もしかして嫌われてる?!部下や後輩と信頼関係を築くためのポイントとは

少子化社会で優秀な人材を逃さぬために
こんにちは、yuyaです。
あなたは働き始めて何年経ちますか?
20代であったとしても高校卒業と同時に働いている場合などは、10年近いキャリアがあることも少なくありませんよね。最近「部下や後輩ができた」という方も少なくないのではないでしょうか。組織としてもリソースが増えるの喜ばしいこと。
御存知の通り日本は深刻な少子化で、次世代の働き手が減り続けている現状があります。せっかく入社してきた新人と上手くコミュニケーションが取れなかったことで「優秀な人材が辞めてしまった」なんてことは避けたいですよね。
少子化で母数が少ない分、代わりを探すのも一苦労です。
そこで今回は書籍「部下を元気にする上司の話し方」を元に、部下や後輩とのコミュニケーショにおけるポイントをご紹介します。著者は桑野麻衣氏。年間200本の研修・セミナーを行い、学生から経営者、新入社員からリーダー職まで幅広い層に向けたコミュニケーション術を広めています。「まだ部下や後輩だなんて自分には早い」という方も、将来に向けて早いうちから理解しておくとよいでしょう。
実は、離職理由のトップは人間関係だといわれています。それだけ職場の人間関係は働き方へダイレクトに影響するのです。あなたも本書を参考に部下や後輩と有効な関係を築きながら、共に成果を上げていきましょう。
どんな相手でも伝わる!話し方における3つのポイント
コミュニケーションが得意な方は、相手の性別・年齢・性格に関わらず楽しい会話を繰り広げることができます。しかし、誰しもそのようなスキルを持っているわけではありません。
それでも、「少なくとも仕事中くらいは上手く意思疎通できたら。」そうは思いませんか?ここでは、本書で紹介されている「どんな人でも伝わる話し方」から、すぐに実践しやすいポイントを3つご紹介します。
1:褒めるも叱るも二の次
上に立つ者として厳しく叱ったり、関係が壊れるのを恐れて過剰に褒めたり、そうしたコミュニケーションの経験はありませんか?本書によれば、それらの代表的な部下・後輩への接し方は「最優先すべきではない」といいます。
なぜなら、コミュニケーションにおいて相手が求めているのは「自分に関心を持ってもらうこと」だからです。まずは個人に対してどのような性格・特質があるのかをしっかりと知ろうとする姿勢がベースにあってこそ、褒める・叱るという行為が活きてくるでしょう。
2:親しみやすさは立場によって異なる
上の立場の人間が思う「親しみやすさ」は、ときに「馴れ馴れしさ」として相手に映る可能性があるのです。本書では注意点として以下の項目をあげています。
・バカにしたような発言
・自己中心的
・適切な距離感が取れない
当てはまると感じた場合は、すでに馴れ馴れしいと思われているかもしれません。総じて「人の心に土足で踏み入る」ような印象を持たれてしまうようです。こうした評価を受けないためにも、感じの良さ・受け容れる姿勢を意識するようにしましょう。
3:部下や後輩に愚痴をこぼさない
話を聞いてくれるからと仕事や会社もしくは私生活の愚痴を延々と喋り続けてはいませんか?実はその行為、あなた自身の尊厳を貶めてしまっているかもしれません。相手の立場に立って考えてみましょう。
社内の内情を聞かされても答えようがなく、誰かの陰口を聞かされればその人に対してうがった目で見てしまい、終いには「自分も知らぬところで何か言われているんじゃないか」と疑心暗鬼になってしまいます。本音で接することが怖くなってしまうのです。
一方で、部下や後輩が悩んでいる場合は弱い面を見せるのも一つの方法です。しかし普段から愚痴だらけではあなたに話しかけたくなくなってしまうでしょう。一体どうすればよいのでしょうか。次項ではあなたに「話しかけやすい環境づくり」についてご紹介します。
話し上手は聴き上手!あなたと会話したくなる3つのポイント
いかに相手のことを思いやり心を込めて指導をしていても、一方的・自己中心的に話しているだけでは会話とはいえませんよね。コミュニケーションの原則は相互の意思疎通にあります。
ですから「聴き上手」、つまり相手から話したくなるような環境づくりも目指しましょう。ここでも、すぐに実践しやすいポイントを3つご紹介します。
1:WhyからHowへ転換する
部下や後輩がミスをしてしまったとき、あなたは「なぜそんなことをしたんだ!」と問い詰めていませんか?これでは相手が萎縮してしまい、謝ることが優先されてしまいます。本来優先すべきは「どうしたら問題が繰り返されないか」を考えること。
そのためには「この場合はどうしたら良かったと思う?」というように、相手に解決方法を委ね、自分で考えさせるのが得策です。常に「Why」と問うのではなく、「How」でどうやって解決すべきかを一緒に考えましょう。
2:部下や後輩に普段から質問する
「分からないことがあれば質問するように」「そんなことをいちいち聞くな」こうした矛盾が日本の職場環境にはびこっていますよね。どちらにしろミスは許されづらく、上司と部下の絶対的な上下関係がこの言葉に表されていると言っても過言ではありません。
あなたの会社にも「萎縮して質問しづらい」空気が流れていませんか?それを緩和するのが「上司・先輩から質問を投げかける」こと。分からないことは教えてほしいという姿勢を普段から見せておくことで、互いに質問がしやすくなるといいます。
3:上司や先輩こそメモを取るべき
あなたが新人の頃には、「メモを取りなさい」とよく言われたのではないでしょうか。それだけ「相手の発言を正確に受け取る」ことは重視されています。もう一度聞き返したり、忘れてしまうことの無いよう、心がけていたという方も多いはず。
立場が逆転しても、相手の意見を尊重する姿勢は欠かせません。立場が低い人の発言に対しメモを取らない姿勢は、相手の発言を軽く見ている証拠。スマホなど現代はすぐに記録できる媒体も豊富ですから、どんな相手であってもメモが大切です。
繰り返しになりますが、聴き上手として慕われるには自分が「いかに話したい相手であるか」が重要です。相手の意志を正確に、尊重して、立場の違いを超えた関係値を目指しましょう。
コミュニケーションで良い職場を創造しよう
今回は書籍「部下を元気にする上司の話し方」を元に、部下や後輩とのコミュニケーションのポイントをご紹介しました。この他にもご紹介できなかったポイントが本書では多数掲載されています。
近年はテレワークなどオンライン上でのやり取りも増えてきました。対面よりも一層心象が伝わりづらく、思ったように意思疎通ができないもどかしさを感じる方もいるでしょう。そんなときは本書を参考に、互いを尊重し合うコミュニケーションを試してみてください。
他のポイントも気になるという方は、リンクから書籍を読まれてみてはいかがでしょうか。
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