分の頭で考えて行動できるようになりたい!
・臨機応変に行動して、どんな状況でも成果を出せるようになりたい!

という想いのある方は、ぜひ続きをお読みになってみてください。

日本に蔓延する「WhyなきWhat病」

思考停止

What型思考の危うさを感じていただくために、ここでは代表的なWhat型思考の事例を5つ列挙していきます。

お客様の要求事項(「〇〇(商品名)が欲しい」「貴社の商品は値段が高いので他社に決めた」など)を「そのまま」鵜呑みにして行動し、失敗の原因もお客様や商品のせいにする「御用聞き営業マン」
②「この資料、こういうふうに直しておいて」とか「〇〇について調べておいて」という上司からの依頼を「そのまま」聞いてその通りに実行したのに、翌日に「やっぱり違うなあ」と上司に言われて「昨日と言ってることが違います!」と反論する「逆ギレ部下」
規則やマニュアルを何の疑いもなく絶対のものと考えて、イレギュラーな状況に対しても一切の融通が利かない「マニュアル人間」
④他人のうわさやメディアの「裏情報」を「そのまま」信じて、自分なりの意見や見解なしに「そのまま」広める「横流しクン」
⑤「それどうしてそうなるの?」という問いかけに「〇〇さんがそう言っていました」とか「△△にそう書いてありました」と臆面もなく引用する「引用クン」

いかがでしょうか。
あなたの身の回りにも一人は該当する人がいるのではないでしょうか。
あるいは自分自身がそうかもしれないと感じた方もいらっしゃるかもしれません。

このような方々を目の当たりにすれば、きっとあなたは

「もうちょっと自分の頭で考えたら?」

と言いたくなることと思います。

なぜ、Why型思考が必要なのか?

Why型思考

What型思考の危うさを感じていただいたところで、次はWhy型思考の必要性について論じていきます。

そもそも日本企業の多くでWhat型思考が蔓延している理由には、時代背景が関係しています。

行動経済成長期の日本では、特定のプロダクトを均質に大量生産することが必要であったため、知識を詰め込むことで予め決められた答えを素早く導き出せる人間や、上からの命令を疑いもなく実行するマニュアル人間が求められていたというわけです。

しかし、時代は変わりました。
現在は、労働力のAI化・オートメーション化が世界中で進んでいます。
言われたことを何の疑いもなしに言われたまま実行するだけであれば、AIがその役割を担ってくれるようになるのです。

AIの普及が今後より進んでいけば、AIには生み出せない価値を創出できる人材でなければ、労働市場で淘汰されていきます。
AIには生み出せない価値、それが事象の意図や背景まで掘り下げて考える「Why型思考」というわけです。

Why型思考を身に付ける3つの方法

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では、Why型思考を身に付けるための方法を3つ紹介していきます。

もともとWhy型思考が身についている人にとってはごく自然にやっていることかもしれませんが、What型思考が染みついている人にとってはなかなかハードなものもあるでしょう。
しかし、思考習慣を変えるというのはある意味「世界の見方を変える」ことに等しいほど大きなアクションなので、当然それなりの困難を伴います。

ぜひ、困難にめげずにトライしてみてください。

①天邪鬼になる

「天邪鬼になる」とは、人と同じことを潔しとせず、他人とはあえて反対のことをやってみるということです。

なぜ天邪鬼になることが「Why型思考」を身に付けるのに有効かというと、他の人と違うことをするには、大変なエネルギーを伴うからです。
その行為の背景にどんな想いがあるのか?なぜそうするのか?といったことを説得力をもって語ることができなければ、周りの人からは「変なやつ」「調和を乱すやつ」という烙印を押されてしまいます。

逆に説得力を持って自分の行為について語ることができれば、「こいつは他のやつとは一味違うぞ」と周りから一目置かれる存在になれます。
ぜひ、思い切って天邪鬼になってみましょう。

②全てを自分の責任にする

物事がうまくいかなかったときや望ましい結果が出なかったときに、自分以外の何かに責任を押し付けたくなることは、誰しも経験があるかと思います。

しかし、自分以外のものに責任を押し付けた瞬間が「思考停止」の始まりです。
うまくいかなかった原因を自分で考える必要がなくなるからです。

逆に言うと、「自分に責任がある」と思うことで初めて「なぜうまくいかなかったのか?」と考えるための思考回路が動き出します。

「売れないのを商品と価格のせいにする」
「言いたいことが伝わらないのを相手のせいにする」

このような姿勢では、あなたの「Why型思考」の思考回路が動き出すことはありません。
ぜひ、他人や環境のせいにしたくなったときこそ「自分に責任がある」と考えてみてください。

③無精者になる

「無精者」とは、一言で言えば「面倒くさがり」です。
「怠け者」「怠惰な人間」と言われることもあります。

面倒くさがりは、基本的に苦労をしたくないので「いかに楽をするか」を考えます。
楽をするために、目の前に来た仕事に対して「それは本当に必要な仕事なのか?」と考えることによって、極力余計な仕事はしないよう手を尽くします。

この「それは本当に必要な仕事なのか?」を考えることがWhy型思考の出発点となるため、無精者になることがWhy型思考につながるというわけです。
それに対して、目の前に来た仕事を全てこなさなければいけないと考えるのは、What型思考の典型と言えます。

日本の伝統的な大企業などにありがちですが、古くからあるルールだから、昔からずっとそうやってきているからというだけで意味のないしきたりを守り続けているところは未だに多いと思われます。
(テレワーク普及とともに見直されるようになったハンコ文化などもその一例ですね)

「それは本当に必要なのか?」と考えてみることで初めて「もしかしてこれは必要ないのでは?」と気づくきっかけが生まれます。
ぜひ、「バカ真面目」は捨てて、一度思い切って「無精者」になってみましょう。

必ずしも常にWhy型思考が正しいとは限らない

Why型思考

以上、今回の記事ではWhat型思考の具体例とWhy型思考の重要性、Why型思考を身に付けるための方法について紹介してきました。

全体的に「Why型思考は善、What型思考は悪」という感じの論調で執筆してきましたが、最後にお伝えしておきたいのは「いつもWhy型思考が正しいとは限らない」ということです。

場合によってはWhat型思考が必要なこともあります。
例えば、What型思考が蔓延した背景に行動経済成長期の影響があると記事内で解説しましたが、その時と同じように「決められた仕事をひたすら確実に遂行する」ことが求められている職場は世の中にまだたくさんあります。

これはどちらが良い・悪いといった話ではなく、世の中には「Why型で行動すべき職場」「What型で行動すべき職場」のどちらも必要なのです。

そして、人によっても「Why型が向く人」と「What型が向く人」がいます
これもどちらの方が優れている・劣っているといった話ではありません。
どちらも世の中には必要な人材なのです。

「Why型」と「What型」、あなたはどちらが求められる職場で働きたいか、どちらの能力を持った人材になりたいか、ぜひご自身で一度考えてみてはいかがでしょうか。

それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!

はまじんがー

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業界最大手大規模システムのアーキテクトに携わっています。趣味は読書、映画、野球観戦、広島育ちのカープファン。好きな音楽はAcid Black Cherry、...

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