社外実績はキャリアアップにも有益!企業の社会貢献活動プロボノに参加してみませんか?

キャリア

こんにちはyuyaです。
あなたはプロボノという言葉をご存知でしょうか?

プロボノとは、仕事におけるスキル・知識を活かし専門の分野でボランティアを行う活動を指しています。その語源はラテン語から来ており、「Pro Bono Publico」(公共善のため)が由来。元来イギリス・アメリカなどに籍を置く法律職の人々が無報酬で行う事業を意味するものであったといわれていますが、今日では業種に限らず様々な産業で同様の活動が行われています。

今回はそんなプロボノについてご紹介。事業における社会的意義だけでなく参加することでもメリットがありますから、ぜひ最後までご覧ください。

プロボノは世界的に拡大する社会貢献の新たな形

ビジネスパーソンの間では2010年が日本におけるプロボノ元年であるといわれ、世界的にも急速に拡大を見せるプログラムであるといいます。

一般にボランティア活動は専門外の事業であっても参加・社会貢献ができるもの。一方プロボノは自らの専門性を活かしてより本業に近い形で社会貢献ができる魅力があります。高い次元での業務達成が見込め、継続性も高いのがポイントであるといい、日本でも多数の企業がプロボノを行っているようです。

企業側から見てもプロボノを行うことで異業種交流の機会となるほか、社内においても部門間を超えた社内ネットワークの形成につながるといった成果が報告されてきました。社外の多様な価値観を取り入れることは、主流となっているダイバーシティ&インクルージョンを始めとした人材の多様性・受容性を求める「誰もが尊重され活躍できる場」の創造が期待できます。そしてプロボノの成果は企業の宣伝材料ともなるでしょう。

働き手からみても本業の延長でボランティア活動に参加し、社外で様々な知見を得られます。スキルアップ・キャリアアップはもちろんのこと、新たな働きの場を見つけることができるかもしれません。一企業に所属しながら他社の事業に深く参加でき、自身の業種を活かしたサポートや事業展開が行えるのが魅力です。

「自社ではプロボノなんてしていない・・・」という方でもご安心ください。実は個人でもプロボノ事業に参加できるサービスが増加してきました。スキルを活かし他社の課題解決に挑むスポットディスカッションや社外インターンシップなどが、企業に所属したままに参画できます。サービスの紹介は省きますが、社外実績をキャリア展望において重視する方は、プロボノ参加について検討してみると良いでしょう。

企業が行なうプロボノの事例3選

企業におけるプロボノにはどんな事例があるのでしょうか。厳選して3つご紹介します。

トヨタ自動車

日本を代表する自動車メーカーのトヨタ。2020年は950万台を売り上げ、5年ぶりとなる世界販売台数首位に返り咲いたことでも話題となりました。そんなトヨタですが、プロボノ活動を研修制度として導入しています。

「自動運転など新規事業に関わる若手の技術者を派遣し、外部で経験を積ませることで視野を広げ、社会の課題やニーズに敏感に反応できる人材を育てたい」との声明を出しているようです。※1

文化の異なる中小企業での研修を技術者に体験させることで、技術だけでは乗り越えられないコミュニケーションの強化社外・社会課題への関心を促進できるといいます。従来から「内向き」「会話が通じない」と批判されてきた技術者陣の意識改革の促進を狙っているようです。専門性の高い技術者を多く抱える企業であるからこそ、技術を活かす社会的なニーズを広く捉える力をつけるため、社外での研修を強化しています。

NEC

2020年は国内サーバーの出荷台数1位を記録したNEC。個人向けPCを利用されている方も多いでしょう。ITゼネコンとして行政サービスや人工衛星事業、海底ケーブルの敷設など様々業務を行っています。そんなNEC、実は国内企業初のプロボノを行った事業者です。

現在は「NPOや社会起業家の抱える課題解決に役立てるプログラム」としての活動がメインであるようです。「社会変革の現場へ参画し社会感度を高め、社会課題を起点とした新たなサービスやソリューションを創出する」ことが目標であるとのこと。※2

話題となったのは「日本の原風景を次の100年も残す」を理念に掲げたシェアビレッジプロジェクト。年貢と呼ばれる年会費を納めて誰でも希望する「村民」になることのできるサービスです。「維持費」や「住む人がいない」ことによる全国の古民家解体に歯止めをかけるため、NECではオンラインコミュニティでの支援体制を構築しました。こうした社会課題を解決するビジネススキルをNECのプロボノでは提供しています。

マイクロソフト

1985年のWindows登場から、PC用のオペレーティングシステム事業者として不動の地位を築いてきたマイクロソフト。もはや恩恵に預かっていない人は皆無であるといっても過言ではないでしょう。すでに行政から個人の生活までをITでサポートしている重要な存在です。

中でも日本マイクロソフトでは、「社員のグローバルなビジネス経験や IT スキルを活かした活動」を推進。ICT技術やプログラミング学習など、教育に注力しています。※3

子どもたちへの手厚い支援を行っており、公教育のプログラミング教育を推進するNPO「みんなのコード」の支援や、子ども向けプログラミング体験イベント「Hour of Code」ではマイクロソフト社員が直々に子どもたちへプログラミング教育を実施しました。社員の高い技術をグループ社内だけでなく後継の若者に伝えていくように、企業として地域社会への貢献を理念に掲げて活動を行っています。

プロボノに参加する3つのメリット

社会貢献をするならボランティアでもいいじゃないか、と考える方もいるでしょう。この章ではプロボノに参加して得られるメリットについてご紹介します。

1:スキル・キャリアアップにつながる

プロボノでは本業で培ったスキルや技術を存分に発揮することが求められます。ボランティアでは用意されたマニュアルに沿って受動的に作業するケースも多いですが、プロボノでは自らが事業を進めていく主体性を感じながら参加することができます。

こうした経験を通して、自らの業務の成果を間近に見ることができ、またスキルのレベルを客観的に把握することが可能になります。自身の現在地を知ることで、キャリアマップを描き直すこともできるでしょう。

2:仕事につながる人脈づくりが可能

ボランティアに参加すると多くの人々と出会い、意見を交換しながら業務に当たるため、信頼しあえる仲間が作れたという方もいるようです。もちろんプロボノでも事業を通して人脈づくりが可能ですが、明確な違いは本業に関連するという点でしょう。

例えば、将来独立・起業を考えている場合などは取引先に顔を売っておくことも必要です。同業界に生き残ることを考えているとすれば、現時点から顧客を獲得しておく手回しが必要でしょう。営業活動や情報収集において人脈の多さは有利になります。

3:本業以外の現状が見えてくる

プロボノで関わる人々は本業種以外の事業者であることも少なくありません。そうした職種の現場を知ることで、自社では知ることのできなかった他社の持つ産業構造や業務システムについて深く理解することができます。

本業で有用な点は応用して取り入れても良いでしょう。他社を参考に業務を改善することは珍しくありません。また他業種においても自身の活躍が見込めれば、兼業が主流になりつつある現代においてパラレルワークなどの選択肢が広がります。

プロボノで社外実績を積みながら更に評価される人材へ

プロボノについてご紹介しました。1980年代ごろ法律職のみで行われていた慈善活動は広く普及し、今では多くの産業で社会貢献が行われています。世界的に見ても30カ国以上50団体で「グローバル・プロボノネットワーク」に加盟しており社会的意義が拡大していますから、知識として蓄えておくだけでも非常に有用です。もし実際に参加する機会のある方は貢献を通して自らの成長も実感できるでしょう。

プロボノに参加すればどのような社会的ニーズがあるのかを把握することが可能であるといいます。組織に所属して仕事をする場合でも、個人で仕事を獲得する場合でも、ニーズを満たすことは最重要課題です。意図や真意を汲み取る力を社会貢献を通して手に入れれば、より評価される人材へと成長できるでしょう。プロボノについて気になる方は引き続き調べてみてはいかがでしょうか。

出典:
※1トヨタ自動車
※2NEC
※3マイクロソフト

 

yuya

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複数メディアでの記事執筆やYouTuberの原稿作成など、掛け持ちライターをしています。本職は流通業界。ピアノ・ギターが趣味。気になったこと・役立ちそうなこ...

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