甘いものにはご用心、行動の節目ごとに甘いものを食べている人はご注意を!

ホッとしたい時に食べたい“甘い”もの
こんにちはwatanabeです!
今回は甘い食べものについてになります。
普段甘いものを食べたいなと思うことはありますか?
クッキーやチョコ、アイスや飴、口の中に広がる香りや優しい甘さはなんとも表現しがたい感覚です。
1日のご褒美のこれがあるからやっていける!という人もいるのではないでしょうか。
実際に僕もそうですが、僕の身の回りでも疲れた時やホッとした時、ただなんとなく飴を口に含んでいるなど、日常生活の至るところで甘いものを食べています。
しかし、その甘いものが心身の不調の原因になっている可能性があります。
イライラや鬱傾向、動脈硬化や胃腸の違和感など甘いもの、つまり上記にあったように砂糖が多いものは長い目で見るとホッとするどころか、後の生活に大きな影響を与える可能性がある物質なのです。
そのため、今回は甘いものを食べた時におきる体の変化についてお伝えし、甘いものとどう付き合っていくと良いかを考えていきます。
今回の記事では
「血糖値スパイク」が万病をつくる! (日本語) 単行本(ソフトカバー)
トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ (日本語) 単行本
を参考図書にさせていただいています!
血糖値の急激な変動を招く砂糖は、できる限り摂らない
ここで紹介するのは甘いものに代表される“砂糖”についてです。
砂糖は基本的に、食べる量が減れば減るほど健康に近づけると言えます。
砂糖は血糖値を急激に上昇させる原因になります。血糖値とは体を動かす際に必要なブドウ糖が、血液中にどれくらい含まれているかを表す数値です。
この血糖があることで体は機能するのですが、血糖値がいきなり上がったり下がったりすることは、体の負担になります。
砂糖は血糖値を上げるので、一時的に血液はドロドロになります。
そのため、体の細胞にブドウ糖を届けるのと同時に、血液を元の状態に戻すことが必要です。そこで必要になるのが膵臓から出されるインスリンなのです。
血糖値が急激に上がることで、膵臓は仕事をたくさんこなさなくてはいけません。そのため、だんだん疲弊していき、最終的には糖尿病という病気になり、インスリンがほとんどでなく、薬としてインスリンを投与することになる可能性があります。
そのため、砂糖をできる限り摂らないというのは、糖尿病のリスクを避ける重要な点になります。
低血糖はイライラ、鬱傾向を招く
ここでは上記でお伝えした血糖値の状態と精神的な状態の影響についてお伝えしていきます。
低血糖と言われる状態では、気分が沈んだり、イライラしやすい状態になります。
それは、甘いものを摂った際に血糖値が急激に上がり、急激に上がったことにより急激に下がるために起こるからと言われています。
血糖値が低いと、眠くなったり、思考が緩慢な状態になってしまい、活動するには十分でない状態です。
そして下がった血糖値を上げようとするために、体はやる気を出そうとします。しかし、無理矢理やる気を出そうとするため、イライラしやすいという状態にもなってしまうのです。
血糖値が上がったり下がったりすることは異常ではありません。
甘いものを摂ることにより、急激に上がり下がりすることが問題なのです。
例えば、食後に眠気が襲ってくることはないでしょうか?
自律神経の影響もありますが、血糖値が大きく下がったことによって、意識が朦朧としている状態でもあるのです。
甘いものは血管を脆くする
甘いものを食べると、血液がドロドロになります。
この状態がずっと続くわけではないのですが、ドロドロになることで血管が傷つきやすくなってしまいます。
動脈硬化といって血管の中に脂質や糖質の塊ができてしまい、血液の流れを悪くします。血液の中に塊ができ、それが脳の血管に行くと脳梗塞になってしまいます。
また、糖尿病の3大合併症として
糖尿病性網膜症
糖尿病性腎症
糖尿病性神経症
があります。
簡単に症状だけお伝えすると、網膜症は目が見えなくなる、腎症は尿が出なくなる、神経症は手足の痺れ感覚がわからなくなったり、勃起不全になったりと、日常生活にかなりの影響を与えていきます。
このことからも、血管が脆くなることはさまざまな疾患の原因となってしまいます。
太る原因になる
甘いものを食べることによって、太りやすい状態になっていきます。
膵臓がインスリンを出すことで、血糖値を下げるとご紹介しました。このインスリンは、体にブドウ糖を取り込むために必要ですが、血液をドロドロにしているブドウ糖を細胞に取り込むため、体は太っていきます。
頭や体を動かし、エネルギーを消費していれば良いのですが、エネルギーを消費していない状態であれば、体はどんどんとエネルギーを体に溜め込んでいきます。
ちなみに、ブドウ糖1g 4キロカロリー と言われています。
コーラ(100ml)に対しておよそ11gの炭水化物が含まれています。
炭水化物は(糖質+食物繊維)ですが、糖質の割合の方が多いです。
先のコーラを500ml飲んだ場合、11g✖︎5で55gの炭水化物を摂取します。それをカロリー計算すると55✖︎4=220キロカロリーになります。
おにぎり1個は具によりますが、おおよそ190キロカロリー前後。また、ジョギング30分あたりおおよそ200キロカロリーの消費になります。
甘いものはインスリンが作用し、体にカロリーを取り込むスピードが早いので、こうしたカロリーがすぐに体に吸収されてしまうので太りやすくなってしまうのです。
どう付き合っていくか
甘いもの=砂糖として考えていくと、心身に悪影響が出てしまう可能性があるため、できる限り摂らないことが重要です。
しかし、調味料に含まれていたり、甘いものを食べた時のなんとも言えない至福な時は、生活に必要かもしれません。
そのため、どのように食べると悪い影響を少なくすることができるかをお伝えしたいと思います。
気をつけるのは4点
気をつけるべき点は4点あります。
・食べる量
・食べるタイミング
・食べたいあとはすぐに寝ない
・食べた後に軽い運動をする
この4点に気をつけていくことで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
そうすることで、体の負担を減らすことができるのです。
次からは、具体的にどのようなことをすればいいかをお伝えしていきたいと思います。
食べる量
ではどのくらい食べることがいいか、それは食後眠くなるようであれば、食べ過ぎのサインと判断していきましょう。
食べ終わっても、すぐに動けるような状態を維持していくことが大切です。
食べるタイミング
甘いものを食べたいと感じて、その都度口に入れるのは良くありません。
できる限り食事の時に甘いものを食べるなど、甘いものを食べる回数を減らすことが重要です。
飴一つであっても、体は反応するので、口が寂しいからとその度に口に放り込むのは賢明ではありません。
また、甘いものは食事の最後に食べることで、血糖値の急上昇を予防できます。
食後にすぐ寝ない
食後にすぐに寝てしまうことで、食べ物の吸収が上がってしまいます。
一見良いことのように聞こえますが、吸収が上がるということは、血糖値は緩やかに上昇することが大切なので、寝ないようにしましょう。
テレビや動画のような受動的な活動では眠くなりやすいので、誰かと話したり仕事をするなど、能動的に動く習慣をつけていくことが重要です。
食べた後に体を動かす
食べた後に軽く体を動かすことも、血糖値を上げにくくします。
実際に糖尿病の方でも行われています。体を動かすことで、食べ物の吸収を抑えることができるので、急激な血糖値の上昇を抑えることができるのです。
食べた後にすぐ寝てしまうことが習慣になっている方にとっては、新しい習慣を取り入れることは必要になります。
激しい運動をする必要はないので、軽い散歩程度の運動だと思っていただければ良いと思います。
甘いものに依存しない生活
甘いものは適度に楽しむことが重要で、いつでもどこでも食べられるということは、依存しやすい状態になり、将来の自分にツケを回していることになります。
健康な体は食べ物から出来上がります。甘いものを食べることによる心身の影響を頭の隅に入れながら、楽しんでいきましょう。
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