「読書の時間がない」「行動に繋がらない」を解決!多忙でも飛び抜けて成長する読書法とは?

忙しい人ほど読書が重要
こんにちは、ライターのはまじんがーです!
今回のテーマは「少ない時間」で「確実に行動に繋げる」読書法です。
このサイトをご覧になっている方々には、自己研鑽のために読書に余念がない人も多いことと思います。
しかしながら、
「忙しくて読書をする時間がない」
「本を読むのが遅くて途中で挫折してしまう」
「読んだだけで満足してしまい、行動につながらない」
という悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような悩みを解決すべく、今回の記事は以下のような内容でお届けします。
<目次>
1. 読書時間捻出術
2. 短い時間で一冊を読み切るコツ
3. 読書の学びを確実に行動に繋げる方法
参考にしたのは、元マッキンゼーのコンサルタントである赤羽雄二さんの著書『Action Reading』。
超多忙なマッキンゼーで働きながら毎月10冊以上の読書を継続されていた赤羽さんだからこそ語ることのできる読書メソッドが詰まった1冊となっています。
仕事ができる人ほど、忙しい中でも時間をうまくコントロールして自分の成長につながる読書を行なっています。
あのビルゲイツも、毎日平均1時間の読書、年間50冊以上の本を読んでいるそうです。
むしろ日々の仕事に忙殺されてしまっている人ほど、そこから抜け出すために知識をつけたり思考力を向上させたりすることが重要と言えるのではないでしょうか。
「どんなに忙しくても、読書を通して確実に成長し続けていきたい!」
という方は、ぜひ続きをお読みになってみてください。
それではいきましょう!
1. 読書時間捻出術
最初に紹介するのは、忙しい日々の中で読書時間を捻出する方法です。
夜遅くまで仕事をして、帰宅したらクタクタ、読書をする気など起こらずそのまま就寝、翌朝ギリギリに起きて出社してまた夜遅くまで仕事、、、(以下繰返し)
多忙な日々を送っている人の過ごし方は、このような感じではないでしょうか。
そんな日々の中で、どうやって読書時間を捻出すればいいのか?
方法はただ1つ。
1日のスケジュールの中に最初から「読書をする時間」を確保してしまうことです。
人には、自分に与えられたリソース(時間・お金)を全て使い切るように無意識に行動するという性質があります(パーキンソンの法則と言います)。
仕事を終わらせるのがいつも納期ギリギリになってしまうのも、毎月給料日前に金欠に陥るのも、この法則が働いているためだと言われています。
つまり「時間ができたら」という心構えでは、ほぼ100%それが実行されることはありません。
「時間がなくなるように」無意識に行動してしまうのが、人の習性だからです。
だからこそ、無理矢理にでもスケジュールにねじ込み初めから時間を確保しておくことが重要なのです。
「時間がないから読書ができない」のではなく「時間がなくなるような過ごし方をしているから読書ができない」のだということを、肝に銘じておきましょう。
(ちなみに私は寝る前30分は必ず読書をすると決めた結果、疲労で寝落ちした日以外は読書を継続できています。よろしければ参考にしてみてください)
ただ仕事が忙しい以上、現実的に捻出できる時間はほんの僅かという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、次項ではその僅かな時間で効率よく読書を進めるコツについて紹介します。
2. 短い時間で読み切るコツ
短い時間で1冊を読み切るコツ、それはひと言でいうと「目的意識を明確にする」ことです。
目的意識とは、「なぜその本を手にとったのか?」ということ。
読書するのに時間がかかってしまう人は、全てのページを満遍なく読もうとする傾向があります。
著者もなるべく価値のある情報を届けたいと思って本を書いているので、満遍なく読みたくなるのもある意味自然なことです。
しかしながら、一度よく考えてみてください。
本に書いてある”全て”の情報が、”今の”あなたにとって必要ですか?
これは私の例になりますが、実を言うと今回参考にした書籍『Action Reading』の中身を私はほとんど読んでいません。
割合でいうと、おそらく全体の10%も読んでいないのではないかなと思います。
その理由は、私がこの本から得たかったのは「読書して学んだことを行動に繋げる方法」”だけ”だったからです。
他にも様々な情報がこの1冊には詰まっているのですが、少なくとも”今の”私にとってはそれほど優先して得るべき情報ではないと判断し、あえて読まない決断をしました。
また、満遍なく読んだからといってその全てを覚えておくことは現実的には不可能です。
むしろ注力すべきポイントがぼやけてしまい、読み終わって1秒も経てば全て忘却の彼方、みたいなことになりかねません。
せっかく時間をかけて読んだのに何も覚えてないのと、少ない時間で自分が得たい情報を確実に身につけるのとでは、どちらが良いかは言うまでもないですよね。
短い時間で本の内容を確実に身につけるためにも目的意識を持ち、その目的に沿う部分以外は読まないという覚悟を決めましょう。
3. 読書の学びを確実に行動に繋げる方法
時間を捻出し、限られた時間で無事1冊を読み終えたら、その後は学んだことを行動につなげる段階に入ります。
実際の行動に繋がらなければ、本を読んだ意味が皆無になると言っても過言ではありません。
それは読書に割いた時間が全て無駄になることを意味するわけですから、この段階が最も重要と言えます。
では、どうすれば読書後に行動に繋げられるのか。
その方法とは、「読んだ1冊をもとに、自分は何をどうするのか」を書き残すことです。
書籍の中ではこれを「チャレンジシート」と表現しています。
具体的には、「チャレンジシート」には4つの項目を書き出します。
それぞれ説明していきます。
(私が書籍『Action Reading』のチャレンジシートとして各項目に記載した内容を例として載せておきます)
①この本を読んだ目的、ねらい
文字通り、この本を読んだ目的、狙いを端的に書きます。
前項で述べた通り、目的を明確にすることによって「この本から何を得たいのか」がハッキリするので、色んな情報に目移りすることなく、今の自分にとって本当に必要な部分にフォーカスできるようになります。
(例:読書して学んだことを行動に繋げる方法を知りたかったから)
②読んでよかったこと、感じたこと
本を読んで良かったと思うことを飾らずに書きます。
読み終わってから時間が経つと、「これって何の本だったっけ?」「何が書いてあるんだっけ?」「何を学んだんだっけ?」ということになりがちですよね。
それらをすぐに思い出せるようにするために、書き残しておくのです。
(例:学びを行動につなげる方法を知ることができた、読書することの重要性を改めて認識することができた、等)
③この本を読んで、自分は今から何をするか
ここが肝になります。
本を読んで学んだことを行動につなげるため、「今から何をするか」を明確に言語化します。
これはある意味、「自分はこうする、こう変わる!」という宣言、コミットメントのようなものです。
実際の行動につながるよう、できるだけ具体的に書くようにしましょう。
(例:最低でも週に1枚チャレンジシートを書く)
④3ヶ月後には何をするか、どうなっていたいか
この本を読んで行動した結果、3ヶ月後には何をしたいか、どうなっていたいかを書きます。
この部分が成長に直結する重要な内容になります。
(例:12冊(3ヶ月=4週×3)分の学びを確実に行動につなげることで、「3ヶ月前より圧倒的に成長した」と胸を張って言えるようになる。)
以上がチャレンジシートに記載する内容となります。
チャレンジシートも書いて終わりになってしまってはいけませんので、定期的に振り返ることが重要です。
できれば週に1回程度、日時を決めて振り返ることを赤羽さんはオススメしています。
また、3月末や6月末、9月末、12月末など、4半期に一度「3.この本を読んで、自分は今から何をするか」「4.3ヶ月後には何をするか、どうなっていたいか」で記入したことに対して振り返り、評価をつけると自分の現状把握に役立ちます。
評価の付け方の例は、以下の通りです。
◎:非常に良くできた
○:ぎりぎり達成
△:あまりできていない、結果につながっていない
✕:全くできていない
評価をつけるようにすれば、自然と良い評価になるように行動しようという気持ちが湧いてくるものです。
読んだ本の内容を確実に実行に移したい方、読書に投じた時間を無駄にしたくない方は、ぜひ参考にしてみてください。
インターネットの情報収集に頼るのは危険?
以上、本記事では読書にまつわる悩みを解決するための方法を紹介してきました。
ざっと復習しておきましょう。
1. 読書時間捻出術:予め「読書する時間」を確保しておく
2. 短い時間で一冊を読み切るコツ:「なぜその本を読むのか?」を明確にする
3. 読書の学びを確実に行動に繋げる方法:「読んだあと何をするか」を書き残す
最後に読書の重要性の一側面として、情報収集の手段としてインターネットのみに依存するのは危険という話をします。
赤羽さんは、インターネットの情報収集では
・体系立てられた知識にならない
・物事の本質に迫るような深い知識が得られない
と述べています。
ネットの情報はその大半が「価値のある情報を届ける」ことよりも「より多くのアクセスを集める」ことに主眼が置かれています。
そのため、多くの情報が大衆の興味を引きやすいようなトレンドや、表面的な薄い情報に終始してしまっているのです。
だからこそ、自身の市場価値を高めるような深い見識を得るために、権威のある人が多くの手間と労力をかけて創り上げた書籍を読むことが重要というわけです。
もちろんインターネットにはインターネットの良さがありますので、書籍と上手く組み合わせて双方のメリットをうまく活かすことができれば、効果的な情報収集ができるようになるでしょう。
「読書」によって常に成長を続ける習慣を確立する上で、本記事の内容が参考になれば幸いです。
読書にまつわる知見やノウハウをもっと知りたいという方は、書籍『Action Reading』をぜひお読みになってみてくださいね。
それでは、今回の記事は以上です。
お読みいただき、ありがとうございました!
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