若者でもリスクあり!熱中症を予防するための6つの方法

はじめに
みなさん、こんにちは!じゆです。
最近、気温が上がり夏日が続いていますね。
暑い日が続くと注意しなければいけないのが熱中症です。
熱中症は、子どもや高齢者がかかりやすいイメージがありますが、若者でも熱中症になる可能性はあります。
今回は、熱中症についてお話していきます。
若者にも熱中症による死亡事故はある

年齢階級別性別熱中症累積件数(1968~2015年) 引用:大塚製薬
前述にもありますが、熱中症は子どもや高齢者がかかりやすいイメージを持っている方は多いと思います。
実際に、年低階級別に熱中症累積件数を見てみると、0~4歳、80歳前後が熱中症発症する件数が多いことがわかります。
そして、男性は女性と比べると熱中症を発症する件数が多く、50~60代にも熱中症発症のピークがあります。
上のグラフをみたときに、20~30代の若者の熱中症はほかの年代と比べると少ないのですが、若者でも熱中症による死亡事故は少なくありません。事例を2つ挙げてみました。
事例1
住宅工事現場で働く20代の従業員が、体調不良を訴えた後に急に走り出し、100mほど先で転倒した。そのまま意識消失し、救急搬送されたが4日後に死亡。当日の気温は27.5度と夏日であった。
事例2
午前8時半ごろから駐車場工事にあたっていた10代の従業員が、午後5時半ごろに転倒し、舌がもつれて意識消失した。病院へ救急搬送されたが、約1か月半後に死亡した。
若者でも重症化する可能性は大いにあります。そのため、若者も熱中症に注意する必要があるのです。
熱中症とは
暑くなると、よくテレビやニュースなどで熱中症といわれていますが、そもそも熱中症とは何でしょうか?
熱中症とは、熱によって起こるからだの不調のことをいいます。
暑さにより体温調節機能が乱れたり、体内の水分量や塩分量のバランスが崩れたりすると発症しやすくなります。
熱中症を引き起こす条件として、気温や湿度が高い、日差しが強いといった環境条件のほかに、体調不良や脱水状態などのからだの条件、激しい運動や長時間の屋外作業などの行動の条件があります。
特に、梅雨明けや初夏など気温が急に上昇するときは、体が暑さに慣れておらず熱中症のリスクが高まるので注意が必要です。
熱中症の症状
熱中症といっても、症状の重さ別にI~III度まであります。上の事例にあるように、若者でも重症化するリスクはあるので、症状が重くなる前に応急処置をすることが重要となります。
I度: その場の応急処置で対応できる程度の軽い症状 |
たちくらみ、めまい、筋肉痛 |
II度: 病院への搬送が必要な中等症 |
頭痛、気分不快、嘔吐 |
III度: 入院や集中的な治療が必要となる重症 |
意識障害、けいれん 手足の障害、高体温 |
熱中症にならないための6つの方法
それでは、熱中症にならないためにどのようなことに気をつけると良いでしょうか。熱中症にならないための方法を6つお伝えしていきます。
こまめに水分補給
暑い日は、自然と汗を多くかくものです。無意識のうちに体内の水分が失われていくので、喉が乾いたと感じる前にこまめに水分補給することが大切です。
水分といってもコーヒーやお茶などは、カフェインを含んでおり利尿作用があるため、逆に水分が排出されてしまいます。そのため、これらの飲み物は避け、お水を飲むことをおすすめします。
また、発汗によりミネラルやビタミンも失われるため、ミネラルも補給する必要があります。そのための飲み物としてスポーツ飲料がありますが、これは糖分を多く含むため飲みすぎると糖分の過剰摂取になってしまいます。
運動時など汗を多くかくときはスポーツ飲料、普段はお水を飲むなど、シーンに応じて飲み物を分けると良いでしょう。
できるだけ暑さを避ける
体温の上昇を抑えるために、できるだけ暑さを避けることも大切です。
外出する際は、帽子をかぶったり日傘をさしたりして日差しを避けましょう。また、屋内では冷房や扇風機で室温、室温を調整し、直射日光を遮るためにブラインドなどを使うこともおすすめです。
暑さに備える
できるだけ暑さを避けたとしても、外に出たり日差しが強いとやはり暑いですよね。
そのようなときに備えて、からだを暑さに慣らしておくことも大切です。ウォーキングなど適度な運動で汗をかく習慣を身に付けておくと、暑さに負けないからだにしていくことができるでしょう。
十分な睡眠をとる
寝不足であると、脳の働きが悪くなり、体温調節機能もうまく働かなくなってしまいます。そのため、睡眠をしっかりとりましょう。
ただ暑いと眠れず、寝不足になりがちです。部屋の温度や湿度を調節して睡眠環境を良くすると良いでしょう。
しっかり朝食をとる
朝食を摂ることで、朝から水分・塩分の補給になり、汗をかきやすくなります。
汗をかきやすくなると、体温を下げてくれるため、熱中症のリスクを下げることができます。
風邪などの体調不良に注意する
体調を崩し、熱が上がったり、下痢や嘔吐といった症状が出ると、体内の水分が失われてしまい、熱中症のリスクを高めます。そのため、体調管理には十分気を付けましょう。
また、お酒を多く飲むと、体内でアルコール分解するために水分を消費したり、利尿作用で尿量が増え、飲酒した翌日は脱水状態となります。夏の暑い日に飲むビールは美味しいといわれていますが、飲みすぎには注意しましょう。
おわりに
日本の平均気温は、さまざまな変動を繰り返しながら上昇しています。特に1990年以降は、高温となる年が頻出し、ており、夏になると気温が35度超えることは当たり前になってきているように思います。
そして、新型コロナウイルスでマスクを外せない日々が続きます。マスクをしていると熱がこもりやすく熱中症のリスクも高まります。
熱中症にならないために今回お伝えした方法を実践していきましょう。
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