SDGsとは?持続可能な社会の実現のために個人にできることもご紹介!

SDGsについてどれくらい知っていますか?
こんにちは!
ライターのshimodaです。
突然ですが、あなたは「SDGs」について知っていますか?
世界的に注目されている取り組みであり、企業だけではなく個人にも浸透してきています。
しかし、SDGsという言葉は知っていても、具体的にどんなことなのか分からないという方が多いのではないでしょうか。
2020年12月には、ネオマーケティングと繊維専門商社の豊島が共同で実施した「SDGs達成のための個人での取り組み」をテーマにしたインターネットリサーチが行われています。
リサーチの結果、SDGsを知っているかという質問に対して、51.9%の人が「知っている」と回答しています。
(参考:SDGsの認知は51.9%と半数を超えるも、意識して行動する人は1割程度)
ただ、「内容を知っており、SDGsを意識して行動している」と回答したのは、どの年代でも1割程度にとどまりました。
(この調査は、20歳〜69歳の方々を対象に行われました)
そこで今回は、SDGsとは一体何なのか、個人でも取り組めることは具体的にどんな内容なのかということについてご紹介します。
「SDGsについてきちんと理解したい」
「個人でもできるSDGsの取り組みについて知りたい」
「普段の生活とSDGsがどう関わるのか知りたい」
このように考えている方は、ぜひ最後までお読みになってください。
ズバリ、SDGsとはこういうこと!
それでは、SDGsについて解説していきます。
まずはこちらの動画をご覧ください。
2分程度の長さですが、SDGsのことが大まかに分かる内容となっています。
(出典元:SDGsとは?【アニメでわかるSDGs】 SDGsジャーナル)
テンポの良い動画なので、あっという間に終わってしまったかと思います。
ここから丁寧に説明していきますね。
SDGsというのは「Sustainable Development Goals」の略です。
読み方は「エスディージーズ」。
日本語にすると、「持続可能な開発目標」となります。
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたものであり、国連に加盟している193カ国が2016年から2030年までの15年間で達成すべきゴールを表したものです。
17の目標と169のターゲットで構成されています。
17の目標を3つに分けてご紹介
先ほどの動画で一通り出てきたと思いますが、17の目標について大きく3つに分けて見ていきます。
まず、1〜6についてです。
この6つの目標を見てみると、貧困や飢餓、健康や教育、そして安全な水など発展途上国に対する支援の内容と言えます。
ただ実際には、日本の子供の6人から7人に1人が貧困と言われていたり、ジェンダー平等に関しても改善すべき点が多く、これらの目標は先進国である日本国内でも当てはまる内容と言えます。
次に、7〜12です。
この辺りは、エネルギーの話や働きがい、経済成長、まちづくりの話まで幅広く出てきます。
例えば、地震・台風・大雨など自然災害に多く直面している現状を考えると、日本も密接に関係する目標であり、達成に向けて対応していく必要があります。
実際、防災の取り組みとして、国連防災世界会議の開催が挙げられますが、この会議はこれまですべて日本で開催されています。
これは、9番目の目標「産業と技術革新の基盤をつくろう」や、11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」に繋がることです。
最後に、13〜17です。
気候変動の話や海の話、陸の話まで出てきており、発展途上国や先進国ということよりも、地球全体の規模として見ていく目標ですね。
これら17の目標について、それぞれに平均10個程度のターゲットが存在しており、目標をより具体的にした内容が設定されています。
全部で169個と膨大な数なのでここでは割愛しますが、より詳しく知りたいという方はこちらを確認してみてください。
個人でSDGsに貢献する方法とは?
ここからは、これまで説明してきたSDGsについて、個人で目標達成に貢献する方法についてお伝えしていきます。
様々な目標があるため、すべてを網羅しようとするのは大変ですので、2つほどピックアップしてみました。
それでは、見ていきましょう。
①買い物する時にエシカル消費を意識
買い物をよくするという方には、エシカル消費をおすすめします。
個人でもエシカル消費によってSDGsに貢献することができます。
エシカル消費とは、消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うことです。
具体例として次のようなことが挙げられます。
・環境への配慮として、エコ商品やリサイクル製品を購入する
・障がい者支援につながる商品を購入する
・ある地域を応援するために地産地消に関わったり、被災地産の商品を購入する
私たち消費者がこういった行動をすることで、環境や社会に配慮しSDGsの目標に合致した生産活動を生産者側に促すことができます。
このように、製品購入が持続可能な社会の実現を応援することになり、結果としてSDGsに貢献したことになるのです。
②日々のネット検索が植林に繋がる
多くの方が毎日のようにインターネット検索を行っていますが、あなたはどの検索エンジンを使っていますか?
検索することを「ググる」と言うくらいですから、大半はGoogleユーザーではないでしょうか。
さて、今回ご紹介したいのは「ECOSIA」です。
もし検索エンジンへのこだわりが無いようであれば、一度試してみてください。
ECOSIAはドイツで誕生し、Googleと同じような検索エンジンを提供しています。
個人情報もしっかり保護されているとのことですので安全に使用することができます。
ECOSIAは収入源である広告収入の80%を非営利団体WWF(世界自然保護基金)に寄付しています。
WWFは、世界中で植樹活動をしている非営利団体のため、ECOSIAでインターネット検索することが植樹に繋がるというわけです。
2019年12月時点で、アフリカを中心に7,700万本がすでに植樹されています。
これは、SDGsの15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」に該当します。
ECOSIAは、App Store及びGoogle Playでアプリがダウンロードできるので、スマホ1つで簡単にSDGsに貢献できる取り組みの1つなのです。
まとめ:SDGsの内容を理解し、できることから実践してみよう
いかがでしたでしょうか。
SDGsという言葉は聞いたことがあっても、詳しいことはなかなか知る機会も無いですよね。
内容をきちんと理解することで、知見が広がると共に、自分が普段行う何気ない行動も意義のあることに変化してきます。
今回ご紹介した取り組みで、自分でも意識してやってみようと思って頂けたのであれば、ぜひ実践してみてください。
「何となく聞いたことがあった」状態から、今回記事を読んだことにより「知っている」状態になりました。
次は「行動している」状態に進んでみてください。
国連のホームページでは、「持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド」ということも紹介されています。
身近で実践可能なことが沢山紹介されていますので、チェックして頂ければと思います。
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