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屈辱から歓喜へ!25年優勝なしのチームを3連覇に導いた意識改革とは?

赤の継承
生き方

屈辱と栄光の両極を味わった緒方元監督

こんにちは、ライターのはまじんがーです。

今回は、プロ野球広島カープ元監督の緒方孝市さんの著書『赤の継承』を紹介します。

緒方さんのことをよく知らない方のために彼の偉業を一言で説明するなら、「25年間リーグ優勝から遠ざかっていた広島カープを3年連続で優勝に導いた方」です。
まさに、広島の街およびカープファンに最大の歓喜をもたらした方と言えます。

そんな輝かしい功績を残した緒方さんですが、彼の監督としてのキャリアは屈辱の一年から始まりました。

監督に就任した最初の年、メジャーリーグから帰ってきた黒田博樹投手と当時の日本球界のエース前田健太投手という最強とも言える布陣を整えたにも関わらず、結果は4位。
落胆したファンから多くの批判を浴びました。

本書『赤の継承』は、そんな屈辱と栄光の両極を味わった緒方さんだからこそ語ることのできる教訓が詰まった一冊となっており、非常に学びになる内容が満載でした。

今回の記事では、その中で最も印象に残った部分を紹介します。

・ビジネスマンや学生、勉強や仕事など何かを一生懸命頑張っている人
・高い目標に向けて、日々邁進している人
・がんばっているのになかなか成果が出ず、憤りを感じている人

カープファンや野球ファンに限らず、このような方々にぜひ読んでいただきたいです。

それではいきましょう!

結果ではなく、プロセスに集中する

緒方孝市

今回の記事で、最もお伝えしたい概念はこちらです。

「結びに専念すれば、果が生まれ
 果に専念すれば、苦が生まれる」

緒方さんが知人のお寺の住職に教えてもらい、チームの指針とした言葉だそうです。

「結果」という熟語を構成する2つの漢字”結”と”果”にはそれぞれ別の意味があります。
“結”は行いそのものを表し、別の表現をするなら”プロセス”です。
“果”は最終的な物事の結果のことで、”成果”と言い換えることもできます。

つまり、自らの行いである”結”に専念すれば自ずと結果は付いてくるが、”果”(結果)のことばかり考えていると苦しみしか生まれない、ということ。
もっとわかりやすく言うと、「何かを欲したとき、真に集中すべきは結果よりもプロセス」ということです。

結果に執着した初年度、プロセスを重視した2年目以降

緒方孝市

緒方さん自身がそのことを肌で感じたのが、冒頭で触れた2015年の経験です。
監督初年度のこの年、周囲から優勝を期待され、緒方さん自身も「絶対に優勝する」と鼻息荒く意気込んでいました。

しかし、まさにそれが「”果”に専念している」状態だったのです。
「優勝したい」という気持ちだけが先走り、「どうしたら優勝できるのか?」という視点が圧倒的に欠けていたのです。
それもあって、この2015年は4位という悔しい結果に終わるシーズンとなりました。

その反省から、翌年の2016年は「優勝するためには何が必要なのか?」を徹底的に突き詰めて考え、優勝に至るまでのプロセスを詳細に具体化しました。
また個々の選手の役割も明確化したことで、試合の中で自分の仕事(”結び”)に集中できるようになったのです。

当時のことを振り返ると、選手のコメントで「目の前のやるべきことをやるだけです」といったような言葉が多かったような記憶があります。
それだけ彼らが”結び”に専念していたということでしょう。

この意識改革が功を奏し、広島カープは2016年から3年連続で優勝を果たしました。

コントロールできる領域に集中する

緒方孝市

この「結果ではなくプロセスに集中するのが大事」という考えは野球、スポーツなどに限らず仕事や勉強でも同じことが言えます。

結果というのは、仕事でいうなら売上や利益、勉強でいうならテストの点数などに該当します。
これらは、自分の管理下にはありません。

売上には市場の動向や景気など、個人の力ではどうしようもない要因が影響します。
テストの点数も、問題を作るのは自分以外の人間ですから自分の力で100%コントロールすることはできません。

ベストセラー書籍『7つの習慣』に取り上げられている、「影響の輪」と「関心の輪」という概念があります。
この概念は、自分が関心を持っていること(「関心の輪」の領域)と、実際に影響を及ぼせる範囲(「影響の輪」の領域)は明確に異なることを表現しています。
つまり、自分が影響を及ぼせることにフォーカスすることが重要ということです。

今回の内容に照らし合わせると、物事の結果というのは「関心の輪」の領域にあり、「影響の輪」の領域にはありません
だからこそ、「影響の輪」の領域にあるもの、つまりプロセス(=”結び”)に専念することが重要になります。

大きな成果を上げることを目指し、高い目標を持つことはもちろん大事です。
ただ、実際に仕事や勉強に取り組むときには意識のフォーカスポイントをプロセスに向け、目の前のやるべきことを淡々とやっていく姿勢が重要というわけです。

メンタルの安定にもつながる

緒方孝市

以上、広島カープの元監督緒方孝市さんの著書『赤の継承』より、「結果ではなくプロセスに専念する」ことの重要性を解説いたしました。

もちろん、たった一つ考え方を変えただけで全てが好転するほど物事は単純ではありません。
広島カープが3連覇を果たす過程には、多くの困難や血の滲むような努力があったことは間違いないでしょう。

ただ、意識を向けるポイントを変えるだけでメンタル面の安定感は大きく変わると私は考えています。
「結果ではなくプロセスに専念する」ことで、余計なことに振り回されなくなります。
すぐに結果が出なくとも、憤ることが少なくなります。

それによって、継続して”結び”を続けることができ、最終的な”結果”につながっていくのだと思います。
みなさんもぜひ、「結果ではなくプロセスに専念する」意識で目の前のことに取り組んでみてはいかがでしょうか。

それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!

はまじんがー

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業界最大手大規模システムのアーキテクトに携わっています。趣味は読書、映画、野球観戦、広島育ちのカープファン。好きな音楽はAcid Black Cherry、...

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