映画『こんな夜更けにバナナかよ』感想&レビュー

映画

はじめに

みなさん、こんにちは!じゆです。

今回は、映画『こんな夜更けにバナナかよ』を紹介していきます。

この映画は、渡辺一史の著書『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』を映画化しており、主人公を大泉洋、ヒロインを高畑充希、ボランティアの医大生を三浦春馬が演じています。

障害があっても夢を持ち必死に生きる主人公の姿や、主人公を支えるボラティアの方たちから、1日1日をしっかり生きることや貢献することの大切さについて考えました。

あらすじ(ネタバレあり)

北海道札幌市で暮らす鹿野靖明(大泉洋)は、11歳で難病 筋ジストロフィーを発症し、34歳になる今では首と手しか動かすことができません。
そのため、24時間365日だれかの手助けがないと生きていけないにも関わらず、病院を飛び出し大勢のボラ(ボランティアの略)に囲まれ自立生活を送っていました。

夜中に突然、「バナナ食べたい」と言い出すくらい自由すぎる鹿野に、ボラの1人、医大生の田中(三浦春馬)はいつも振り回されます。そして、たまたま鹿野宅を訪れた田中の恋人である美咲(高畑充希)まで新人ボラと勘違いされます。
しかも、美咲に好意を抱いた鹿野は、ラブレターの代筆を田中にお願いして書いてもらう始末。

はじめは戸惑っていた美咲ですが、”憧れの人に会いに行くためにアメリカに行く”という夢を持ち、英検2級に合格するために勉強を続けている鹿野を見直しはじめ、自分に素直になること夢を追うことの大切さを知っていきます。

そんな中、鹿野は突然倒れ、命の危機を迎えてしまいます。主治医からは気管切開をし人工呼吸器を装着しなければ先は長くないと告げられます。
気管切開をすると声帯を切ってしまうので声が出ず話すことができなくなるため、鹿野はそれを拒否し、結果的に英検の試験のために病院を抜け出します。

しかし、鹿野の状態は悪くなり再度病院へ救急搬送され、ついに気管切開をし人工呼吸器を装着します。
声を失ってしまいましたが、鹿野もボラも諦めませんでした。

美咲が”気管チューブのカフの圧を調整することで声がでるようになった人がいる”という情報を仕入れてきたのです。
ボラたちは、看護師に内緒でカフ圧を調節しはじめ、ついに鹿野は声を出せるようになります。

そして、鹿野は退院を強く希望します。しかし鹿野は痰吸引が必要であり、それは医療者か家族しか実施できません。
鹿野はボラたちのことをファミリーだと言い、ボラたちも痰吸引の技術を習得、ついに鹿野は退院します。

筋ジストロフィーとは?

筋ジストロフィーとは、徐々に全身の筋力が衰えていく難病で、根治療法は確立されていません。
内臓の筋力も低下してくので、呼吸筋も徐々に低下していきます。そうすると自分で呼吸ができなくなり、人工呼吸器が必要となります。

劇中、鹿野も人工呼吸器が必要となったため気管切開を行い、人工呼吸器管理となっていました。

私たちにとって大切なこと

自由でわがままであるにも関わらず、鹿野は多くのボラに囲まれていました。

1日1日をしっかり生きる

鹿野は、20歳まで生きられないと宣告されていましたが、20歳を超えても生き続けることができた上に、病院を飛び出し自立生活を送ることができました。
そして、自分にとって大事なことや夢を追いかけながら、日々過ごしていました。

ときに人とぶつかることもありますが、それでも自分に正直にやりたいことや好きなことをやっています。

難病だから、ではありません。
人生の長さは人によって異なりますが、時間は誰にとっても平等で有限です。だからこそ、やりたいことや夢に向かって日々努力したり、後悔なく1日1日を過ごすことが大切なのです。

人はできることよりできないことの方が多い

鹿野は、人の手助けなしではいきていけないため、自分でボランティアを集め、それは総勢500名以上にも及び、多くの人の手を借りて自立生活を送っていました。

人に迷惑をかけてはいけないと考えている方は少なくありません。私自身も、迷惑をかけたら申し訳ないと考えてしまうことがあります。
しかし、人はひとりでは生きられません。やはり自分1人ではできないこともあり、誰かに頼ることも大切なのです。

そして頼るだけでなく、貢献することの大切さにも気付かされます。
ここで、ギブすることの意義についての記事を紹介します。

コロナ禍だからこそギブしよう!長倉顕太さんに学ぶギブすることの意義

こちらの記事のなかで、ギブすることで自分の世界が広がると述べられています。
鹿野のボランティアをはじめてから、美咲は素直になることや夢を追うことを学び、田中は自分にとって大事なものに気づきます。

見返りがなくても、貢献することで自分の価値を見出し世界を広げることができるのです。

さいごに

こちらの映画を観始めたとき、鹿野はわがままなのにどうしてこんなに多くのボラに囲まれるのだろう?と思っていました。

しかし鹿野の生き方をみて、障害の有無に関わらず1日1日を大事に生きているか?自分がやりたいこととは何か?と考えさせられました。

そして、普段人にお願いすることが苦手な私ですが、自分自身ではできないことも当然あります。素直に人に頼る勇気を持つことが大切だということを学びました。

また、見返りを求めず貢献することは学ぶことが多く自分の世界を広げることができます。
現在看護師として働いていますが、看護とは見返りを求めるものではありません。しかし仕事以外で貢献することがあまりないことに気づきました。仕事以外でも自分にできることを実践してみようと思います。

劇中、鹿野ワールド全開ですが、一生懸命に生きているからこそ心に響くことばやシーンが多くあるので、映画『こんな夜更けにバナナかよ』をぜひご覧になってください。

じゆ

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日本最西端のしま出身。 地元でナースとして5年働き、「あ、都会行こう。」と軽いノリで上京。 ナースの経験を活かし、健康面について主にお伝えしていきます。いつ...

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