先延ばしグセを直そう!あなたの行動を妨げる現在バイアスとの付き合い方をご紹介

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先延ばしはミスや失敗の誘発要因となっている

こんにちは、yuyaです。
あなたは今、どんなタスクを抱えていますか?
そして、それは期日までに間に合わせていますか?

とある日本の大学が実施した研究によれば、「先延ばしている課題ほど失敗に結びついた」との統計が得られたといいます。これはつまり、先延ばしにすればするほどその行動がミスを誘発する要因となるということ。

人間ですから誰しもミスや間違いを犯すものです。ですが、組織で働く以上はそうした行動は人材としての評価を下げる原因となってしまいます。そのような事態は避けていきたいですよね。

そこで今回は先延ばしグセを解消するコツをご紹介します。そのキーワードとなるのが「現在バイアス」です。この現在バイアスとうまく付き合うことで課題の解消や即断即決ができ、人材としても評価につながりますから、ぜひご覧ください。

現在バイアスによって私たちは物事から目を逸らし予定を先延ばす

さて、現在バイアスとはどのような意味なのでしょうか。これは「現状の満足を維持しようとする考えや行動」を意味するもの。行動経済学の用語です。簡単に言えば、「目先の快楽を追い求め、嫌なことから目を逸らす」ことを意味しています。

あなたにも、こんな経験がありませんか?

・夏休みの宿題を最終日に始める
・テストの前日はいつも徹夜
・毎年「今年は痩せる」と誓う

あくまで一例ですが、これは現在バイアスが働いている証です。現状の満足度を求めることは人間として何も間違った生き方ではありません。満足度は人生の幸福度に直結するともいいます。

問題は、「嫌なことから目を逸らす」こと。そもそも課題として降りかかるものは「簡単に済ませられないから」課題なのです。達成するには時間やお金が費やされることもあるでしょう。苦痛を伴う可能性もあります。満足度は一時的に下降してしまうかもしれません。だからこそ人は、現在バイアスによって物事を先延ばしにしてしまうのです。

そして、こうした苦痛や問題を避ける傾向が強い人は「大切な業務であっても」バイアスに負けて先延ばしにしてしまうといいます。あなたに他を圧倒するような天才的スキル・才能があるのであれば話は別ですが、組織に所属する以上はこうした先延ばしの癖は直してしまうほうが得策。むやみに評価を落とす原因は排除しておくべきでしょう。

では、現在バイアスとうまく付き合うためにはどうすべきなのでしょうか。そのためには「セルフコントロール」の概念が重要になってきます。

現在バイアスと戦うにはセルフコントロールが大切

現在バイアスについてこんな実験があります。

①今すぐに1万円を手にするか、1年後に1万5000円を手にするか
②1年後に1万円を手にするか、1年と1ヶ月後に1万5000円を手にするか

①の例では1万円を、②の例では1万5000円を手にすると答える人が多くなったといいます。利益を考えた場合①では今すぐに金銭的利益が出るのに対し、②では両者とも遠い未来の選択となります。

②では目先の利益よりも金銭的メリットの大きくなる時期まで「待つことを選んだ」ということです。待つことというのは一般的に苦痛を伴います。ですが、その先の利益を考えて1年と1ヶ月を耐え忍ぶということでしょう。

この考えを応用すれば、「目の前の嫌なことは未来の大きなメリットのため」であると考えられるようになります。

そしてもう一つ重要なのがこうした考えを持ち続けるための自制心。つまりセルフコントロールです。現在バイアスから抜け出すためには次のような理念と行動が求められます。

・自らの意志で行動を抑制する
・やる気やモチベーションを保つ
・感情に左右されない継続性を持つ

こうしたセルフコントロールを身につけるには、一般に「反復」が良いとされています。つまり、なんども同じことを繰り返して少しづつ習慣化するのが良いということです。バイアスによって促される行動は無意識のうちに行われています。だからこそ、行為や思考を無意識に繰り返す習慣化によってあなたの現在バイアスを書き換えてしまうのです。

習慣化は多数の書籍や大学による研究で、「2ヶ月」ほどを目安として次第に効果が表れてくるといいます。「習慣化することで生活サイクルが変わった」といった報告や経験談も上がっていますから、今すぐに自制心を身につけることは難しいかもしれませんが、これも未来のメリットのためと考えて行動に移してみてはいかがでしょうか。

先延ばしにしない習慣づくりは仕事にも人生にもメリットあり

現在バイアスを解消すると、課題の解消や即断即決ができるようになります。必ずしも早ければ良いということではありませんが、仕事の早い人にはチャンスが回ってきやすいのも事実。

若いうちは多様な価値観に触れておくことが良いとされています。様々な業務に参加できるということが人生において大きなメリットを持つということは、ご理解いただけるのではないでしょうか。苦労は買ってでもしろというのは、あながち間違いではありません。

ただし無理は禁物です。過度なストレスは健康被害の元になります。とにかくタスクを詰め込むのではなく、まずは一つひとつ先延ばしに「しない癖」をつけていきましょう。

出典:CINII
出典:J-STAGE

yuya

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複数メディアでの記事執筆やYouTuberの原稿作成など、掛け持ちライターをしています。本職は流通業界。ピアノ・ギターが趣味。気になったこと・役立ちそうなこ...

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