VUCAの時代は解く力より問題を見つける力!問題発見に必要な3つのポイントを紹介

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「問題解決力」より「問題発見力」が求められる時代

こんにちは、ライターのはまじんがーです!

・自分の市場価値を高めたい
・組織の中で突き抜けた存在になりたい
・仕事を通して自分の存在をアピールしたい

あなたは、このように考えたことはありませんか?
上記のような願望を実現するために必要なもの、それが「問題発見力」です。

「問題発見力」というと、対になる概念として「問題解決力」が挙げられるかと思います。
「問題解決力」は重要なビジネススキルとして至る所で提唱されており、関連する書籍も数多く出版されています。

しかし、これからは「問題解決力」よりも「問題発見力」が求められる時代がやってきます。
それは、以下のような理由からです。

・不確実性・流動性が高い時代になり、問題の所在を発見するのが難しくなっている
・明確に定義された問題を解くのは、AIが得意とする領域である

仕事とは、何かしらの「問題解決」を行うことを目的とするものですが、そもそも「問題」を発見することができなければ仕事になりません。

ですが、VUCAと呼ばれる予測不可能で変化の激しい時代においては「問題」が絶えず現れては消える、といったことが起こります。
そのため、そもそもどこに問題があるのか、本当の問題は何なのかを自身で考えて見つけ出す力が重要となってくるのです。

そして、問題が明確に定まりさえすれば問題解決はAIがやってくれます
AIは膨大なデータを基に、瞬時に最善の答えを導き出すことができるからです。

そのため、たとえ問題解決力は高くても問題発見力に乏しければ、やがて市場価値は下がってきてしまうのです。
これが「問題発見力」が重要である所以です。

そこで今回の記事では、ビジネスコンサルタントである細谷功さんの著書『問題発見力を鍛える』を参考に、問題発見力を鍛えるために押さえておくべき以下の3つのポイントについて紹介します。

①「問題」の定義
②コミュニケーションの問題発見方法
③問題発見力を上げるために普段から意識すること

「変化の激しい時代でもプレゼンスを発揮したい」
「どんなに自分を取り巻く状況が変わっても活躍できる人材でありたい」

という想いのある人はぜひ続きをお読みになってみてください。

①「問題」の定義

ギャップ

「問題発見力」を鍛えるために必要なことを考える前に、まず「問題」とはそもそも何なのかを考えてみましょう。

様々な考えがあるかと思いますが、当記事では「問題」を「理想像と現状とのギャップ」と定義します。
「理想像」とは「あるべき姿」や「望ましい姿」、あるいは「目標」と言い換えても良いかもしれません。

であれば、「問題発見」をするために必要なのは「理想像」を定めることに他なりません。

「こうありたい」
「こんな人間でありたい」
「自分の目標はこれだ」

と自分で認識しているからこそ、その理想像と現状との間の「ギャップ」に気づくことができるのです。

なので、「問題発見」するために必要なのは「自分の目標・理想像」を定義することです。
「どんな人間になりたいか?」「どんな未来を実現したいか?」をイメージしてみましょう

例えば、「職場で上司を超える活躍をする」という理想像をイメージしたとします。
そうすれば「上司より活躍できていない」現状に気づくことができます。

その現状に気づくことで、

「なぜ上司より活躍できていないのか?」
「自分と上司との差は何か?」
「その差を埋めるためには何が必要か?」

といったように、「理想像」と「現状」を埋めるためのアクションを考える思考が働き始めます。

このように、理想像を定めることによって、現状とのギャップである「問題」を発見できるようになるのです。

②コミュニケーションの問題発見方法

コミュニケーション

前項で「問題とはギャップである」と説明しましたが、この項ではコミュニケーションにおけるギャップについて取り上げたいと思います。

他人とのコミュニケーションにおいて、

「相手の話が理解できない」
「自分の話を理解してもらえない」

という状況に直面したことは、誰しも一度はあるかと思います。
このとき、「自分」と「相手」の間には認識のギャップが存在しています(認知バイアスとも言います)。
その「ギャップ」が、コミュニケーションにおける「問題」となります。

生まれた環境や経験、持っている知識などは人それぞれ違います。
そのため、「自分が見えているもの」と「相手が見えているもの」が異なるのは致し方ないことです。

ただ、そのままではコミュニケーションが成り立ちません。
どこに認識の「ギャップ」が存在するかを見つけなければならないのです。

では、どうすればコミュニケーションにおける「問題」である認識のギャップを見つけることができるのでしょうか。
主な方法は二つあります。

・お互いに同じものを見ながら話をする
・分からないことを素直に聞く

前者「お互いに同じものを見ながら話をする」は、例えば会議の場などであれば何かの資料を見ながら話すとか、難しい概念について話す時であれば図解をしながら話すといった手段が考えられます。
お互いに同じものを見て話すことで、何も見ずに頭だけで考えて話している時には気づかなかった認識のギャップに気づけるようになるのです。

後者「分からないことを素直に聞く」については、二つのパターンに分かれます。
話を聞く側が分からない箇所を聞くパターンと、話す側が相手の理解度を確認するパターンです。

基本的には話を聞く側が分からない箇所を聞くのがよいのですが、世の中には「分からないことを素直に聞けない」人というのが一定数存在します。
あるいは、「どこが分からないのかすら分からないから聞くに聞けない」という場合もあるでしょう。

なので、話し手も常に相手の理解度に気を配る必要があるのです。
一方的に話すのではなく、理解度を確認する質問を投げかける、聞き手の表情を見てどこか腑に落ちてなさそうだと感じたら「今の説明で分かりにくいところはありませんでしたか?」と聞いてみる、といった気遣いが必要です。

そのような気遣い、配慮が「ギャップ」(問題)を発見することにつながります。
心地よいコミュニケーションをするために、お互いの認識がズレているなと感じたら躊躇わず「どこにギャップがあるか?」を確認するようにしましょう。

③問題発見力を上げるために普段から意識すること

自分事

「問題とは理想像と現状とのギャップである」と表現しました。
この定義を踏まえると、いつも愚痴や不平不満、文句ばかり言っている人は問題を見つけるプロと言えます。
もし自分の現状が理想像と一致していれば、不平や不満は出てこないからです。

しかし、愚痴や不平不満を言うだけでは現状が変わることはありません
それは、会社が悪い、上司が悪い、先輩が悪い、世の中が悪いといったように、問題の矛先を他人に向けているからです。

その問題の矛先を「自分」に向ける、周りへの不平不満を自分事として捉える、というのがここで紹介する問題発見の方法です。

例えば、

「部下が指示を聞いてくれない」→「部下に指示を聞いてもらうためにはどうすればいいか?」
「顧客が要件を二転三転させてくる」→「顧客が要件をコロコロ変えないためにはどうすればいいか?」

といったように、愚痴や不平不満を言いたくなったら「自分の力で解決するにはどうすればいいか?」と考えてみるのです。
そうすることで、ただの不満だったものが自分の問題に置き換わり、解決のためのアクションを考える方へ思考がシフトします

前者「部下が指示を聞いてくれない」の例であれば、「指示を聞いてもらうためにはどうすればいいか?」と考えることで、「指示の仕方が悪いのではないか?」「自分が信頼されてないのではないか?」と我が身を振り返るきっかけになるでしょう。

後者の「顧客が要件を二転三転させてくる」の例であれば「顧客が要件をコロコロ変えないためにはどうすればいいか?」と考えることで「顧客の真のニーズに沿った提案ができていないから要件がコロコロ変わってしまうのではないか?」という発想に至って解決のためのアクションが思い浮かんだりするかもしれません。

「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があるように、周囲の立ち振る舞いの中にこそ自分が抱える問題が隠れているものです。
これからは、不満や愚痴を言いたくなったら自分事として考えるよう意識してみましょう。

日々の成長も問題発見から

成長

以上、問題発見力を鍛えるために重要なポイントを3つ紹介してきました。

問題発見力の重要性は理解しつつも、会社員であれば上から言われた業務を遂行するのが一番大事だから、自ら問題発見をする必要はないと思った方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、他人から与えられた仕事であっても、

「上司はこうやれって言ったけど、もっといいやり方はないだろうか?」
「どうすればこの仕事を必要最小限の時間で終わらせることができるだろうか?」

といったように自分なりに考えて問題を発見することはできます。
逆に自分で問題を発見する意識がないと、日々の業務が仕事というよりただのオペレーション(作業)になってしまいます

ただのオペレーションを繰り返すだけではやりがいも感じられないでしょうし、仕事を通して成長することも難しいのではないでしょうか。
自身の市場価値を高め、変化の激しい時代を生き抜いていくために、ぜひ普段の仕事から「問題発見」を意識してみてください

問題発見力についてより深く学びたい人は、ぜひ今回の記事の参考書籍『問題発見力を鍛える』をお読みになってみてください。

それでは今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!

はまじんがー

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業界最大手大規模システムのアーキテクトに携わっています。趣味は読書、映画、野球観戦、広島育ちのカープファン。好きな音楽はAcid Black Cherry、...

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