【伝え方】書籍『心に刺さる「物語」の力〜ストーリーテリングでビジネスを変える〜』(要約・まとめ)

どうもキングダムにハマっているフルザワです。
漫画やアニメ、映画にドラマと人が感動する作品が世の中には溢れていますが、そんな話を自らの経験談から話せたらどうでしょう?
・相手の興味を引くことができる
・あらゆる人の心を掴むことができる
・周りの人を動かすことができる
・仕事の場面で応用できるようになる
ビジネスシーンだけでなく、日常の人間関係や恋愛などにも役立てることができるでしょう。
そこで今回は、書籍『心に刺さる「物語」の力〜ストーリーテリングでビジネスを変える〜』を紹介していきます。(→Amazonリンクはこちらから)
ー目次ー
1.なぜ物語が大切なのか?
2.どうすれば話が伝わるのか?
3.心を掴む4種類のストーリー
4.物語は平凡な人生にも存在する
5.まとめ〜情報ではなく物語〜
本書のタイトルにもあるストーリーテリングとは、物語を語って人に印象付けることを言います。
その為、ビジネスや人間関係においても聞き手に忘れられない感動を与えることができるのです。
本稿を読んで頂ければ、人の心に刺さる物語の原理原則が分かり、自らの経験から人の心を掴む物語を作ることができるでしょう。
ではまず、なぜ物語が大切なのかを見ていきましょう。
1.なぜ物語が大切なのか?
結論から言うと、人は心を動かされて行動を変えるから物語が大切なのです。
人の心が動き、行動を変えるには3つのステップがあります。
①興味関心を持つ
②行動が変わる
③思い出すと高揚する
始めに心を動かされた話には興味関心を抱きます。
例えば、ジブリ作品に感動すれば他の作品にも興味を持つ様になるでしょう。
そして、他の作品も観るようになったり、好きなキャラクターのグッズを買う様に行動が変わるかもしれません。
その結果、その話を思い出したら高揚するように記憶が定着するでしょう。
これは一例ですが、人との会話の中で物語を駆使すれば人の行動を変えることも可能であることがわかります。
2.どうすれば話が伝わるのか?
では、どうすれば人に感動を与える話ができるのでしょうか?
実は記憶に定着する物語には3つの要素があるのです。
①平凡な主人公
②上手くいかない日常
③重要なシーンとキャラクター
物語には必ず核となる主人公の存在が必須ですが、誰もが共感できる様な平凡な人でなければなりません。
元々才能があって、苦難や葛藤もなく上手く行ってる様な主人公には共感ができないのです。
その為、主人公は普通の人である必要があり、なかなか上手くいかない日常が必要なのです。
そして、特に大切なシーンやきっかけとなる出来事、キャラクターの親しみやすい弱みや弱点を描くとより記憶に残る物語となります。
例えば、水に弱いアンパンマンや注射嫌いのドラゴンボールの孫悟空などは強いだけでなく弱みがあることで愛嬌が生まれるのです。
3.心を掴む4種類のストーリー
章題の通りストーリーには4種類あります。
それぞれを駆使して、聞き手に合わせたストーリーを話せる様になると物語の力をより効果的に使うことができます。
実際にビジネスシーンで活用できる様にそれぞれ説明していきます。
①商品ストーリー(情報より人物)
②創業者ストーリー(経緯やこだわり)
③目的ストーリー(なぜやるのか?)
④客物ストーリー(レビューやコメント)
①商品ストーリー(情報より人物)
商品を購入する時や自己紹介をする時、何を意識しているでしょうか?
商品の価格や産地でしょうか?
自分の身長や体重でしょうか?
人の興味を引くの情報ではなく、その人の物語です。
例えば、野菜を買う時に農家さんのポップがあると安心感があるはずです。
自己紹介であれば、情報よりも個性的な趣味や考え方の方が魅力的に感じるでしょう。
このように情報ではなく、その人の気持ちや個性などの方が人の興味を引くことができるのです。
②創業者ストーリー(経緯やこだわり)
人からの信頼を獲得したり、他との差別化を図るのであれば、経緯やこだわりを話せる様になっておきましょう。
何も会社の創業者だけに関わらず、今の仕事を選択した経緯やファッションに対するこだわりなど独自の考えを確立しておきましょう。
例えば、スティーブ・ジョブズのアップル創業の話は映画や本になっていますが、それらを知ったあとにアップル製品が欲しくなったことがありませんか?
なぜなら、そこには今日に至る経緯や商品に対するこだわりが存在するからです。
他にはない事実であるからこそ、商品の信頼に繋がり、他との差別化を図ることができるのです。
③目的ストーリー(なぜやるのか?)
身内や社内の指揮を上げるには、目的の明確化をしましょう。
子供に勉強を教えたり、組織の指揮を高めるには、なぜやるべきなのかをはっきりさせておく必要があります。
曖昧な目的や具体的なメリットがなければ人は動きません。
いくら将来性があるとは言え、不明確なものには具体的なイメージが付きにくいものです。
どんなに良いことがあるのかを具体的に想像して、実際に行動できる様に明確化しておきましょう。
④客物ストーリー(レビューやコメント)
飲食店やネットショッピングをする時に、食べログや商品レビューなどを参考にする方も多いと思います。
なぜなら利用者のリアルの声がわかるからです。
お店や商品の広告だけでは利用しにくい所を逆側の商品物語が付け加わることで、信憑性が増すのです。
人間関係においても、人伝いに「あの人は魅力的な人だよ。」「親切で頼り甲斐のある人だよ。」と言われると自分の抱いていた印象にプラスして好印象を抱くはずです。
この様に両者のストーリーがあると話に説得力が出てくるのです。
4.物語は平凡な人生にも存在する
物語の構成はわかりましたが「自分にはそんな語れる様な話なんてないです。」と思われる方が大半だと思います。
ですが、そんなことはありません。
誰しもに必ず人が感動する物語が存在するものです。
例えば、仕事一つでもいつもこなしていることは、他の人からしたら未知の世界なのです。
人に感動与える物語を見つける方法として、3つのポイントがあります。
①初めての経験
②FAQ(よくある質問)
③持論(強烈な経験・座右の銘)
初体験には人の興味関心が凝縮されています。
なぜなら、その人が経験した感動や他の人が経験できない出来事だからです。
初めての恋人、初めての転職、初めての海外旅行など人の興味を引く話題があるはずです。
更に初めての海外旅行がアフガニスタンであれば、多くの人が「なんで?」「どうして?」と質問するでしょう。
そんな時のために、FAQ(よくある質問)に対する答えを用意しておくのです。
そこで起きた強烈な経験やそこから学んだことはとてもインパクトのある物語として確立されるでしょう。
5.まとめ〜物語の組み立て方〜
物語の重要性や作り方はわかりましたか?(→書籍『心に刺さる「物語」の力』はこちらから)
日常でも簡単に使える様に物語の組み立て方をおさらいしていきましょう。
物語を作る方法として、【4.物語は平凡な人生にも存在する】で紹介した自らの経験を深堀することから始めましょう。
初体験や強烈な経験からよくある質問を考えたら、その物語は【3.心を掴む4種類のストーリー】で紹介したどのストーリーに当てはまるのかを選択します。
その後、【2.どうすれば話が伝わるのか?】で紹介した平凡な主人公として話すことができるように話を整理していきます。
自分の弱みや苦悩、葛藤の話を付け加えてもいいでしょう。
最後に特に重要なシーンで一番の感動を与えられる様な物語ができたら、あなただけのオリジナルストーリーの完成です。
物語の構成としては、日常→爆発→新日常のステップが大切であり、中でも日常で如何に共感して貰えるかが重要です。
ぜひこの物語の作り方を実践し、あらゆる人の心を掴むちょっとしたストーリーを話せるコミュニケーションマスターになって頂ければ幸いです。
ではまた。
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