書籍『99.9%は幸せの素人』自分にとっての幸せとは?

はじめに
みなさん、こんにちは!じゆです。
前回、書籍『99.9%は幸せの素人』より、幸せになるためのお金の使い方についてお伝えしました。
今回は、本書の中から自分にとっての幸せとは何か、また幸福感の種類についてお伝えしていきます。
世間一般の幸せ≠自分の幸せ
突然ですが、自分にとっての幸せとは何でしょうか?
明確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。
私は”好きなことをして暮らしたい”という願望はありますが、それが幸せかといわれると”?”となってしまいます。
”お金持ちになる”
”結婚して子どもを産む”
”大きな家に住む”
こういった願望を持つ方は多いでしょう。
しかし、世間一般的に”幸せ”といわれているものでも、自分にとってはそうでないことはあります。
まずは、自分にとっての幸せをみつけてみましょう。
まずは”なりたくない自分”を考える
自分にとっての幸せを明確にする方法の1つに、”自分がなりたくない不幸な状態”を設定する方法があります。
なりたくない自分。例えば、
”常にイライラしている”
”家族との関係が悪い”
”稼ぎが少なく、選択肢や行動が制限されている”
など、このような状態になったら嫌だということを挙げていきます。
そして、この挙げた”なりたくない状態”を反転させてみましょう。
”常にイライラしている” → ”常に機嫌がよく笑顔でいる”
”家族との関係が悪い” → ”家族と関係が良好”
”稼ぎが少なく、選択肢や行動が制限されている” → ”稼ぎがあり、好きなことを自由に選択できる”
このように、”なりたくない自分”を反転させると、自分にとっての幸せを具体的に考えることができるのではないでしょうか。
他にも、1日の終わりに”今日は幸せだったか”を◎○×で振り返るカレンダー・マーキング法があります。
3週間ほど続けると、自分自身の傾向がわかり、新しい発見もあるのでおすすめです。
”長く続く”幸福感と”長く続かない”幸福感
幸福感といっても、長く続くものと長くは続かないものがあります。
例を表にしてみました。
”長く続く”うれしい | ”長く続かない”うれしい |
・職場の人や近所の人など、いい人に恵まれている |
・ずっとほしかった高級時計を買った ・給料が上がった ・仕事で昇格する |
お気づきでしょうか?
他人と比べなくても喜びを感じられるもの(非地位財という)だと、長続きする傾向があります。
一方で、他人と比較して優れていることに喜びを感じるもの(地位財という)では、うれしさは長続きしない傾向にあるのです。
つまり、非地位財では長く続く幸福感、地位財では長く続かない幸福感を得ることができるのです。
幸せになるための努力が継続できる仕組み
現状に満足せず貪欲に取り組んでいくために大切なことは、「自分が今、何を目指しているのか」「いまの自分にとっての幸せとは何か」を明確にすることです。
そのうえで、目指すもののなかに地位財、非地位財をうまく盛り込むことで、継続して行動することができます。
今すぐ行動を起こしたいときは”地位財”
”いい成績を残したい”
”高級外車がほしい”
”○○万円稼ぎたい”
このような地位財の目標は、短期的な行動力を生み出してくれます。
そのため、すぐに行動を起こしたいという方は、まずは地位財の目標を立ててみると良いでしょう。
継続的に頑張りたいときは”非地位財”
地位財を目標にして頑張っても長続きしません。
非地位財を得ていると幸福感は長く続くため、継続的に頑張ることができます。
ただ、非地位財ばかりを目標とし達成してしまうと、現状に満足してしまい新しいことに挑戦しない、行動的になれない傾向もあります。
そのため、その時々の状況や自分の幸せのかたちに応じて、目標としての地位財、非地位財を使い分けると良いでしょう。
おわりに
今回は、自分にとっての幸せとは何か、幸福感にも長く続くもの、続かないものがあり使い分けることで継続的に行動できるということをお伝えしました。
幸せというと漠然としていますが、そのかたちは人それぞれであり、それを明確にすることで継続して行動に移すことができます。
”自分が目指しているものがわからない”
”自分にとって何がいいのかわからない”
このように思う方は、今回お伝えした方法で、自分にとっての幸せを考えてみてはいかがでしょうか。
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