【佰食屋】書籍『売上を、減らそう。』働きすぎない生き方

どうも働きすぎない生き方を目指しているフルザワです。
今回は【佰食屋】を経営している中村朱美さんの書籍『売上を、減らそう。』について紹介します。(→書籍『売上を、減らそう。』はこちらから)
仕事は人生の一部であり、人生の幸福度は仕事の対価を得るだけではないと言えます。
皆さん働きすぎていませんか?
・夜遅くまでのサービス残業
・休日まで使ってやる在宅業務
・有給の取りずらい緊迫した職場
・体調を無視した無理しての出勤
世界中でコロナが蔓延し、在宅ワークやリモートワークなどへ移行する会社も増えました。
現在では、本来必要のない業務について働き方の見直しがなされています。
本書では、これまでの業績至上主義からの開放をテーマに新しい働き方を実現した【佰食屋】の実態について述べられています。
目次
超ホワイト企業【佰食屋】とは?
売上を減らす3つのメリット
大手企業ができない経営体系
脱売上主義〜売上より顧客満足度〜
売上ではなく、「自分たちが働きたいと思える会社にしよう」と中村さんの生み出した経営を参考にし、新しい働き方について理解を深めてみましょう。
人生を充実させるのに本当に必要なモノはなんなのかを考えるきっかけになるはずです。
超ホワイト企業【佰食屋】とは?
中村朱美さんの経営する【佰食屋】とは、京都にある1日100食限定の食堂のことです。(→佰食屋のHPはこちらから)
超ホワイト企業たる所以は、お店の営業時間と仕組みにあります。
営業時間はお昼の3時間半で終わり、従業員も夕方には自宅に帰ることができるのです。
仕事とは人生を豊かにするものであるという中村さんの大切にしている考え方が、従業員のプライベートを充実させているというわけです。
また完全整理券制にする事で、ほぼキャンセルなく、フードロスもなくなるのです。
メニューは3つのみ(国産牛のステーキ・定食・ハンバーグ)を1000円(+税)で販売しているので、顧客に優しく、従業員にも優しい仕組みとなっています。
業績至上主義ではなく、短時間で決められた仕組みをこなす事で、従業員一人一人が人生の大事な時間を自由に使えるのです。
売上を減らす3つのメリット
売上を減らすことのメリットは大きく3つあります。(→中村朱美さんの本書紹介はこちらから)
売上を減らす3つのメリット
①早期退社(3時間半の営業時間)
②経費削減(仕入れは当日分のみ)
③簡単採用(誰でもできる仕事)
【佰食屋】では、やることが決まっているのでそれが終われば業務は終了です。
その為、土日の方が帰る時間が早くなる事もあり、従業員の仕事に対するモチベーションも高くなるのです。
従業員からは、「初めて子供とお風呂にはいれるようになった」「子供の送り迎えをできるようになった」などこの会社で働けて良かったという声が上がっています。
また、その日の分しか仕入れをしない為、お店には冷凍庫がなく、無駄な経費を削減できるのです。
そして、簡単な業務を仕組み化をしているので、誰でもできる仕事をこなせる人を採用しているのです。
スキルやアイディア力のある人材を求めているのではなく、淡々と仕事をこなせる人を受け入れていると言う訳です。
大手企業ができない経営体系
経営の仕組みこそ簡単に見えるものの、全てにおいて楽をしているという訳ではありません。
いくら限定100食とは言え、その味が確かでなければお店が人気店になることはありません。
【佰食屋】がなぜ有名になったかというと、その値段と味へのこだわりがあります。
大手飲食店の原価率30%の所、【佰食屋】は1食1000円(+税)の定食を国産牛を使用し、原価率50%で提供しているのです。
値段を安くし、本当に良いものを提供することで、大手にはできないスモールビジネスを展開しているのです。
本当に良いものはSNSで拡散されるこの時代だからこそできる、広告費のいらない持続可能なビジネスであると言えます。
また営業時間を短くすることで、顧客の満足する商品開発に注力できるのも魅力の一つです。
脱売上主義〜売上より顧客満足度〜
売上主義、多店舗展開をするのではなく、新しい働き方として、持続可能なスモールビジネスを展開したのが【佰食屋】でした。(→書籍『売上を、減らそう。』はこちらから)
これまでの固定観念である、業績至上主義を否定し、顧客と従業員に対して優しい独自の経営体系であります。
経済産業省認定の新ダイバーシティ経営企業100選にも選ばれ、正に今多くの人が求めている新しい働き方を提唱する企業であると言えます。(→佰食屋のHPはこちらから)
中村朱美さんの経営する【佰食屋】のように、人生の幸福度に着目し、自由に使える時間を増やせるように行動してみてはいかがでしょうか?
私は本書を通して、仕事に注力することだけが人生ではないなと改めて気付かされました。
私自身もプライベートの充実度を上げれるようになったと感じます。
コンテンツが溢れる現代において、幸福度を上げる新しい働き方とは、自由な時間を作ることにあるのではないかと思います。
固定観念に捉われず、自分なりの働き方を目指してみてはいかがでしょうか?
ではまた。
この記事へのコメントはありません。