【1分でわかる】書籍『質問力』信頼を獲得するコミュニケーションとは?(要約・まとめ)

どうも自宅待機が続き、コミュニケーション不足のフルザワです。
あまりに人と会わないので、流石にマズいなと思い、改めて対人関係について調べてみました。
その中でも特に勉強になったと感じた、斎藤孝さんの書籍『質問力』について紹介します。(→書籍『質問力』はこちらから)
ー目次ー
1.相手を困らせる自分本位な質問
2.最短で好印象を与える良い質問
3.信頼を獲得する勉強と事前準備
4.最高の質問をするためには?
よく人間関係で大切なのは、共感することやリアクションとるなどの傾聴力だと言われています。
しかし、まずは相手が話したくなるようにコミュニケーションを取る必要があります。
そこでカギとなるのが『質問力』です。
本書では「傾聴力の上に質問力がある」と述べられています。
最後にその理由を紹介するので、ぜひ推測しながら本稿を最後まで読んでいただければと思います。
ビジネスシーン、友人関係、恋愛関係全てに共通するコミュニケーションを向上させるためにも質問力について抑えていきましょう。
1.相手を困らせる自分本位な質問
思うように会話が盛り上がらないなと感じた経験はないでしょうか?
それを相手との相性が合わないで片付けるのは非常に勿体ないです。
もしかすると、自分本位な質問で相手を困らせているかもしれません。
では、自分本位な質問とはなんでしょうか?
それは個人的すぎる質問や抽象的すぎる質問です。
例えば「どのぐらい貯金あるの?」や「最近どう?」などの質問です。
関係性が浅い状態で個人的な質問をするのも抵抗感がありますし、突拍子もない抽象的な質問は相手を困らせる場合があります。
まずは、相手との関係性が築けるような質問をするように意識しましょう。
次はそんな相手に好印象を与える良い質問について紹介します。
2.最短で好印象を与える良い質問
では、好感を持たれる良い質問とはなんでしょうか?
それは具体的かつ本質的な質問をすることです。
例えば、功績を残している人に対して「結果が出るまで、どうして継続できたのですか?」と聞くことや、転職をした人に対して「環境を変えて心境に変化はありましたか?」などを質問することです。
相手の話したいことやこだわりなど、その人だからこそ聞ける体験や感情の変化に関心を持ちましょう。
過去の経験が与えた影響やその時の心情を深く聞くことで、なかなか人に話せないことを話せる理解者として認識されるはずです。
それと同時に、相手に寄り添い共感すること、自分との共通点を見つけることでより信用を得る事ができます。
こうした相手からの信頼を獲得する良い質問をするには、その人の事を理解しておく必要があります。
とはいえ、すぐに相手を理解することは難しいです。
そこで、相手に会う前にできる準備について次の章で紹介していきます。
3.信頼を獲得する勉強と事前準備
相手と対峙する前にどんな人か調べられるのなら、事前準備をしておきましょう。
準備をしておけば、相手への質問は会う前に考えておくこともできます。
ほんの一手間が信頼を獲得する裏打ちをしてくれるのです。
なぜなら、相手の事前情報を元に興味関心に対するポイントを抑える事ができるからです。
特に専門としていることや過去の苦労、一生懸命取り組んでいることなど感情が大きく動いた経験は誰でも話したいものです。
自分がインタビュワーであるかのように勉強しておくことで、相手に寄り添い良い質問をする事ができるのです。
また仮説を立てながら質問する事で、焦らずに事前に展開を予測することもできます。
4.最高の質問をするためには?
相手とのコミュニケーションで質問が如何に大切かは分かりましたでしょうか?
「傾聴力の上に質問力がある」と考えれるのも賛同できる内容だったと思います。
ちなみに傾聴力が質問力の上にある理由は、質問が対話を成立させるものだからです。
対話をする上で相手の話を傾聴する力も大切ですが、話を聞くだけでは対話にはなりません。
対話を成立させ、相手との関係値を深めるには質問力が重要なのです。
相手に寄り添う事と事前準備をしておく事は、他の物事にも共通するほんの一手間です。
最高の質問をするためには、そのちょっとした心がけがカギとなるのです。
最後に私が本書の中で特に印象的だった箇所を紹介します。(→書籍『質問力』はこちらから)
それは「一本の映画を作るように相手のストーリーを引き出す」という事です。
偉人のストーリーが今日語り継がれているのは、質問力のある引き出し手がいたからだと言っても過言ではありません。
この一文から、どんな相手に対しても謙遜して対峙することが大切だと読み取れます。
歴史に残る偉人を生み出していくのは、私たちの質問力なのかもしれません。
ではまた。
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