短時間で大きな成果を出す3つの「コンサル流仕事術」とは?

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「コンサル流」の仕事術が生産性向上のカギ

こんにちは、はまじんがーです!

「もっと効率よく仕事を進めることはできないか?」
「仕事の生産性を上げて短時間で成果を出す方法はないか?」

みなさまは、このように思ったことはありませんか?

また、みなさまの周りにも一人はいらっしゃるのではないでしょうか。
高度な要求に対して驚くほど早いスピードで周りを満足させる提案ができる、いわゆる「仕事のデキる人」が。

このような「仕事のデキる人」たちに共通しているのは、高い生産性で仕事を進めるための仕事術を身につけている点にあります。
そして、高い生産性で仕事をできるビジネスマンの代表格が「コンサルタント」と呼ばれる業務に従事している方々です。

「コンサルタント」と聞いてみなさまはどのような人をイメージするでしょうか。
特に有名なのは、世界トップクラスの外資系コンサル会社であるマッキンゼーの戦略コンサルタントです。
経営コンサルタントの大前研一さんや、DeNAの南波社長が勤めていたことでも有名な企業です。

彼らコンサルタントは、外部から会社に入って何十年もその会社にいる社長や役員をうならせるようなロジカルで納得感のある話をゼロから創り上げる技術に長けています。
特にマッキンゼーの戦略コンサルタントともなると、1回プレゼンしてもらうだけで数千万円以上かかると言われています。

コンサルタントは短時間で質の高い戦略の意思決定に寄与する提案をしなければならないことが往々にしてあります。
それゆえに、コンサル企業では高い生産性で仕事を進めるための仕事術を、社員に徹底的に叩き込む教育が行われているのです。

そして、コンサルタントの仕事術は何もコンサル職に従事しているビジネスマンにのみ有効というわけではありません。
「コンサル流仕事術」はどんな業界で働いていても活かすことのできる、普遍的なスキルなのです。

そこで今回の記事では、自身もビジネスコンサルタントを勤めている大石哲之さんが、コンサルタント経験者に取材した結果を元に執筆した書籍『コンサル一年目で学ぶこと』を参考に、効果的かつ即実践可能な仕事術を3つ抜粋して紹介します。

・短時間で多くの仕事をこなしてたくさん成果を出したい!
・高度な要求に難なく応えて、組織内で突き抜けた存在になりたい!

とお考えの方は、ぜひ続きをお読みになってみてください。

仮説思考で仕事をする

仮説思考

最初に紹介するのが、「仮説思考」です。

仮説思考とは、「はじめに結論を決めてからリサーチする」仕事のやり方です。

ある課題に対して結論を出すためには、網羅的に調べる方法をとるのが一般的です。
全般的に調査をして大量のデータを集め、データが揃ったところで詳細に検討して結論を出すというやり方です。

しかし、この網羅的に調べる仕事のやり方は、以下の観点からとても非効率です。

・不必要な調査に時間を浪費する
・集めなければならないデータが現実的でないほど多くなることがある
・議論が拡散し、何の調査をしているのかが分からなくなる

こういった事態を防ぐために有効なのが仮説思考なのです。
仮説思考では先に結論を決め、その結論が正しいかを検証するためにリサーチする、といったやり方をとるため、不必要な調査に時間をとる可能性も低くなりますし、何の調査をしているのか分からなくなることもありません。

この仮説思考の具体例として分かりやすいのが、事件捜査です。
例えば、とある殺人事件が起きたとき、捜査班はしらみつぶしに調べて捜査しているわけではありません。

最初に推理を行い、その推理に基づいて怪しそうなところから順に、重点的に聞き込みや証拠集めをしています。

「もし自分の推理が本当だとしたら、どういう証拠が出てくるだろうか?」

という観点から捜査が始まるのです。
この捜査方法をビジネスに応用したのが「仮説思考」というわけです。

もちろん、仮説が間違っていることもあります。
その時は、新しい仮説を構築してまたその仮説の検証を行えば良いのです。

そうやって、「仮説→検証→フィードバック」のサイクルを回すのが仮説思考の進め方です。
このように、ご自身の仕事のやり方を「仮説思考」で進めることをぜひ試してみてください。

会議は結論から逆算して運営する

会議

続いて紹介するのが、「結論から逆算して会議運営する」やり方です。

仕事に会議はつきものですが、とりあえず集まってなんとなく話し合ってみたものの、議題に対する結論が得られたのか、今後のアクションとして何をするかも明確でないまま終了・・・といった経験はありませんか?

このように、せっかく関係者が集まった場が不毛なものにならないために、「どういう結論を出すべきかというゴールイメージ」を描いておく必要があります。

「この会議のアジェンダは、コンサルタント一年目でもっとも大事なスキルを30個挙げることが目的です。それが議論したいことであり、ゴールであり、結論になります」

というくらいのレベルで、会議の目的を宣言するのが運営者の役目です。

・どういう結論が得たいのか?
・そのためにはどういう段取りをするのかよいのか?
・どういうふうにそれを決めていくと良いのか?

といったように、得たい結論から逆算して会議の運営をすることを徹底しましょう。
また、仮に自分が運営者でない場合に会議の目的が明確でないと感じたときは、運営者に会議の目的を明確にするよう自発的に働きかけることができるとなお良いでしょう。

事実・解釈・アクションを区別する

雨雲傘

最後に紹介するのは、「事実・解釈・アクションの区別」です。

このテーマに関する分かりやすいたとえに、「雲雨傘の論理」があります。

「黒っぽい雲が出てきたので、雨が降り出しそうだから、傘を持って行った方がいい」

これを、事実・解釈・アクションに分けて整理すると以下のようになります。

(事実)「空を見てみると、雲が出ている」
(解釈)「曇っているから、雨が降りそうだ」
(アクション)「雨が降りそうだから、傘を持っていく」

人に何かを報告したり提案したりする際、このように「事実」「解釈」「アクション」の3つを明確に区別することが重要です。
これを混同したり一部を省略したりすると筋の通らない話になってしまうのです。
よくある失敗例を3つ紹介します。

失敗① 事実のみを述べており、自分の解釈がない

上司に調べ物を依頼された時に、データのグラフや事例の記事だけを持っていって「できました!」と報告してしまうのがこのパターンです。

このような報告を持って行っても、上司に「これをどうしろと言うんだ?」と怒られてしまうのがオチです。
この行為がなぜNGかというと、自分なりの解釈がないからです。
雨雲傘の例で言うと雲(データや観察事項に相当するもの)を単に提示しただけです。

単にデータや記事を渡すだけでなく、そこから何が言えるのかをセットで持っていかなくては意味のある報告にはなりません。

例えば健康診断を受けた時に、診断結果の数値だけ見せられて、

・その数値が何を意味するのか?
・診断結果に問題があるのか?ないのか?
・問題があるならどう改善すればいいのか?

といったことを教えてくれなかったとしたら、あなたは憤慨するでしょう。

このように、事実(=雲)だけでは報告とは言えません。
「だから何なのか」という」解釈もセットで持っていくことが重要です。

失敗② 根拠を提示していない

次にやりがちなのが、アクションだけを持っていくことです。
雨傘雲の例で言えば、「傘を持って行った方がいい」というのがアクションに相当しますが、それだけ提示されても「なぜそうなのか?」がわかりません。

何かを提案する時は、必ずアクションとともに元になる事実と解釈をセットで伝える必要があります

雲があって雨が降りそうだから(事実・解釈)
傘を持って行った方がいい(アクション)

また、解釈に対するアクションは常に一つとは限りません。
雨が降りそうだという解釈に対しても、傘ではなくレインコートを持っていくというアクションもありますし、用事をリスケジュールしてそもそも出かけない、というアクションも考えられます。

このように「複数あるアクションの中からなぜそれを選んだのか?」をセットで伝えると、より説得力のある提案になります。

失敗③ 事実と意見・解釈が混同している

最後は、いったい何が事実で、何が解釈で、何がアクションなのか、混沌としたまま報告してしまうケースです。
提示された情報が客観的な事実なのか、発信者の意見なのかが分からないのです。

たとえば、「お客さんは低価格なものを求めていると思います」という意見があるとします。
これだけだと、

・客観的な消費データに基づく結論なのか?
・発信者の憶測なのか?
・実際にお客さんがそう言ったのか?
・最近の一般的なトレンドについて言っているのか?

といったようなことが明確でないため、厳密な議論に進むことができなくなってしまうのです。

2020年12月現在、世界中に蔓延している新型コロナウイルスの問題についても、客観的なデータに基づく事実なのか、一個人の意見なのかもわからない様々な情報が氾濫し、人々は混乱しました。

こうした事態を防ぐために、「事実」と「意見」を区別することを常に徹底していきましょう。

見出しをつけて整理するのが効果的

よくある失敗例を紹介してきましたが、確実に「事実」「解釈」「アクション」を区別できるようになるためには、

(事実)
(わたしの解釈)
(推奨アクション)

といった具合に見出しをつけて整理するのが最も効果的です。
この見出しはチェックリストとしても機能するので、今後何かを報告したり提案したりする際にぜひ活用してみてください。

「コンサル流仕事術」は普遍的なスキル

コンサルタント

以上、コンサルタントの仕事術として効果的かつ即実践可能と思われるものを3つ紹介してきました。

こういった仕事術というのは、コンサルタント会社に勤めていない限り直接学ぶ機会がなかったり、あるいは「仕事がデキる人」が無意識に実践しているため形式知化されていないケースが多いのではないでしょうか。

抽象度の高い要求に対して高い生産性で仕事を進め、大きな結果を出すことを求められているコンサルタントの仕事術は、どの業界に属していても活かすことのできる普遍的なものです。

当記事で参考にした書籍『コンサル一年目で学ぶこと』は、今回紹介したもの以外にも普遍的に役立つスキルが数多く掲載されておりますので、

・仕事でもっと大きな成果を収めたい
・生産性の高い人材になりたい
・組織内で突き抜けた人材になりたい

という想いのある方はぜひ手に取ってみてください。

それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!

はまじんがー

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業界最大手大規模システムのアーキテクトに携わっています。趣味は読書、映画、野球観戦、広島育ちのカープファン。好きな音楽はAcid Black Cherry、...

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