【絶対NG】実は非効率な勉強法 3選

非効率
勉強

あなたの勉強法、実は非効率?

こんにちは、ライターのはまじんがーです。

今回は、「多くの人がやりがちだけど、実は非効率な勉強法」というテーマで話をしていきます。

学生・社会人問わず、知識を新しく得たり、スキルを身につけたりするために「勉強」に力を注いでいる方は多いと思います。
貴重な時間を割いて勉強するわけですから、効率的に学びたい、非効率な勉強はしたくないと誰しも考えることでしょう。

しかしながら、効果的だと思われていた勉強法が実は非効率だったことが、最新の認知心理学の研究で明らかになっています。

あなたは、今まで下記のような勉強法をしてきたことはありませんか?

・テキストに線を引き、頭に入るまで何度も読む
・短期集中で1つのことを反復練習する
・できるだけ楽に学べるよう工夫する

上記3つの勉強法、実は全て “非効率”です

今回の記事では、これらの勉強法がなぜ非効率なのか、効率的に勉強するにはどうすればいいのかについて解説していきます。
参考にしたのは、認知心理学の知見から効果的な勉強法を解き明かした一冊『使える脳の鍛え方』です。

「日々の学びを血肉にして、確実に成長していきたい」
「非効率な勉強法で時間を浪費したくない」

とお考えの方は、ぜひ続きをお読みになってみてください。

非効率な勉強法1. テキストを何度も読む

テキスト

最初に取り上げるのは「テキストを何度も読む」勉強法です。
これが非効率な理由は、テキストを読み返しても記憶に定着しないからです。

認知心理学の研究によって、「記憶とは想起すること」と明らかになりました。
つまり、知識は思い出すことによって定着します
テキストの復習では「想起(思い出す)」が行われないため、記憶に定着しないというわけです。

では効率的な勉強法は何かというと、テストを行うことです。

テストは「学習の習熟度を測る手段」として用いられるのが一般的だと思います。
しかし、テストは「学んだことを記憶から引き出す学習ツール」として使うことで大きな効果を発揮するのです。
(テストによる学習効果を「テスト効果」と読んだりします)

試験勉強なら・・・知識を記憶してから問題を解くのではなく、問題を解きながら記憶していく
仕事なら・・・スキル・ノウハウを憶えてから実践に移すのではなく、実践しながら憶えていく

私も以前は、読書などで新しい知識を得ただけで学んだ気分になっていました。
しかしある時、何度も読んで完璧に理解したと思っていたことを実践してみると、全くできなかったのです。
その経験から、実践せずに理解に到達することはないんだと気づきました。

それ以降は「どうしたら自分の行動に落とし込めるか」を意識しながらスキルやノウハウを学ぶようになりました。
実際の行動にも少しずつ変化が起きているので、日々成長を実感できています。

「アウトプットは最大のインプット」と言われる所以もここにあります。
効率的な学びのために、「記憶から引き出す」「実践する」ことを常に意識していきましょう。

非効率な勉強法2. 短期集中で1つのことを反復練習する

繰り返す

続いて取り上げるのは、「短期集中による反復練習」です。
1つのことを完璧にできるようになるまで集中して練習する「集中練習」は、効果が目に見えて表れるので一見効率的に見えます。

しかし、この「集中練習」も実は非効率です。
非効率な理由は、「集中練習」によって学んだことはすぐ忘れてしまうからです。

集中練習の代わりに有効とされている練習は、以下の3つです。

・間隔練習(間隔をあけて学ぶ)
・交互練習(複数の科目や技術を交互に学ぶ)
・多様練習(種類の異なる練習を組み合わせる)

「間隔練習」が有効な理由は、時間の間隔を空けて思い出すことで記憶が強固になるからです。

「交互練習」「多様練習」については、知識・技術が身についていない状態で別の学習を取り入れるため、一見非効率に感じられるかもしれません。

ですが、「交互練習」と「多様練習」には

・解決すべき課題の種類の見極めを必要とする
・適切な解決策を選ぶ方法を学べる

といった特徴があります。
異なる種類の学習を同時に行うことで判別力が高まり、記憶の強化が行われるというわけです。

逆に、同じ種類の問題ばかりを繰り返す「集中練習」では、問題の種類とそれに適した解法を判別する力が身につきません。
例えば数学で単元ごとに特定の種類の問題だけを解き続けていても、試験で多種多様な問題が出題されたら、どの解法を使えばいいか分からなくなってしまいます。

多くの人は、学習の効果をすぐ実感できる「集中練習」をつい取り入れがちです。
しかし、その効果は実践の場では何の役にも立たない “まやかし” であることに注意しましょう。

非効率な勉強法3. 楽に学べるよう工夫する

楽をする

非効率な勉強法の3つ目が、「楽に学べるよう工夫する」ことです。
なるべく困難を伴わない勉強法をとる、といった方が分かりやすいかもしれません。

前項「非効率な勉強法2」で紹介した「集中練習」も、困難を伴わない勉強法の一つです。
一つのことを集中して勉強すれば、その知識・技術を記憶から引き出すのが次第に容易になっていくからです。

では、なぜ困難を伴わない勉強法が非効率なのでしょうか。
それは、知識・技術を思い出すのが簡単であるほど、記憶を定着させる想起練習の効果が少なくなるからです。

「知識は思い出すことによって定着する」と「非効率な勉強法1」の項で解説しましたが、思い出すのが簡単だと学習効果は薄いというわけです。

逆に言うと、記憶の中から思い出したり、技術を使ったりする時に困難を伴うほど、学習効果は高くなります。

以下に、困難を伴うことで学習効果が高まる事例を紹介します。

・文章の文字がぼやけていたり読みづらいフォントが使われている方が、読者は内容をよく憶えている
・講義が教科書の順番通りに行われるのと、少し順番が違う場合とでは、後者の方がよく憶えている
・選択式のテストより記述式のテストの方が学習効果が高い

中には意外に思われるものもあるかもしれませんね。
ぜひ、今後の勉強法を考える際に参考にしてみてください。

ただ、学習に困難を取り入れる際には、困難なら何でもいいわけではないことに注意してください。

学習における望ましい困難とは、学習者が努力すれば乗り越えられるものであることが条件です。
学習者が努力できる範囲を明らかに超えた過剰な困難を与えてしまうと、学習どころではなくなってしまいます。

例えば、
・小学生の野球少年にプロ野球選手の150kmのボールを打たせる
・幼稚園児に大学受験の問題を解かせる
といったことをやらせても、何の学習にも成長にもならないことは想像に難くないと思います。

「学習には困難が必要」を過大解釈してしまうと、前時代的な軍隊式教育を良しとしてしまいかねません。
教育・指導に携わる方々はくれぐれもお気をつけください。

失敗を恐れないことが重要

失敗を恐れない

ここまで、3つの非効率な学習法を紹介した上で「効率的な学習法とは何か」を説明してきました。

本記事の最後に、学習における重要な心構えを紹介したいと思います。
それは、失敗を恐れないことです。

・テキストを読み返すばかりで問題を解こうとしない(インプットばかりで行動しない)
・「集中学習」によって目に見える結果をすぐに得ようとする
・なるべく困難を避けて学習しようとする

今回の記事で紹介した、上記3つの非効率な勉強法をしてしまう人の根底にあるのは、「失敗したくない」心理なのではないでしょうか。

「テストを受けて悪い点数だったらどうしよう・・・」
「行動してうまくいかなかったらどうしよう・・・」
「失敗したくないから、難しいことはやらない」

こうした考えは、効率的な勉強法を取り入れる際には障害となってしまいます。

新しい知識を身につけるには間違えることが不可欠であると認知心理学研究で明らかになっています。
失敗が不可欠なのは、失敗からしか学べない、うまくいくことといかないことの違いがあるからです。

トマス・エジソンは失敗を「成功の母」と呼び、

「失敗はしていない。うまくいかない方法を一万通り見つけただけだ」

スティーブ・ジョブズは、アップル・コンピュータから解雇された時のことについて、

「そのときにはわからなかったけど、アップルを解雇されたのはぼくの人生に起きた最高のことだった。成功しなきゃならないという重圧から解放され、すべてが不確かな初心に戻ると、気持ちが軽くなった。おかげで、人生でいちばんクリエイティブな時期を迎えることができた」

と語っています。

人は失敗によって最大の学びを得られるのです。
学習効果を最大化するために、困難を歓迎し失敗から学ぶ姿勢で、日々の学習に取り組んでいきましょう。

認知心理学の知見を活かした効果的な学習法についてもっと学びたい方は、今回参考にした書籍『使える脳の鍛え方』をぜひ手に取ってみてください。

それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただきありがとうございました!

はまじんがー

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業界最大手大規模システムのアーキテクトに携わっています。趣味は読書、映画、野球観戦、広島育ちのカープファン。好きな音楽はAcid Black Cherry、...

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