面白い企画を生み出す3つの重要ポイント【仕事・プライベートで使えます】

私たちの身の回りは”企画”であふれている
こんにちは、ライターのはまじんがーです!
今回のテーマは「面白い企画の作り方」です。
“企画”というと、会社の企画会議みたいなものをイメージする方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、以下に示すようなものも全て”企画”と考えることができます。
・Twitter、FacebookなどSNSで情報発信する
・知人同士でイベントを開催する
・仕事で問題解決のアイデアを出す
つまり、面白い企画を作れるようになれば、
・魅力的なコンテンツを作って影響力を高められる
・面白いイベントを開催して、周りの人を楽しませることができる
・仕事で創造性を発揮して、大きな成果を挙げられる
といったことが可能になるというわけです。
特に昨今、AI化が声高に叫ばれています。
AI時代では、AIに生み出せない価値を創出することが、市場価値を高めるカギになります。
そして、「面白い企画を作る」ことはAIには決してできないことです。
そこで今回の記事では、書籍『企画は、ひと言。』を参考に、「ウケるアイデアや企画を生み出す秘訣」を紹介していきます。
著者の石田章洋さんは、『世界ふしぎ発見!』などの有名番組で企画・構成を担当した放送作家です。
<目次>
1. 企画を実現するコツ
2. ウケるアイデアのつくり方
3. アイデアを「ひと言」にまとめる方法
「1. 企画を実現するコツ」では、「その企画、やってみよう!」と言ってもらえる企画の条件について、
「2. ウケるアイデアのつくり方」では、企画のアイデアの考え方について、
「3. アイデアを「ひと言」にまとめる方法」では、思いついたアイデアを伝える手順について、
それぞれ解説していきます。
「魅力的なコンテンツを作って、自分の影響力を高めていきたい!」
「面白いイベントを開催して、多くの人を喜ばせたい!」
「仕事で独創的なアイデアを出して、突出した成果を出したい!」
このような想いのある方は、ぜひ続きをお読みになってみてください。
それではいきましょう!
1. 企画を実現するコツ
参考にした書籍『企画は、ひと言。』のタイトルにもある通り、企画を実現するコツは「ひと言」で見える企画を作ることです。
「ひと言」で表現した企画とは、例えば以下のようなものです。
・トヨタのプリウス「地球に優しいエコカー」
・AKB48「会いに行けるアイドル」
「キャッチコピーのようなもの?」
と思われた方がいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、キャッチコピーとは明確に異なります。
以下の例をご覧ください。
【西武百貨店の例】
・キャッチコピー「おいしい生活」
・企画のひと言「モノを売るデパートから生活の提案をするデパートへ」
キャッチコピーを見ただけでは、その企画や商品がどんなものか、どんな人のためのものか、といったことがイメージできません。
キャッチコピーは、一般消費者を惹き付けるためのもの。
企画のひと言は、企画会議などで「その企画、やってみよう!」と言ってもらうためのものです。
そのため、ひと言には企画の内容や関わる人をイメージできることが重要となります。
多くの人に「やってみよう!」と言ってもらえる”強い” ひと言に備わっている「5つのS」を以下に掲載しておきます。
ぜひ、「ひと言」を考えるときの参考にしてみてください。
1.「Short」
短い言葉でまとめる( 話すなら10秒以下、文字なら30文字以内が目安)
2.「Simple」
この企画の売りはコレだ!と言い切れる「シンプルな軸」がある
3.「Sharp」
インパクトのある、鋭いひと言である
4.「See」
頭のスクリーンに映像を浮かべられるくらい「見える」企画である
5.「Share」
企画に携わる各々の領域の役割をイメージできる「シェア」力がある
2. ウケるアイデアのつくり方
ウケるアイデアとは、ひと言で言うと「ベタに新しさをプラスしたもの」です。
「ベタ」と「新しさ」はどちらか一方のみでは企画と認めてもらえません。
ベタすぎるものは「それ他でもやってるよね」と言われてしまいます。
新しすぎるものは、前例がないため上手くいくかどうかイメージができません。
だから、「ベタ」と「新しさ」を兼ね備えることが重要なのです。
「ベタに新しさをプラス」する方法としては、以下が考えられます。
・過去にヒットしたものに「時代性」を加えてみる
・他業界・業種でウケている「面白い要素」を取り入れる
・過去のヒット作に「時代性」を加えた例
テレビ業界に「素人恋愛バラエティ10年周期の法則」というのがあるそうです。
その法則に則り、『プロポーズ大作戦』『ねるとん紅鯨団』『あいのり』など、似た企画でありながらも、その都度時代性を反映した番組が作られてきました。
・他業界の「面白い要素」を取り入れた例
テレビ番組『ぐるぐるナインティナイン』の「ゴチになります!」というコーナーは多くの方がご存知と思います。
このコーナーが始まる1年前に、『おごってジャンケン隊』という、有名人がおすすめの店で対談したあとでジャンケンを行い、負け残った一人が飲食代すべてを支払うというマンガが連載されていたと言います。
このように、売れている商品や人気企画は「ベタに新しさをプラス」したものという共通点があるのです。
3. アイデアを「ひと言」にまとめる方法
ウケるアイデアを思いついたら、それを伝えるために「ひと言」にまとめる必要があります。
ひと言にまとめる手順は、以下の通りです。
STEP1. 「なにを・どうする」に当てはめる
STEP2. 無駄な言葉をすべて削る
STEP3. アイデアを検証する
STEP1で「なにを・どうする」に当てはめる雛形は「3つのC」です。
3つのCとは、以下になります。
・Compare(たとえる)
【例:iPod「ポケットに入る大容量のデジタル音楽プレーヤー」】
・Can(~できる)
【例:任天堂Wii「家族で遊ぶことができる新しいゲーム」】
・Change(~に変える)
【例:旭山動物園「形態展示から行動展示へ」】
STEP2の「無駄な言葉を削る」が必要なのは、より”強い”ひと言にするためです。
無駄な言葉が入っていると、”強い”ひと言の条件「5つのS」のうち「Short」「Sharp」の要素が欠けてしまうのです。
STEP3でアイデアを検証する観点は、「実現性と新しさのバランスがとれているか」です。
新しさを追求するあまり、実現性が疎かにならないよう注意しましょう。
「作り手」の視点を持つ
以上、企画の作り方について述べてきました。
まとめると、以下の通りです。
1. 企画を実現するコツ:「ひと言」で表すこと
2. ウケるアイデアの作り方:ベタに新しさをプラスすること
3. アイデアをひと言にまとめる方法:「なにを・どうする」に当てはめる
ぜひ、仕事で企画を考える時やSNS等の発信内容を考える時、イベントを開催する時などに参考にしてみてください。
また、自分の身の回りにあるコンテンツを”企画”という視点で見てみるのも非常にオススメです。
「このテレビ番組は、誰のどんなニーズに応えたものだろう?」
「この商品、自分ならどんな「ひと言」で表現するだろう?」
「この書籍、”ベタ”なテーマだけど、どんな”新しさ”がプラスされているだろう?」
このように、常に「作り手」の視点で考えることで「面白い企画」を作る力も向上していきます。
ぜひ習慣に取り入れてみてください。
企画の作り方について深く学びたい方は、今回参考にした書籍『企画は、ひと言。』をお読みになってみてくださいね。
それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!
この記事へのコメントはありません。