若者に急増の顎関節症を防ぐため知っておきたいその病状と対処法

健康

顎関節症の急増原因はスマートフォンの長時間使用

こんにちはyuyaです。

あなたは顎関節症をご存じですか?

「あごが痛む」
「口が開かない」
「あごを動かすと音がする」

こうした症状が特徴的なのが顎関節症です。

もともと20〜30代に多く見られる若年層に多い病気で、
男性よりも女性に症状が出やすいといわれています。

専門機関の調査によれば、年間75万件もの発症例が確認されているというのです。
総患者数は年代平均およそ5%の増加率となっています。

これまでは

・歯ぎしり
・食いしばり
・歯並び
・ストレス
・外傷

といった要素が原因とされてきましたが、新たな要因が患者数を増やしているというのです。
それはスマートフォン。

専門家の間で、「スマートフォンの長時間使用」が影響しているとの指摘があります。

画面を見るときに下を向く動作で歯をしっかり閉じてしまい、自然と食いしばる状態が継続します。
その結果、あごの筋肉が必要以上に疲労と回復を繰り返して鍛えられ、噛む力が強くなり、あごへの負担を増加させているのです。

口内の状態は「安静空隙(あんせいくうげき)」が最適といわれています。
これは上下の歯が2mmほど空いた状態で口を閉じることをいいますが、食いしばりの状態はこの安静空隙を崩してしまうのです。

スマートフォンは現代社会で避けることのできないツールですから、日頃から顎関節症のリスクを念頭に置いて使用するようにしましょう。
もちろん要因はスマートフォンだけではありません。

何気ない会話や普段の食事も、満足にできなくなってしまうことは避けたいですよね。
顎関節症を予防・緩和するには、暮らしの中で病気を意識することが求められます。

顎関節症が引き起こす症状

顎関節症における最大の問題点は、この病気が軽視されていることです。
「あごが痛むくらいで」と放っておいてしまう例も少なくありません。
確かに症状は治らないものではありませんし、日常生活への支障も限られています。

ですが、

軽視していることにより病気が長期化し、
症状が進行してしまうことが多いのです。
また初期症状にも気付きにくいといわれています。

顎関節症の引き起こす症状には

・あごが思い通りに動かない
・食べ物を噛みにくい
・動かすと不快な音がする
・口を開くと痛みがある

といったものから、

・肩こり腰痛
・腕や手指のしびれ
・偏頭痛
・鼻腔や聴覚の違和感
・目の充血

というように、体全体への影響も見られています。
しかも、

重症の場合はあごの機能が破壊されてしまうこともある

といいますから、異変を感じた時点で医師の診察を受けることをおすすめします。
若いからと自然治癒を待っていては、手遅れになる可能性もあるのです。

今すぐできる顎関節症に効果的なケア方法5選

顎関節症に効果的な、今すぐにできる予防法や症状緩和の方法をご紹介します。

1:安静空隙を意識する

前述の通り、上下の歯が「触れていない」ことが望ましい状態です。
歯が接触した状態では常に力が入り、あごの疲労につながります。
力を抜いて、空間を作ることを意識しましょう。

2:あごの筋肉をマッサージする

後頭部から頬にかけて撫でるようにマッサージしましょう。
一日数回、10回1セットで行うと効果的です。
また頬に空気を入れて膨らませると、筋肉の緊張をほぐすことができます。

3:あごに負担のかかる癖を直す

寝るときにうつ伏せになったり、よく頬杖をついている人は注意が必要です。
長時間こうした姿勢でいることは、あごへの負担を増加させてしまいます。
歯ぎしりや片方の歯でばかり食べ物を噛むことも顎関節症につながりますから、気をつけてみましょう。

4:食べ物を小さく切る

すでに顎関節症の兆候が見られる場合は、食べ物を小さくカットして食べましょう。
無理に口を開けようとせず、なるべくあごを動かさなくて済む食事を心がけます。
また、小さくても硬く、歯ごたえのあるものは避けましょう。

5:指の力であごを開く訓練をする

親指を上の前歯に、人差し指を下の前歯にあて、少しずつ指の力であごを開きます。
開口訓練といわれるもので、こちらも一日数回、10回1セットで行うと効果的です。
痛みがあるときは無理に行わず、顎関節の動きを滑らかにするイメージで行いましょう。

若いうちからケアをして将来の自分に投資しよう

若年層によく見られる顎関節症ですが、実は年代をまたぐように、高齢者にも多い病気です。
若いうちは自然治癒力も高く放っておいても治ってしまうことが多いですが、高齢者となるとそうもいきません。

私自身もつらい症状を無理をして努力をすることが良いと、どこか勘違いしていたなと実感しています。

若い頃の無理がたたってから後悔しても遅いですから、ご紹介した顎関節症だけでなく、
今からできる身体のケアはなるべく行っていきましょう。
良い生活習慣を積み上げれば、健康的で病気とは無縁の生活も夢ではないといいます。

あなたも自分自身の身体や症状と向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。
そのきっかけに本稿がなれば幸いです。

出典:
公益社団法人日本口腔外科学会
NHK:実践!顎関節症の初期治療となるセルフケアの方法
顎関節症治療の指針 2018

yuya

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複数メディアでの記事執筆やYouTuberの原稿作成など、掛け持ちライターをしています。本職は流通業界。ピアノ・ギターが趣味。気になったこと・役立ちそうなこ...

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