賢く稼いで賢く消費!【消費者心理価格】がもたらす影響とは

キャリア

あなたも消費者心理に基づいて行動している

わたしたちは商品やサービスを選ぶとき、

・価値があるか
・機能が充実しているか
・価格が高いか安いか

といった項目を他のものと比較しているといいます。
あなたも商品を目の前にして悩んだりしませんか?

とりわけ「価格」については多くの企業が見えない努力をしています。ですが、マーケティングの世界では上記の項目を「相対的に判断できないように」していることが少なくありません。

例えば「必要のないものまで買ってしまった」経験がありませんか?この場合、セット販売での抱合せや期間限定割引などで商品を買わせる手法によって、「安いからお得」「今しか買えない」と本来不要なものまで手を出してしまっている可能性があります。「必要性」「操作された価格」によって判断できなくなってしまっているといえるでしょう。

価格設定により消費者がより多くの商品を手に取ってくれれば、企業はさらに大きな利益を出すことができるようになります。またその仕組みを知っている人材ならば、マーケターとして優れた価格戦略を導き出すこともできるでしょう。さらに企業の価格設定に惑わされず「必要なもの」を判断できるので、浪費を抑え、より賢い消費者として行動できるようになります。

そんな働き手・買い手として知っているだけでも役に立つ「消費者心理価格」について、今回は5つの価格設定方法をご紹介します。

そもそも価格はどうやって決まるのか

消費者心理についてお話する前に、まずは企業は価格をどのようなプロセスで決めているのか、代表的な例を2つご紹介します。

1:コストプラス法

コストプラス法は最も一般的な価格決定方法であり、原価に利益をプラスした金額を価格とするものです。

かかる費用に対し、商品を売って得たい利益をプラスするだけなので、シンプルな考え方ができる価格設定方法です。

2:市場価格追随法

すでに市場にある競合商品・サービスを基準に値段を決める方法です。市場に後から参入する場合、すでにある商品と差別化を図る必要があります。

差別化ができており利益が見込める場合は、すでにある商品よりも高く。競争が難しいと感じればすでにある商品よりも低くするのが通例です。

消費者心理を使った価格設定法5選

それでは、消費者心理を使用した価格設定方法についてご紹介していきます。

1:均一価格

均一価格とは「すべて同じ価格帯」に設定することです。100円均一ショップがその代表例でしょう。

消費者はお金を浪費することを避けるものです。予算内に収めたい消費者に対しかかる費用を分かりやすく伝えることで、予算ギリギリまでより多くの商品を手にとってもらう方法です。

2:名声価格

名声価格とは、高品質な商品・サービスを示すために価格を高く設定することです。プレミアム価格とも言われています。

消費者は買い物で損をしたくありません。ですからより良いものを手に入れようと品定めをするのですが、高価格というのはその手助けとなります。

高級ブランド品・貴金属・美術品などは代表例です。より高価なものが価値を持つと消費者に思わせるように、価格設定を行っています。

3:慣習価格

「自販機の飲み物は何円で売っていますか?」

この質問には多くの人が100円台で答えるでしょう。ある程度の価格帯設定が長い間蓄積されてきた市場では、それに沿って価格が設定されます。その由来からカスタマリープライスと呼ばれることも。

〜といえばこの値段。というような安心感を消費者に与えますが、この値段を変更するために商品を大きく差別化して主張する方法もあります。

4:端数価格

「19800円」

よく見る数字ではありませんか?均一価格では分かりやすさが重視されていましたが、どうしてこのような中途半端な価格を採用しているのでしょうか。

それは、キリのいい数字よりも印象に残るからです。しかも、「20000円」と「19800円」では、実際の差よりも大きく安いような印象を抱きやすいことがわかっています。

量り売りの商品などは、グラムあたりの価格が同じでも端数価格の方が売れるのだとか。

5:段階価格

飲み物を頼むとき、なんとなく「Mサイズ」にしてしまう。松竹梅から選ぶなら、なんとなく竹にしてしまう。そんな人は少なくありません。

低価格・中価格・高価格といった具合にランク付けされた商品を前にすると、消費者は真ん中を選びがちなのです。わたしたちは中間の価格を選択することで、「極端の回避」を行っているといいます。

売りたい商品があるときは、上下に価格帯を追加するだけでも売れ行きは変わってくるのだとか。

消費者心理価格を活用し賢く稼ぎ賢く消費しよう

今回は消費者心理価格についてご紹介しました。また、付随した内容として「行動経済学」というものがあります。人がなぜ行動を起こすのか気になるという方は、こちらの記事もご覧ください。

消費者心理を知ることで、売り手と買い手双方の価値観を持つことができます。仕事に応用したり節約に利用したりと、知っているだけでも多くのメリットがありますよね。

あなたも町中で価格表示を見たときは、どんな理由でそれが設定されているのか考えてみてはいかがでしょうか。

 

参照:
野村證券
Freewebhope
オクゴエ

yuya

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複数メディアでの記事執筆やYouTuberの原稿作成など、掛け持ちライターをしています。本職は流通業界。ピアノ・ギターが趣味。気になったこと・役立ちそうなこ...

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